遺品整理を業者に依頼した場合の費用について

遺品整理をする際、故人の遺品が少なければ遺族だけで行うことができますが、遺品が大量にある場合は莫大な時間と労力がかかり、遺族だけで行うことが難しくなってきます。その場合には、専門の業者に遺品整理を依頼し手伝ってもらうと良いのですが、業者に依頼をすると費用が必要となります。業者に依頼をするとどんな作業を行い、どのくらい費用が必要となるか気になる方もいらっしゃるかと思います。
今回は、遺品整理を業者に依頼した場合業者がどんなサービスを提供しているのか、また費用についてお話させて頂きます。

1.サービス内容

・遺品の整理、仕分けを行う

遺品は、故人が生前使用されていた大切なものです。遺族の方と一緒に遺品を一つ一つ丁寧に取り扱いながら、必要なものと不要なもの、また形見分けするものに分類をしていきます。
遺品整理業者が勝手に判断して処分するのではなく、きちんと遺族の方に確認しながら作業を進めていきます。
中には、遺品の中に探し物がある方もいらっしゃるので、そのような場合には仕分けをしながら探し物も見つけてもらいます

・リサイクル品を買取や無料引取する

業者の中には、不要品を全て処分するのでなく再利用できるものがあればできるかぎり再利用し、少しでも処分品を少なくするように努めているところもあります。
故人が大切に使用してきたものだからこそ、ただ処分をしてしまうより誰か使用する人がいれば使用してもらったほうが故人も遺族も嬉しいのではないでしょうか。
状態が良いものなどは、買取してもらうことも可能ですので、業者に依頼をする際には買取や無料引取をお願いすることをおすすめします。

・個人情報の処理を行う

故人が生前使用していた携帯電話やスマートフォン、パソコン、手帳などには個人情報が含まれているので、処分する際には気をつけなければいけません。
個人情報が含まれているものに関しては、遺族の方が処理するのも良いでしょう。
業者に依頼をする場合は、基本的にはデータを消去したりシュレッダーにかけて処分することが多いようです。
個人情報の対応については、業者により異なるのでもし心配な方は依頼をする前に処分方法を確認したり、ご自身で処分することをおすすめします。

・遺品整理後の簡単な清掃

遺品整理後に簡単な清掃を行います。
本格的な掃除を希望の場合は、ハウスクリーニングをしている業者に依頼をすると良いでしょう。
2.依頼した場合の費用の相場
遺品整理を依頼した際の費用は遺品の量や部屋の広さ、遺品整理に必要な時間とスタッフの人数、運搬費などにより異なります。
部屋の広さによる費用の見積りは、多くの遺品整理業者がホームページなどで提示しているので参考にされると良いかもしれません。

3.業者によりなぜ費用に差がでるのか?

・広告費の有無
遺品整理の注文や業者の宣伝のために広告を多く出し、その費用を遺品整理の原価にあてている場合は、他社よりも費用が高くなります。ホームページやメールマガジンであれば広告費は比較的安いのですが、新聞・雑誌・チラシなどでの広告は費用が高いので注意が必要です。

・リユース、リサイクルの独自ルートの有無

リユースやリサイクルの独自ルートを持っている業者は、遺品整理ででたものを引き渡して収入が得られるので、依頼者に安くサービスを提供することが可能です。
見積りの際に、リユースやリサイクルの活用の有無を確認してみるのも良いでしょう。

・廃棄物を処理する地域による違い

遺品を処分するには、業者が市区町村の施設(クリーンセンターなど)に持ち込みます。その際にかかる費用は、各市区町村により違うため処分する地域により料金の差がでます。

4.良い業者の探し方

遺品整理業者はたくさん存在し、その多くは良い会社なのですが中には悪徳業者がいます。
こちらでは、良い業者の見分け方をいくつかご紹介致します。

・不用品回収業者には依頼しない

遺品整理を行う際、遺品整理業者は故人や遺族の気持ちに寄り添いながら遺品を一つ一つ丁寧に取り扱いながら作業を行います。
しかし、不用品回収業者は遺品全てを不用品として見なし、部屋から不用品を運びだして回収するのが業務です。
そのため、大切な遺品を乱雑に扱われる可能性が高いです。
不用品回収業者は、低料金で回収を行ってくれるところはメリットですが遺品を乱雑に扱うところが多いのはデメリットといえるのではないでしょうか。
既に遺品整理を終えて、不用品のみの回収で多少乱雑に扱われても平気な方は不用品回収業者に、遺品の分別や丁寧に遺品を取り扱ってほしい方は遺品整理業者に依頼をされると良いでしょう。

・見積りやキャンセル料金が明確にされている

業者に依頼する際には、まず見積りをだしてもらいます。
見積り料金は無料なところが多いのですが、中には見積りをだした以上は契約をしないといけないような状況に話を進める業者がいるので注意が必要です。
また、業者によっては契約をした後のキャンセルは料金が発生するところもあるので、契約をする際には、キャンセルをするにはいつまでに連絡をしなければいけないのか事前に確認をしておきましょう。
ホームページなどで明確に表記されていたり、連絡をした際にきちんと説明してくれる業者であれば安心ですね。

・見積りは複数の業者に依頼する

見積りを依頼しなければ、どれくらいの費用がかかるのか正解な金額はわかりません。
しかし、見積りを依頼してもその業者が適正の金額かどうか判断するのは難しいでしょう。
判断をするには、少なくとも3社以上の見積りを依頼することをおすすめします。
複数の業者に依頼をすることで、金額の比較ができますしどの業者も同じような金額であればその金額が妥当だと判断することができます。

・料金が安すぎる業者には注意する

見積りを複数の業者に依頼をした際に、料金が安すぎる業者には気をつける必要があります。
料金を安く提示している業者の中には不法投棄をする業者がいます。廃棄物から氏名や住所が判明すれば、不法投棄した業者だけでなく所有していた本人にも連絡がきて、処罰の
対象になる場合があるので注意が必要です。

・遺品整理の方法を確認する

見積りを依頼する際には、どのような方法で遺品整理の作業に取りかかってくれるのか確認してみましょう。
良い業者はきちんと回答してくれますし、もし納得できる回答がもらえない場合はその業者はやめておいたほうが良いかもしれません。
まとめ
遺品整理を業者に依頼した場合の費用やサービス内容についていろいろお話させて頂きましたがいかがでしょうか?
遺品整理を遺族だけで行う場合には、莫大な時間と労力が必要となり、遺族にとっても負担がかかりやすいことが多いです。
そんな時には、業者に依頼をし遺品整理をお手伝いしてもらうと遺族の負担を少しでも減らすことができるでしょう。
上記にてご紹介した良い業者の探し方を参考に良い業者を見つけて、故人が生前大切にされていた遺品を丁寧に扱いながら、遺品整理を行って頂きたいと思います。
もし広島にお住まいの方で遺品整理でお困りの方がいらっしゃいましたら、ぜひあぐりにご相談ください。
あぐりは、お客様のニーズを第一に考え日々業務を行っております。
納得される料金・費用で受注させて頂くのはもちろん、作業も誠心誠意行うのでお客様からとても定評を頂いております。
他社からのお見積書をご提示頂ければ、確実に他社よりお安くお客様のご納得のお値段でお引き受け致します。
買い取りに関しても、相場の買い取り価格よりも確実に1円でもお高く買い取り回収させて頂きます。
多忙なお客様のご都合、ご希望に合わせて訪問・見積り・作業をさせて頂きます。
その他にも、生前整理、不要品の回収、特殊清掃、お引っ越しまで幅広い分野で活動させて頂いておりますので、お気軽にお問い合わせください。

遺品整理で出たゴミについて

みなさんは、遺品整理ででたゴミはどのように処分したら良いかご存知でしょうか?
家庭ゴミとしてそのまま処分すれば良いだろうと思う方もいらっしゃるかもしれませんが各自治体によって分別方法が異なるので注意が必要です。そのまま処分しても良いものもありますが、中には誤った分別方法によりゴミが回収されないこともあるので気をつけなければいけません。今回は遺品整理ででた廃棄物の処分の方法についてご紹介致します

1.遺品整理ででたゴミは何に該当するのか?

廃棄物の処理は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)により規制されています。
廃棄物は、一般廃棄物と産業廃棄物の2種類に大きく分類されます。
事業活動によりでたゴミの中で決められた20種類のことを産業廃棄物といい、それ以外のゴミのことを一般廃棄物といいます。
遺品整理の際にでたゴミは、一般の家庭から発生したゴミとなるため一般廃棄物となるので、基本的には日常のゴミと一緒に集積所に出すことが可能です。

2.遺品整理の際にでた多くのゴミを捨てるには?

遺品整理の際、少量のゴミであれば集積所などにだせば良いので簡単に捨てることができます。

しかし、あまりにも量が多い場合は一度に集積所にだすことは困難ですし、また分別するのも大変です。
そのような場合の対処方法をご紹介致します。

・普段通り家庭ゴミとして処分する

各自治体が決めたルールに従い、ゴミを出す曜日や時間帯などをきちんと守り処分してもらいます。
その場合は、燃えるゴミ(紙類、木製類、衣類、リサイクルできないものなど)・燃えないゴミ(アルミ、金属製品、ガラス製品など)・粗大ゴミ(布団、タンスなど大型のもの、家電など)・資源ゴミ(段ボール、古新聞、ペットボトル、空き缶など)に分別する必要があります。中にはさらに細かく分別しなければいけないところもあるようです。自治体によっては、決められたゴミ袋を使用しなければいけなかったり、ゴミ袋に名前を書かなければいけないところもあるので、自治体のルールをきちんと守らなければいけませんし、分別作業に多くの時間を費やすことがあるのはデメリットかもしれません。
ゴミが大量にでた場合は、近隣住民の方に迷惑をかけたり、自治体によっては大量のゴミを出すことができないところもあるので、こちらの方法での処分は向いていないかもしれません。

・自治体に回収をお願いする

分別は自分達で行えるが量が多すぎて捨てるのが困難な方やトラックなどがないため市の処理施設に持っていけない方などは、自治体にゴミの戸別収集を依頼するのが良いでしょう。
自治体により回収できるゴミの種類は異なり、家電リサイクル品などは回収してくれないことが多いので注意が必要です。また、家の中にあるゴミは回収してくれないので、事前に家の外に出しておかなければいけません。
詳しいことは自治体にあらかじめ確認しておいたほうが良いでしょう。
こちらの方法もごみを分別する作業に多くの時間が必要となります

・リサイクル可能なものがあれば再利用する

遺品の中には、リサイクルして再利用できるものもあります。
古い着物などはほどいて洋服に仕立て直したり、小物やバックにすることも可能です。
また所有していたもののずっと未使用のままだったり、ほとんど使用していないものは、誰か必要とする人にあげるのも良いでしょう。
まだ使用できるものは、リサイクルして再利用することにより処分する量を減らすことができます。

・売却できるものがあれば売却する

遺品の中に売却できるものがあれば売却するのも1つの手段といえるでしょう。
遺品整理を行う方が不要なものでも状態が良いものなどは売却できる可能性があります。
リサイクルショップやフリーマーケットなどに持っていったり、オークションに出品してみることをおすすめします。
こちらの方法は、売却できるものがあった場合はそれだけ処分する量が減りますが、売却できるかどうかは実際にお店に持っていき判断してもらう必要があったり、買取希望者がいないと取引が成立しない、お店に持っていく労力がかかる、保管する場所が必要になるところはデメリットといえるかもしれません。

・専門業者に依頼をする

不用品回収業者など専門の業者にゴミの回収を依頼すると負担を減らすことができます。
自治体にお願いして処分する場合と異なり、家の中からゴミの搬出や分類などをお願いできるので体力的に難しい方や、なるべく早く終わらせたい方にはおすすめです。
遺品整理ででたゴミは家庭系一般廃棄物に該当するため、廃棄するには一般廃棄物収集運搬業の許可が必要ですが、もし無許可の業者に依頼をすると山中などに不法投棄されたり、莫大な料金を請求される場合があります。
専門業者に依頼をする際には、きちんと許可を持っている業者かどうか確認することが大切です。

3.専門業者に依頼する際の注意点

・見積りは数社に依頼し、料金を比較する
料金に明確に決まりがないため、各業者により料金やサービスの内容が異なります。そのため、見積りを依頼する際には複数の業者に依頼をして料金を比較検討することをおすすめします。

・一般廃棄物収集運搬許可を受けているか確認する

ゴミを持ち帰る業者は一般廃棄物収集運搬許可を受けていなければ、ゴミの運搬は違法です。

・不法投棄に気を付ける

中には、不法投棄をする業者もいます。不法投棄は環境にも悪影響ですし、違法のため業者だけではなく、依頼者側も罪に問われる場合があります。

・悪徳業者に騙されないように注意する

業者の中には、高額な費用を請求してきたり、雑に作業を行う悪徳業者がいます。
良い業者を選ぶコツは、許可書や資格取得している専門業者・電話の対応や作業の説明が丁寧・無料で見積りをし、追加請求がない・口コミや実績を参考にする・料金が高すぎたり、安すぎる業者には注意するなどです。
まとめ
遺品整理ででたゴミの処分方法についていろいろとお話させて頂きましたがいかがでしたか?
処分するに際は気をつけなければいけないこともあるので、ただ家庭ゴミとして処分すれば良いと思っていた方は、驚いたかもしれません。
遺品整理は必要なものと不要なものの分別をしたり、不要なものの処分などやらなければいけないことがたくさんありますし、大変な時間と労力が必要です。
時間や体力に余裕がある方は、ご自身でゆっくり片付けることをおすすめしますし、そうでない方は専門の業者に依頼をするのも良いでしょう。
その際は、上記でご紹介した業者に依頼する際の注意点をご参照して頂き、故人が生前大切にしてきた遺品を丁寧に扱ってくれる業者を選び、遺品整理を行う方が安心してスムーズに遺品整理を行ってもらいたいものです。
もし広島にお住まいの方で遺品整理でお困りの方がいらっしゃいましたら、あぐりにご相談ください。
あぐりは、お客様のニーズを第一に考え日々業務を行っております。
納得される料金・費用で受注させて頂くのはもちろん、作業も誠心誠意行うのでお客様からとても定評を頂いております。
他社からのお見積書をご提示頂ければ、確実に他社よりお安くお客様のご納得のお値段でお引き受け致します。
買い取りに関しても、相場の買い取り価格よりも確実に1円でもお高く買い取り回収させて頂きます。
多忙なお客様のご都合、ご希望に合わせて訪問・見積り・作業をさせて頂きます。
その他にも、生前整理、不要品の回収、特殊清掃、お引っ越しまで幅広い分野で活動させて頂いておりますので、ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

遺品処分の考え方と処分方法について

遺品整理をする際に遺品の処分に戸惑ったり、罪悪感を感じられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
生前大切な故人が使用されてきたものだからこそ、遺族の方も思い出もありますしそれは当然なことだと思います。
しかし、いつまでも処分に躊躇しているとなかなか遺品整理は進みません。
今日は、遺品処分の考え方と処分方法についてお話させて頂きます。

1.遺品を処分をする際の考え方

・故人の想いと遺品は別物

遺品を処分すると故人が悲しむと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、故人の思い出は遺品ではなく、遺族の心の中に刻まれています。
遺品を処分しなければ、遺品にまみれて生活していかなければいけませんが、果たしてそれを故人は望んでいるのでしょうか?
必要なものだけを残してあとはどんどん処分していくほうがきっと故人も喜ばれることでしょう。

・形見分けを行う

家族や親族で形見分けをすることにより、罪悪感や戸惑いが少なくなることもあります。
大切なものは、家族や遺族で形見分けという形で共有し、形見分けで残ったものは処分していきましょう。

・遺品を供養する

遺品をゴミとして扱うことに戸惑いや罪悪感を持つ方は多いようです。
その場合は、使えなくなったものや本当に不要なものは除いた遺品をお寺や神社で供養してもらいましょう。
供養の多くはお焚き上げという形で行いますが、それ以外の形での供養も可能です。
供養という形を選択することにより、少し心が軽くなるのではないでしょうか。

2.遺品の処分方法

① リサイクルショップや業者に買取りを依頼する

製造からまだ数年以内の家電や家具、ブランド物の衣類やバック、本や古着などはリサイクルショップで買取り可能なものもあります。状態が良いものや、希少価値のあるものは高値で買い取ってくれることもあるので、依頼をしてみることをおすすめします。中には、出張買取りに来てくれる業者もいるので、依頼する物が多い方などは出張買取りをお願いするのも良いでしょう。
リサイクルショップで買取りの値段がつかなかったものでも、最近では利用者が増えているフリマアプリに出品すると、売れる場合があります。状態が良かったり、まだまだ使用できるものについては、フリマアプリを利用する方法もあります。

② 廃棄するものはゴミとして処分する

廃棄するものは、ゴミ集積所の指定の日に出したり、粗大ゴミの回収を依頼して処分します。廃棄する量が多い場合は、自分でゴミ処分場に持ち込むことも可能で、一度に片付けることができます。
多くの自治体では、ゴミの持ち込み処分が可能なので軽トラックや自家用車などにゴミを積み込みゴミ処分場まで運べばその場で引き取ってくれますが、別途費用が必要となることがあるので注意が必要です。また自治体によっては、持ち込みの受け入れを行っていないところもあるので、事前に確認する必要があります。

③ ゴミとして捨てられない不要品などは、個別に引き取ってもらう

リサイクル家電(エアコン、冷蔵庫、洗濯機など)や耐火金庫、消火器などは、自治体のゴミ収集で取り扱っていないことが多く、処分する際は個別で引き取りをお願いしてもらわなければなりません。リサイクル家電の場合はメーカーや購入店へ、耐火金庫や消火器は専門の事業者に引き取りをお願いするなどし処分をする際は気をつけましょう。

④ 不用品回収業者に依頼をする

不用品回収業者が行っている遺品整理サービスを利用すると、遺品を分類したり不用品の種類ごとに専門の業者に依頼をして処分をしなくても一度に全て処分してもらうことが可能です。
遺品の分別をするには、莫大な時間と労力が必要となってきますし、処分をする際も一度に処分することができないのでなかなか大変ですが、不用品回収業者に依頼をすることによりスムーズに処分を行ってもらうことができます。

※遺品整理で処分する際の注意点※

・遺書や遺言書があるか確認する

遺品整理で処分する前には、必ず遺書や遺言書の有無を確認しましょう。
遺書や遺言書には、生前の故人の意思などが記入されている場合が多いですし、中には遺品の処分方法や分配方法などが記入されていることもあります。
遺書や遺言書の内容には法的効力があるので故人の意思を無視して勝手に処分や相続などを行うことはできません。
遺品整理をする際には、必ず遺書や遺言書の有無と内容を確認して、有る場合には内容に沿って作業を行いましょう。

・個人情報の取り扱いに気をつける

遺品整理を行っていると、生前故人が使用していた携帯電話やスマートフォン、パソコンなどがでてきて、それらを処分しなければいけないことがあると思います。
携帯電話やスマートフォン、パソコンの中には個人情報が含まれている可能性が高いので安易に処分してはいけません。
まずはどのような情報が入っているか確認をして、重要なデータに関しては別の記録媒体に保存をして、きちんと情報を消去して処分するようにしましょう。

・悪徳業者に気をつける

遺品整理や遺品の処分を業者に依頼する際には、悪徳業者に騙されないように気をつける必要があります。
近年、悪徳業者に高額な金額を請求されたり遺品を粗末に扱われるなどのトラブルが増えてきています。
中には、大切な遺品を盗まれるというケースもあるので業者に依頼する際には注意が必要です。
業者に依頼する際のポイントは以前お話したことがあるので、そちらを参考にして頂けると幸いです。

〈遺品整理の供養について〉

生前、故人が愛用されていたものや故人の思い入れが強いものなどは、供養する場合があります。供養の方法は、お焚き上げをすることが多いようです。
お焚き上げには、お寺や神社で行ってもらう方法と自宅に僧侶や神主に来てもらい行う方法があります。
お焚き上げをすることで故人の思い入れのあるものをしっかり供養してあげることができるので、きっと故人も喜ぶのではないでしょうか。
まとめ
遺品処分の考え方と処分方法についてお話させて頂きましたがいかがでしょうか?
遺品整理をする際には、残しておくものと処分するものに分別し、そこから不用品の処分などをしていかなければならないので大変な時間と労力が必要ですし、遺品の分別をする際も何を残して何を処分するのか判断するのが難しくなかなかスムーズに進まないことも多いかと思います。
遺族の方がストレスに感じることなく、遺品整理をして頂けるように遺品の分別や処分方法に迷った際には上記の内容を参考にして頂けると幸いです。
一生のうちにそう何度も経験しないことですし、なにより大切な故人との思い出がたくさん詰まった遺品です。後になって、後悔することがないように故人のために遺品整理をして遺品を処分する際も正しい処分方法を選択して頂きたいです。
もし広島にお住まいの方で遺品整理でお困りの方がいらっしゃいましたら、ぜひあぐりにご相談ください。
あぐりは、お客様のニーズを第一に考え日々業務を行っております。
納得される料金・費用で受注させて頂くのはもちろん、作業も誠心誠意行うのでお客様からとても定評を頂いております。
他社からのお見積書をご提示頂ければ、確実に他社よりお安くお客様のご納得のお値段でお引き受け致します。
買い取りに関しても、相場の買い取り価格よりも確実に1円でもお高く買い取り回収させて頂きます。
多忙なお客様のご都合、ご希望に合わせて訪問・見積り・作業をさせて頂きます。
その他にも、生前整理、不要品の回収、特殊清掃、お引っ越しまで幅広い分野で活動させて頂いておりますので、お気軽にお問い合わせください。

終活カウンセラーとは

みなさんは、終活カウンセラーをご存知でしょうか?
終活について考えたことや調べたことががある方はご存知かもしれませんし、全くご存知ない方もいらっしゃるかもしれません。
今日は終活にも関わる終活カウンセラーについてお話させて頂きます。

1.終活カウンセラーとは

終活カウンセラーとは、終活カウンセラー協会が認定する民間認定資格を取得している人のことです。
終活についてのさまざまな悩みや疑問、相談事などに対してカウンセリングを行います。
いざ終活を始めようとしても、何から始めれば良いのか、どのように進めていけば良いのかなどいろいろ悩んでなかなか手がつけられない方もいらっしゃるかもしれません。
そんな時には、終活カウンセラーに相談して悩みを解決したり、アドバイスをもらうことで終活をスムーズに進めることができます

2.終活カウンセラーの仕事とは

終活カウンセラーとしての知識を用いて終活を行う人の悩みなどを解決する
終活カウンセラーは、遺言書の作成、保険、葬儀、お墓など終活に関する知識を豊富に得ています。その知識や経験などを生かして、終活を行う方の気持ちに寄り添いながら悩みを一緒に解決したり、相談事や疑問に答え、適切な助言を行います。

・エンディングノートに関するアドバイスを行う

終活カウンセラーへの相談事はさまざまありますが、エンディングノートに関する相談事も増えてきているようです。
エンディングノートとは、もし万が一自分に何か起きた時に備えて、事前に自分の希望や、家族や周囲の人に伝えておきたいことを書き記しておくノートのことです。
その内容は自分自身のことや資産・貴重品の相続、医療や介護、葬儀、お墓、大切な人へのメッセージなどさまざまあり、どんなことを記入するかは人それぞれ異なります。
遺言書とは違い書き方や内容に制限がないからこそ、書き方や内容に悩む方も少なくないようです。
終活カウンセラーは、エンディングノートの書き方なども学んでいるので、アドバイスを行うことができます。

・専門家への橋渡しなどを行う

終活といっても内容や事情は多種多様で、中には専門家の知見やアドバイスを必要とするケースもあります。
そのような場合には、相談者が何を必要としているのか明確にし、専門的な知識や経験をもとに専門家へ紹介を行うなど相談者と専門家や専門の企業との橋渡しを行います。
橋渡しをする専門家は、弁護士や行政書士、葬儀会社や墓石業者などさまざまです。

・自治体などへ同行、手続きのサポートを行う

終活の中でも介護などに関するものは書類申請が必要なものもあります。終活カウンセラーは、一人で手続きを行うのが難しい人と一緒に自治体などへ行き、窓口での申請に立ち会い、手続きのサポートを行います。

・地域包括センターなどで講演やセミナーを行う

地域包括センターでは保険士、社会福祉士、主任介護支援専門員などが配置されていて、地域住民の健康の保持や生活の安定のためのサポートを行っています。
終活カウンセラーは、地域包括センターで終活に関する講義や講演、セミナー、相談会などを行い、終活への理解や関心を深める行動をしたり、相談や疑問にアドバイスを行います。

・介護施設などで相談にのったり、カウンセリングを行う

介護施設などで終活に関する相談にのったり、カウンセリングを行い悩みなどのアドバイスを行ったり、エンディングノートの制作のサポートを行います。
施設には高齢者の方が多いので、終活がもっとも身近に存在し終活カウンセラーを必要とする機会が多いようです。

3.終活カウンセラーになるには

終活カウンセラーの資格には、初級・上級・インストラクターの3種類あり、対応できることが異なってきます。

・初級終活カウンセラー

初級終活カウンセラーは、法律や葬儀関係などの幅広い知識を修得する目的で終活に関する基礎知識を学びます。また、自分でエンディングノートを書けるようになるための知識を得ます
まず、受講申し込みをしテキストを送ってもらい試験当日まで勉強をします。試験当日は、約6時間の受講でテキストの解説後、筆記試験をうけます。試験に合格をすると初級終活カウンセラーの資格取得となります。
試験日は地域ごとに異なるので、終活カウンセラー協会の公式ホームページでご確認ください。

・上級終活カウンセラー

上級終活カウンセラーは、初級終活カウンセラーになる際に得た知識を人に教えることができます。また、相談者へのカウンセリング方法、各専門家への案内方法なども学びます。
上級終活カウンセラーの資格を取得するには、初級終活カウンセラーの資格取得と協会が開催する勉強会に1回以上参加をしなければいけません。事前にレポートを提出し講習を1日うけ、半日課題に取り組む試験をうけて、合格すると資格を取得できます。

・上級インストラクター

終活の講師になりたい方向けの資格です。
上級インストラクターになるためには、上級終活カウンセラーの資格取得と終活カウンセラー協会が開く勉強会に年に2回参加しなければいけません。
またエンディングノート書き方セミナー講師養成講座の受講も必要です。
事前にレポートを提出し、講習を4日間うけ、課題の取り組みや試験が1日かかります。

4.終活に関するその他の資格

終活カウンセラー以外にも終活に関する資格があるのでご紹介致します。
・終活マイスター
・終活ガイド
・終活アドバイザー
・終活診断士
・終活ライフケアプランナー
いろいろな資格があるが、それぞれの資格の近くの違いは何か?疑問に思われる方もいらっしゃると思いますが、あまり大きな違いはあまりないようです。
どの資格を取得していれば、どの系統の職業に有利ということもないようなので資格取得している多くの方は、知名度で終活に関する資格を勉強し、取得するようです。
上記のような終活系の資格のみで専門家として働いている人は少なく、弁護士や行政書士、医療関係、介護関係に従事している人が資格取得していることが多いようです
資格取得することにより、相談者の気持ちへ寄り添いながら、習得した知識を生かしてさまざまな悩みや疑問を解決することができるでしょう。
まとめ
終活カウンセラーについていろいろとお話させて頂きましたがいかがでしたか?
これから高齢化社会が深刻化していく日本において終活はますます広がり、終活カウンセラーなど終活に関する資格の需要が高まるのは明確でしょう。
いざ終活をしようとしても、やるべきことはたくさんあり何から始めれば良いのか、どのように進めていけば良いのかわからず困ってしまうこともあるかもしれません。
そんな時には、今回ご紹介した終活カウンセラーなどの資格を取得している人に相談することにより、悩みも解決しますし、終活をよりスムーズに進めることができるのではないでしょうか。
もし広島にお住まいの方で生前整理についてお困りの方がいらっしゃいましたら、あぐりにご相談ください。
あぐりは、お客様のニーズを第一に考え日々業務を行っております。
納得される料金・費用で受注させて頂くのはもちろん、作業も誠心誠意行うのでお客様からとても定評を頂いております。
その他にも、遺品整理、不要品の回収や買い取り、特殊清掃、お引っ越しまで幅広い分野で活動させて頂いておりますので、ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

終活ライフケアプランナーについて

みなさんは、終活ライフケアプランナーをご存知でしょうか?
終活について調べたことがある方はご存知かもしれませんし、ご存知ない方もいらっしゃると思います。
今日は、終活ライフケアプランナーについていろいろお話させて頂きます。

1.終活ライフケアプランナーとは

一般財団法人日本能力開発推進協会が実施している資格を取得している人のことです。

終活ライフケアプランナーの資格を取得していることにより、終活に関するアドバイスやサポートができ、終活をしたい方の支援を行ったり、終活の重要性を伝えることができます。
保険や金融、介護や福祉関係、医療関係、不動産、葬儀など終活に関わる業務の人などに資格取得がおすすめです。

2.終活ライフケアプランナーになるには

一般財団法人日本能力開発推進協会が指定する認定講座の全カリキュラムを終了した後に資格試験に合格しなければいけません。
試験は筆記試験で自宅で自分の好きなタイミングで受験することができます。
テキストを見ながら回答ができるので、全ての知識を暗記する必要がないのは少し安心ですね。
全問題の70%以上クリアできれば合格で、認定講座のカリキュラムをしっかり勉強していれば、比較的合格しやすい資格かもしれません。

~認定講座の内容~

認定講座の終活ライフケアプランナー講座は、3ヶ月で必要な知識が取得できるカリキュラムの内容となっています。
1ヶ月目は、終活の必要性やエンディングノートの書き方など終活ライフケアプランナーの基礎知識、2ヶ月目は終活にも大きく関わる死に関する知識、3ヶ月目は具体的な実務の流れや業務内容、実務に活かせる知識を身につけます。
講座はテキストだけでなく、映像講義や添削課題もありテキストを読むだけでは理解しにくい部分も補いながら進めていけます。

3.終活ライフケアプランナーになるとできること

・終活の進め方などをアドバイスできる
終活を行うにあたり、何から始めれば良いのか、どのように進めれば良いのかなど悩みや不安を抱えている人は多いようです。終活ライフケアプランナーは、終活を始める方に寄り添いながら悩みを一緒に解決していき、少しでも不安を解消できるようにサポートしていきます。

・エンディングノートの書き方に迷った際にアドバイスできる

エンディングノートとは、もし万が一自分に何か起きた時に備えて、事前に自分の希望や、家族や周囲の人に伝えておきたいことを書き記しておくノートのことです。
その内容は自分自身のことや資産・貴重品の相続、医療や介護、葬儀、お墓、大切な人へのメッセージなどさまざまあり、どんなことを記入するかは人それぞれ異なります。
これからの人生を悔いなく生きるために、エンディングノートを書き記す方もいます。
遺言書とは違い書き方や内容に制限がないからこそ、書き方や内容に悩む方も少なくないようです。
終活ライフプランナーは、エンディングノートの書き方などの知識も得ているので、困っている方に書き方のアドバイスができますし、悩みや希望をくみ取りながらこれからより良い人生を送れるためのサポートをすることができます。

・専門家へ橋渡しができる

終活ライフケアプランナーは民間資格なので、書類を作成したり法的な手続きを行うことはできませんが、資格取得の際に得た知識でどの専門家へ依頼すれば良いのか判断し、スムーズに橋渡しをすることができます。
終活を行う際は、相続問題や健康に関する問題などが専門家が必要となることがあります。誰に相談すればよいか分からずに困ってしまうこともあると思いますが、そんな時には終活ライフケアプランナーに相談することにより、悩みが明確になり問題は解決されやすくなるでしょう。

4.終活ライフケアプランナーになると得られる知識

・終活に関しての基礎知識
終活を行う際には、医療の希望や遺言書の作成、遺産の管理、葬儀やお墓についてなどやるべきことや考えるべきことはたくさんあります。
終活ライフケアプランナーの資格取得をすることにより、終活に関する基礎知識を学び、終活を行う方が悩むことなどを把握することで気持ちに寄り添いながら終活を進めていく知識を得ます。

・終末期ケアと死生観について学ぶ

終活をサポートする際、終末期ケアと死に対する考え方を理解することは重要です。なぜなら、病気をきっかけに終活を始める方も少なくないからです。
終活ライフケアプランナーの資格を取得することにより、心のケア方法や終末期ケア医療の現状を学び、どのような状況の方にも意味のある終活をサポートすることができます。
人生の終わりに向け、今までの人生や身の回りの物などを整理するだけではなく、後悔することなくこれからの人生を過ごしていけるようにお手伝いすることも大切な役割です。

5.終活ライフケアプランナーになるメリット

・終活市場で活かせる
高齢化社会の日本は、これからますます高齢者や高齢を迎える方をターゲットとしたサービスや事業が拡大されることが予想されます。
また、終活を意識する方は増えてきているので終活ライフケアプランナーとして活躍する場は広がっていくのではないでしょうか。

・スキルアップに繋がる

金融系や保険、ファイナンシャルプランナーや葬儀業など終活に関わる仕事をしている人にも資格取得が進められていて、資格を取得することにより、終活に関する正しい知識を習得し、顧客の希望や悩みなどにさらに寄り添えるようになりますし、仕事のスキルアップに繋がるでしょう。

・家族や身近な人の相談にのることができる

終活ライフケアプランナーの資格取得することにより、終活に関しての正しい知識や幅広い知識を習得することができるので、自分自身の終活だけでなく、家族や友人など身近な人の相談にのることができますし、専門家への橋渡しや的確なアドバイスをすることができます。

6.資格取得に向いている人

・仕事でのスキルアップアップを目指したい人
保険関係、金融関係、ファイナンシャルプランナー、介護・福祉関係、医療関係、葬儀・お墓関係などの業務に携わっている人は、終活に関するアドバイスやサポートができる資格なので資格取得をおすすめします。

・資格を自分のペースで取得したい人

在宅で資格取得ができるので仕事や子育てなどで忙しい人やまとまった時間が確保できない人でも、無理なく自分のペースで勉強することができます。
教材が手元に届いてから最長で約1年11ヶ月の時間をかけて学べるので、短時間で急いで知識を詰め込まなくても良いですし、自分のできる範囲でゆっくり資格を取得したい方におすすめです。

・自分自身や家族、友人などの終活をしっかり行いたい人

自分自身や家族、友人など身近な人の終活をしっかりした形で行いたくても、十分な知識がないと難しいかと思います。
終活ライフケアプランナーの資格を取得することにより、終活に関する知識を身につけ、終活の進め方やポイント、専門家への橋渡しが可能となり、自身自身だけでなく身近な人の終活もサポートすることができます
まとめ
終活ライフケアプランナーについていろいろお話させて頂きましたがいかがでしたか?
終活を行う際は、いろいろやらなければいけないこともありますし、何から始めれば良いのか、どのように進めていけばよいのか悩みは尽きないことと思います。
そんな時には、終活ライフケアプランナーに相談してアドバイスやサポートをしてもらうことにより、終活をされる方がストレスや不安を感じることなく、少しでも前向きに終活を行うことができるのではないでしょうか。
もし広島にお住まいの方で生前整理についてお困りの方がいらっしゃいましたら、あぐりにご相談ください。
あぐりは、お客様のニーズを第一に考え日々業務を行っております。
納得される料金・費用で受注させて頂くのはもちろん、作業も誠心誠意行うのでお客様からとても定評を頂いております。
その他にも、遺品整理、不要品の回収や買い取り、特殊清掃、お引っ越しまで幅広い分野で活動させて頂いておりますので、ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

遺品供養とは

みなさんは、遺品供養という言葉をご存知でしょうか?
遺品整理を行ったことがある方はご存知かもしれませんし、全くご存知ない方もいらっしゃるかもしれません。
今日は、遺品供養についていろいろお話させて頂きます。

1.遺品供養とは

生前故人が愛用していたものや、思い出などがあり捨てるには少し戸惑ってしまうものなどを僧侶や神主にお経や祝詞を唱えてもらい、遺品に宿っている魂を抜いてから処分してもらうことを遺品供養といいます。
いろいろな思い出を振り返りながら感謝の気持ちを込めて遺品を供養することで、故人を偲びながら心の整理を行います。
遺品整理をしていると、生前故人が愛用していたものや誰も使用しないけど、思い出などがあり捨てるには少し戸惑ってしまう遺品がでてくることは少なくありません。
遺品供養は必ずしもしなくてはいけないわけではありませんが、故人が生前大切に使用してきたものを処分するとなると遺族は少なからず負担を感じます。遺品供養を行うことにより、遺族の心の負担を少しでも軽くすることができるのではないでしょうか。

2.遺品供養の方法

遺品供養の主な方法はお焚き上げです。故人が大切にしていたものを焼却し浄化することで、魂を天に送ります。
お寺や神社で行ってもらうことが多いですが、故人が信仰している宗派などがあればそこで遺品供養を行うことも可能なので、遺族の方が希望する形を選んで頂きたいです。
手紙や手帳、日記、写真、寝具など焼却できるものであればお焚き上げの対象となっていますが、最近は環境への配慮から場所によってはできるものとできないものが定められているところもあるようです。
お焚き上げには、僧侶や神主が故人が住んでいた家に出向きそこで供養を行う現地供養と供養したい品を預け、他の方が預けた品とあわせて供養してもらう合同供養の2種類あります。合同供養の場合は、供養してもらいたい遺品をお寺や神社に持っていかなければいけません。ですが、中には箱に詰めて宅配で遺品を送る対応をしてくれる業者もいるので、自宅の近くに遺品供養やお焚き上げをお願いできるお寺や神社がない方は、宅配で遺品を送ることができる業者に依頼をするのも良いかもしれません。

3.遺品供養が必要なもの

遺品供養は故人の思い入れが強いものを供養するので、生前故人が愛用していたメガネ、本、衣類、寝具などが多いようです。手紙や手帳、日記、写真、人形やおもちゃ、ぬいぐるみなども思い入れや気持ちがこもっていてなかなか捨てることが難しいので供養をしたほうが良いかもしれません。

4.遺品供養を行う時期

遺品供養は、遺品整理と同じタイミングで行われることが多いので四十九日などの法事後に始める方が多いようです。
しかし、故人が賃貸アパートや借家などに住んでいた場合は、家を早く明け渡さないといけないこともあり葬儀が終わった後すぐに遺品整理を行うこともあるので、遺品供養のタイミングも早まるようです。
また、中には集落や家の習慣など地域によって時期が異なる場合もあります。

5.遺品供養、お焚き上げの風習

遺品供養、お焚き上げは日本の風習で、日本では古くからものや自然に魂が宿るという信仰があるので、ものであっても神仏化したものや擬人化したものは丁寧に扱うことが多いです。人形やお札、お守り、神棚、仏壇などがその例です。

6.お焚き上げの費用

お焚き上げの費用は、現場供養と共同供養により異なりますし、供養してもらうものや量、大きさ、依頼する場所などさまざまな条件により違いがあります。
だいたいの目安として、共同供養の場合の相場は3,000~10,000円くらいのところが多いようです。現場供養の場合は、安いところで10,000円、相場は20,000~70,000円で場所により大きく異なります。また、供養箱で供養する場合と供養袋で供養する場合でも費用はそれぞれ異なるので供養する入れものや大きさなどでも違いがでてくると考えておいたほうが良さそうです。

7.遺品整理の方法

遺品供養を行うには、まず遺品の整理を行う必要があります。遺品整理といっても、何からやり始めれば良いのか、ものが溢れている環境だとどこから手をつければ良いのか迷ってしまうことも少なくありません。
まずは、必要なものと不要なものに分別をして、不要なものやゴミに関しては処分を行います。冷蔵庫や洗濯機、ソファーやベットなどの大型家電や家具は自分たちで処分をするのかあるいは業者に買い取りや処分を依頼をするのか決めたり、遺品整理が完了するまでにどのくらい日数が必要となるか計画をたてておくことが大切です。

8.遺品整理とお焚き上げが難しい場合

遺品整理とお焚き上げを自分たちで行うことが難しい場合は、業者に依頼をするという方法があります。どんな業者が行うのか、費用はどれくらい必要となるのか気になる方もいらっしゃると思うのでご紹介致します。
遺品整理を依頼できる業者には、遺品整理専門会社・便利屋・特殊清掃業務会社などがあり、細かい特徴などは各会社により異なります。
業者に依頼をした場合は、原則として食品は処分、家電製品は買い取りや引き取りをお願いし、貴重品や思い出の品、また遺族が残しておいてほしいものなどはそのまま遺族にお渡しします。
遺品整理士の資格を持ったスタッフに依頼をすると、遺族の気持ちに寄り添いながら遺品整理を行ってくれますし、遺品整理に関する知識や廃棄物の処理の方法、家電のリサイクル法、小型家電リサイクル法、運送法など各法律もしっかり学んでいるので安心して依頼することができるでしょう。

9.遺品整理を業者に依頼した場合の費用

遺品整理を業者に依頼する場合は、まず見積りを依頼します。それから、遺品の量や対応するスタッフの人数、現場状況、供養する遺品、買い取りできるものなどにより費用が異なってきますし、また依頼する業者によっても費用は異なります。
費用の計算方法やだいたいの目安は、各業者のホームページなどにも記載されているので気になる方はそちらをご参照ください。
まとめ
遺品供養についていろいろとお話させて頂きましたがいかがでしたか?
生前整理をした際、故人が生前愛用されてきたものや、思い出などがあり捨てるには少し戸惑ってしまうものなどがでてくることがあると思います。
故人が使用してきたものには、いろいろな思いが込められていたり、思い出もあるのでなかなか名残惜しくて手放せないかもしれません
ですが遺品は故人が生きていた証そのものですし、お焚き上げは故人の冥福を祈る儀式です。遺品を供養することにより残された遺族の方と故人がお別れする一つの儀式にもなるのでお焚き上げを行うことは大切です。
なかなか遺品を捨てられずにどんどんものが増えていくよりも、大切なものだけ残しておき、あとは処分したり、お焚き上げなどできちんと供養してあげるほうが故人も喜ぶのではないでしょうか。
今回は遺品整理にも関係する遺品供養についてお話させて頂きましたが、もし広島にお住まいの方で生前整理についてお困りの方がいらっしゃいましたら、あぐりにご相談ください。
あぐりは、お客様のニーズを第一に考え日々業務を行っております。
納得される料金・費用で受注させて頂くのはもちろん、作業も誠心誠意行うのでお客様からとても定評を頂いております。
その他にも、遺品整理、不要品の回収や買い取り、特殊清掃、お引っ越しまで幅広い分野で活動させて頂いておりますので、ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

生前整理診断士とは

みなさんは、生前整理診断士をご存知でしょうか?
生前整理について考えたり、調べたことがある方はご存知かもしれませんし、
全くご存知ない方もいらっしゃるかもしれません。
今日は、生前整理にも関わりがある生前整理診断士についてお話させて頂きます。

1.生前整理診断士とは

生前整理診断士とは、生前整理を行う際にでてくる問題(片付けや介護、葬儀、相続についてなど)やさまざまな悩みを解決してくれる人です。
国家資格ではなく、民間資格で独立した資格ではないですが、資格取得している人が1人でもいることで信頼性は高くなるでしょう。

2.生前整理診断士の仕事内容

遺言書の作成や、部屋の片付け、葬儀のプランニング、介護が必要になった場合に何から始めるべきかなど、あらゆる面での悩みについてアドバイスを行います。
依頼者の課題を一緒に考え気持ちに寄り添いながら、各業者やケアマネージャーなどと連携を図り、生前整理後の生活も考えより快適な環境で暮らしていけるように適切な支援をしていきます。
生前整理を行う際にでてくる問題を依頼者と一緒に解決することで信頼関係ができ、今後に起こりうるいろいろな分野の課題も引き続き支援することが可能です。

3.生前整理作業士との違い

似たような職種に生前整理作業士という職種があります。
生前整理診断士と生前整理作業士の違いは、生前整理診断士が終活に関することを全面的にサポートしてくれる役割に対して、生前整理作業士は生前整理の手伝いをしてほしい依頼者の家に実際に行き、生前整理の作業の進め方やコツなどを直接アドバイスしてくれます
上記の違いをふまえ、生前整理の作業のみ手伝いやアドバイスしてほしい方は生前整理作業士に、終活に関するあらゆる問題を相談、解決したい方は生前整理診断士に依頼されることをおすすめします

4.生前整理診断士になるには

一般社団法人 生前整理普及協会が実施する講習を3日間(10時~16時)受講すれば生前整理診断士修了証が交付され、生前整理診断士の資格を取得することができます。
しかし、生前整理診断士の講座を受講するには、生前整理アドバイザー2級の認定以上の講座を受講していなければ、講習を受講することができません。
~資格取得の流れ~
① 生前整理アドバイザー2級以上の講座を受講する
② 生前整理診断士の講座を3日間受講する
③ 生前整理診断士修了証がもらえる
④ 生前整理診断士の資格資格

5.生前整理診断士の講座内容

・仕事内容

・片付け、介護、葬儀、相続などの業界の知識とコーディネートの方法
・求められるスキルと教育方法
・生前整理診断士に関わる法律
・生前整理診断士としてお客様への対応の心得
・各専門業者への依頼と管理の方法
・お客様により満足してもらえるための考え方
・実際の例から生前整理診断士の役割を学ぶ
などがあります。他にも学ぶことは多数あり、全部で約10項目ほどを3日間しっかり学びます。

6.生前整理診断士の資格取得の難易度

生前整理診断士の合格率については公表されていないため明確にはわかりませんが、しっかりと講座を聞き、内容を理解していれば合格できるようなのでそこまで難易度が高いわけではなさそうです。
しかし、この説明は生前整理普及協会が認定する全ての資格に対しての総合的な説明のようなので、実際の生前整理診断士の難易度ははっきりとわからないのが実情です。

7.資格取得のメリット

・いろいろな知識を習得できる
生前整理は身の回りの片付けをするだけではなく、相続などの法律な面も関わってきます。手続きにもいろいろありますし、いつ、どこで行うのか理解・判断するためには幅広い知識が必要となりますが、独学で学ぶにはなかなか難しく、また限界があるようです。
また知識だけではなく、依頼者への心の寄り添いかたなど、精神面のフォローの方法も学ぶ必要があります。
資格の勉強をすることにより、幅広い知識を身につけながら生前整理に関する心構え、また依頼者への精神的なフォローの方法なども学ぶことができるのは資格取得のメリットといえるでしょう。

・新たなキャリアに繋がる

これから高齢化が進む社会において、高齢者を対象とした事業やサービスは今度さらに増えていくことでしょう。生前整理に関する資格はどんどん需要が高まるでしょうし、資格を資格しておくことで新たなキャリアの可能性が広がるのではないでしょうか。

8.生前整理診断士の資格取得後の進路

生前整理診断士の資格は国家資格ではなく民間資格なので、資格取得後は終活に関する職種へ就職するにあたりある程度有利になるくらいと考えたほうが良さそうです。
しかし、実際に独立して活動されている方もいるので開業も不可能ではなく挑戦してみたい方は新たな道を切り開く第一歩として行動されてみるのも良いかもしれません。
既にリサイクル業者や葬儀業など終活に関係する業種で働かれている方は、資格取得によりさらに深い業務や今まで以上にお客様に寄り添った接客ができるようになる可能性が高くなるでしょう。

9.生前整理診断士の収入

雇用形態により変わってくるので収入には差がありますし、正確にお伝えすることは難しいです。
会社により、資格手当を支給するところもあれば、資格手当がない会社もあります。
ですが、現代の高齢化社会においてこれからますます需要が高まり、活躍する資格であることは想定できます。

10.生前整理診断士に相談する場合

終活について生前整理診断士に相談してみたい方は、生前整理普及協会に相談するか、生前整理の窓口という法人に相談すると良いかもしれません。
また、生前整理・遺品整理業者やリサイクル業者、行政書士なども生前整理診断士の資格をしていることが多いので、資格を持っている方に相談するのも一つの手段といえるでしょう。
各業者のホームページに資格保有者の存在や保有資格内容が記載されていることが多いので、相談されたい方は事前にホームページなどを調べてみることをおすすめします。
まとめ
生前整理診断士についていろいろとお話させて頂きましたがいかがでしたか?
今後もどんどん高齢化が進むであろう社会において、生前整理診断士の需要は高まっていくことでしょう。
生前整理診断士は、法律的な手続きや事務的な手続きをお手伝いするだけではなく、依頼者の気持ちに寄り添いながら悩みなどを一緒に解決してくれます。
実際に生前整理を行う際には、身の回りの片付けだけではなく介護や葬儀、相続についてなどやるべきことはたくさんあります。何から始めればよいか、どのように進めていけばよいか考えなければいけないことや悩みは尽きないことと思います。
生前整理を行う方が、考えすぎたり悩みすぎてストレスを抱えてしまう前に一度生前整理診断士に相談したり、アドバイスをもらうことにより、少しでも気持ちが楽になったり前向きになれることでしょう。
今回は生前整理診断士についてお話させて頂きましたが、もし広島にお住まいの方で生前整理についてお困りの方がいらっしゃいましたら、あぐりにご相談ください。追加項目がある場合は、請求書を確認するあぐりは、お客様のニーズを第一に考え日々業務を行っております。
納得される料金・費用で受注させて頂くのはもちろん、作業も誠心誠意行うのでお客様からとても定評を頂いております。
その他にも、遺品整理、不要品の回収や買い取り、特殊清掃、お引っ越しまで幅広い分野で活動させて頂いておりますので、ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

遺品整理士について

みなさんは、遺品整理士とはどういった職業かご存知でしょうか?
遺品整理について調べたことがある方は、もしかしたらご存知かもしれませんし、あまり身近に感じる職種ではないので、全く知らないという方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、遺品整理にも大きく関わる遺品整理士についてお話させて頂きます

1.遺品整理士とは

一般社団法人遺品整理士認定協会が定める民間資格を取得した人のことです。
講座を受講し、遺品整理を事業として行う際の必要な取り扱いの方法や順序、関する法令の知識を得ます。
さらに規則を守るための方法、遺品整理サービスの内容、供養や廃棄物・リサイクル品などを取り扱う際の法規則、具体的な実務での心構えや注意するべきことついてなどを学びます

2.遺品整理士の仕事内容

遺品整理士の行う仕事は、残された遺品の必要なものと不要なものの仕分け、不用品の適切な回収・処理、買取り・リサイクルやご供養、家財道具の搬出、遺品整理後の清掃などです。
上記の業務以外にも、遺品整理後のリフォームやハウスクリーニング、不動産の仲介、家屋の解体などの業務を依頼することができる業者もいます。
遺品整理士の仕事は、不用品を回収し処分することだけが業務ではありません。遺品をただのゴミとして扱うのではなく、生前故人が大切にしてこられた品として故人を偲びながら一つ一つ丁寧に扱います。
遺品整理士は、遺品を取り扱う際の正しい知識や方法を取得していますし、遺品に対して供養の心をもって、向き合いながら整理をしていきます。

3.遺品整理士が求められている理由

少子高齢化により、遺族の数が少なく、また高齢の遺族が増えてきていたり、遺族が遠方に住んでいたり故人に遺族がいないケースも多いようです。
故人が賃貸物件にお住まいの場合は、どんどん家賃が発生するためなるべく早く部屋を明け渡す必要があります。
遺品整理に関しては法令が関係してくる場合も少なくないため、法令に基づいた対応が必要となってきます。何もわからない一般の人が限られた時間の中で、的確に遺品整理を行うことは難しいでしょう。そういった理由から、遺品整理をする際には遺品の正しい取り扱い方、廃棄物処理法、遺品整理に関する法令をきちんと理解した遺品整理士が必要とされます。

4.遺品整理士に依頼するメリット

遺品整理士は遺品の取り扱い方、廃棄物やリサイクル品の取り扱いに関する専門の知識を習得している遺品整理のプロフェッショナルなので、遺品を丁寧に扱い、法令に基づいた適切な処理を行うことが可能です。
たくさんの遺品整理現場を経験してきたからこそ、遺族だけで遺品整理をするよりも確実に正しく遺品整理することができますし、遺族の身体的、精神的な負担を少しでも減らしてくれます。

5.遺品整理士になるためには

遺品整理士資格を取得するために、遺品整理士認定協会のホームページへアクセスし受講の申し込みをします。
申し込みをすると、教科書やDVD、資料集が送られてきて約2ヵ月受講した後、試験を受けます。
試験は、レポート提出です。試験内容は下記の内容などです。
① 遺品整理とは何か?
② 今専門家が必要とされる理由
③ 取り巻くさまざまな社会問題
④ 実務を行う上で必要なこと
⑤ 実際に行われている業務について
⑥ 作業を行う際の注意点
しかし、きちんと受講を受けていなければ合格は厳しいです。中には、出題傾向を掴んだ問題集も販売されていますし、資格取得するための勉強ツールはさまざまあります。
レポートを提出して2ヵ月ぐらい過ぎた後に合否が届きます。
実務試験などはなく、レポートのみの判断となるので約2ヵ月ほどで合否がわかった後に遺品整理士の資格を取得することができます。
遺品整理士の試験合格率は約65%です。だいたい3人に1人が落ちてしまう計算です。
難易度としては低くはありませんが、一度で合格される方も多いので資格を取得したい方は、しっかり勉強してから試験に挑むと良いでしょう。
資格取得するための費用は、教材費の購入があるため約3万円ほどです。
実務試験がなくレポート提出のみで資格取得ができ、すぐに遺品整理士として働くことができるので、費用としてはそこまで高額ではないかもしれません。
今後、自分自身のためや家族のため、誰かの役にたつ仕事をしたいと思われる方には、遺品整理士の資格取得をおすすめします。
また遺品整理士とは違う資格になりますが、古物商の資格も一緒に取得しておくと良いでしょう。
なぜなら、遺品整理を行った際に骨董品や貴金属がでてきた場合、それらの買取りを行うことがあるからです。
壷や絵画などの骨董品、指輪やネックレスなどの貴金属の査定や買取りをするには、古物商許可の申請が必要です。
その際、古物商の資格がなければ依頼をされても買取りを行うことができません。
上記のようなことから、遺品整理士として働くために古物商の資格も一緒に取得しておくと良いです。

6.遺品整理士の資格で働ける場所

・不用品回収業者

最近では、遺品整理をする際に不用品回収業者に依頼する方も増えてきました
遺品整理士の資格を活かして不用品回収業者で働くことも可能です

・便利屋

便利屋とは、部屋の片付けや模様替え、引っ越し、不用品の処分など助けてほしいことや困ったことに手を差しのべてくれる業者です。
細かいところは業者により異なりますが、基本的には生活で困っていることをなんでも助けてくれます。
近年、便利屋でも遺品整理を行うところが増えてきているので、遺品整理士として働くという選択肢もあります。

・宅配業者

クロネコヤマトでも、遺品整理を始めたようです。
そのため、遺品整理士として働くことが可能となります。
まとめ
遺品整理士についていろいろとお話させて頂きましたが、いかがでしたか?
なかなか身近に感じる職種ではないので、知らなかったこともあったのではないでしょうか。
高齢化社会の日本において遺品整理士は、これからどんどん資格の認知度が上がっていくでしょう。
遺品整理は、遺品の分別から不用品の処分、後片付けなどやらなければならないことがたくさんあり、大変な労力と時間が必要とされる作業で、遺族の方だけで行うには困難なこともあるかと思います。そのような時にこそ、遺品整理を業者に依頼してみるのは一つの手段といえるでしょう。
遺品整理を依頼する際には、故人が生前大切にしてきた遺品だからこそ、きちんと取り扱い、遺族に対しても親切で丁寧に気持ちに寄り添ってくれるような対応をしてくれる遺品整理業者に依頼をしたいですね。
そのためには、遺品のことについてさまざまな知識を学んできた遺品整理士の資格を取得している人がいる遺品整理業者に依頼して、故人のことを偲びながら遺品整理を行いたいものです。
今回は遺品整理にも関係する遺品整理士についてお話させて頂きましたが、もし広島にお住まいの方で生前整理についてお困りの方がいらっしゃいましたら、あぐりにご相談ください。
あぐりは、お客様のニーズを第一に考え日々業務を行っております。
納得される料金・費用で受注させて頂くのはもちろん、作業も誠心誠意行うのでお客様からとても定評を頂いております。
その他にも、遺品整理、不要品の回収や買い取り、特殊清掃、お引っ越しまで幅広い分野で活動させて頂いておりますので、ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

福祉整理とは

みなさんは、福祉整理という言葉をご存知でしょうか?
生前整理について考えたことがある方はご存知かもしれませんし、全くご存知ない方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、福祉整理についていろいろとお話させて頂きます。

1.福祉整理とは

福祉整理とは、高齢者や病気の方がご自宅や居室を掃除や整理ができなくなった際に、依頼をうけて整理・掃除する作業のことです。
ごみ屋敷や汚部屋の片付けなど、身内だけでは片付けが困難で業者に依頼をしなければならない状態の部屋の清掃をすることが多いようです。

2.遺品整理と生前整理、老前整理の違い

・遺品整理とは、故人が生前使用されていた物を整理することです。

遺言書があればその内容に沿って必要なものと不要なものに分けて、不要なものに関しては処分をしていきます。

・生前整理や老前整理とは、自分の死後のことを考えて生前中に遺品整理などを本人が行うことです。

自分が亡くなった後に家族や周囲の人に迷惑をかけないために、身の回りのものや財産などを整理しておきます。

・福祉整理とは、ご自宅や居室の衛生面を整えて健康な生活を送ってもらえるようにすることです。

部屋の整理という点では似ているかもしれませんが、死を意識するのではなく、今の生活環境を整えて、より快適に生活してもらえるように行うことが多いです。

3.福祉整理を依頼するきっかけ

・老人ホームや施設に入居することが決まった場合

一人暮らしをされていた高齢者の方が、老人ホームや施設に入居することが決まったことをきっかけに依頼されることが多いです。施設に持ち込める荷物は限られているので、ご自宅や居室に残ったものを整理します。

・長期入院する場合

入院で長期間家を留守にすると、火災や空き巣などの事件や事故に巻き込まれる可能性が高くなります。
部屋が散らかったままだと、自然発火のリスクが高まり火災につながります。空き巣などについては、何を盗まれたのかがわからないので被害にあってもすぐに気づかないというデメリットがあります。空き巣は、散らかったままの管理の行き届いていない家を好んで入るようです
このような理由からこちらも老人ホーム・施設入居のケースに続いて依頼されることが多いです。

・住人の方が認知症やセルフネグレクトの場合

ごみ屋敷や汚部屋同様、住人の方が認知症やセルフネグレクト状態である場合も福祉整理が必要とされます。
身内が依頼をする場合もありますし、中には大家さんが賃貸契約に基づき入居者の部屋の片付けを依頼したり、自治体が苦情が相次いでいるごみ屋敷の片付けを依頼する場合もあります。

・自宅介護を始める場合

今までは一人暮らしをしていたが介護が必要となった親御さんを自宅に呼び、同居しながら介護するというケースです。
この場合は、親御さんが住んでいる家から必要なものだけを運びだすのですが、その仕分けをするために、福祉整理を依頼するようです。

・定期的なハウスクリーニングをしたい場合

高齢の方は、高いところなど手が届かず掃除することが難しいので、ハウスクリーニングを依頼されるケースもあります。

4.福祉整理を依頼するメリット

・家の中での転倒や自然発火の危険を減らせる

高齢者の方が物が溢れかえっている部屋(汚部屋など)で生活をしていて、特に危ないのは転倒することです。高齢者の方は転倒などをきっかけに骨折することもあり、そのまま寝たきりになってしまうことも多く、人生が大きく変わってしまうこともあります。
またごみ屋敷の状態で生活していると、山のようにある燃えるごみや生ごみからでるガスが原因で、自然発火による火災が起きる危険があります。これは自分の家だけではなく隣家や隣室など周囲の家にも被害が及ぶ可能性があり、多額の損害賠償を請求される場合もあります。
高齢者が汚部屋やごみ屋敷で生活をすることは危険が多いのですが福祉整理を利用することによりその危険を軽減することができるでしょう。

・衛生的かつ清潔な環境で暮らせる

汚部屋など不衛生な場所で生活をすると、ダニだらけの布団で寝るために皮膚炎になってしまったり、カビの生えた部屋で呼吸をする度にカビを吸い込むため、呼吸器の病気になったり、台所で繁殖した雑菌が水道の飲み水に紛れ込みそれを普段口にするなど、想像しただけでも恐ろしい事態が起こってしまう可能性があります
福祉整理を利用することで、不衛生な環境が原因で起こる病気のリスクを軽減し、健康を守ることにもつながります。

・隣家や隣室、周囲の人へ迷惑をかけるのを防ぐ

汚部屋やごみ屋敷は、ごみが多いので悪臭が立ち込めたり、ゴキブリ・ハエなどの害虫が発生したり、アパートの床が抜け落ちるなど周囲の人にまで迷惑がかかります。
悪臭、害虫だけでも十分迷惑ですが、景観を損ねる外観ということも迷惑行為の一つでしょう。これらの周囲への迷惑行為も福祉整理を利用することで被害が軽減します。

5.福祉整理を依頼する際の注意点

・見積り、支払いは判断力がきちんとある人が行う

福祉整理の見積りを依頼するときや支払いについて業者とやり取りするのは高齢者の方の場合多いようですが、中には悪質な業者もいるので注意が必要です。
やり取りする高齢者の方の判断力がしっかりしていれば問題はありませんが、判断力が衰えている方だと多額に費用を請求されてしまうぼったくりの被害にあう危険性もあります。
そうならないためにも見積りや支払いなどに限らず、作業中においてもご家族が一緒に立ち会うことをおすすめします。

・実績が豊富で口コミが良い業者にお願いする

福祉整理は、遺品整理や生前整理と作業の内容はほとんど同じで住人の方の気持ちを考えながらこれからの生活をより良くするために行われます。
遺品整理の故人の想いを大切にする考え方や、生前整理のこれからの人生や残された家族への想いを大切にする考え方に似ていて、精神面で福祉整理は遺品整理や生前整理と同じといえるでしょう。
また実際に行われる作業もほとんど同じで、違いは遺品整理でいえば遺品の供養があるかないか、生前整理でいえば遺言書などがあるかないかです。
福祉整理を業者に依頼する際には、遺品整理や生前整理の実績が豊富で口コミが良い業者に依頼をすることをおすすめします。
まとめ
福祉整理についていろいろとお話させて頂きましたがいかがでしたか?
福祉整理は、高齢者の方や病気の方がご自宅でより快適に生活できるようにサポートするものです。生活の環境が良いと生前整理もしやすいですし、万が一のことが起きた際も残された家族の方の負担は少なくなるでしょう。
これからの生活をより良くするためにも、もし何かあった際に家族の負担を少なくするためにも、福祉整理を利用するメリットは大きいのではないでしょうか。
今回は福祉整理についてお話させて頂きましたが、もし広島にお住まいの方で生前整理についてお困りの方がいらっしゃいましたら、あぐりにご相談ください。追加項目がある場合は、請求書を確認するあぐりは、お客様のニーズを第一に考え日々業務を行っております。
納得される料金・費用で受注させて頂くのはもちろん、作業も誠心誠意行うのでお客様からとても定評を頂いております。
その他にも、遺品整理、不要品の回収や買い取り、特殊清掃、お引っ越しまで幅広い分野で活動させて頂いておりますので、ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

老前整理とは

みなさんは、老前整理という言葉をご存知でしょうか?
ご存知の方もいらっしゃるでしょうし、あまり聞き慣れた言葉ではないのでご存知ない方もいらっしゃると思います。
似たような響きの生前整理との違いも含めて、詳しくお話させて頂きます。

1.老前整理とは

老前整理とは、心身ともに元気で健康なうちから老後により良く安心して過ごしていくために、今までの人生を整理するとともに身の回りの整理などを行うことです。物に囲まれた生活の暮らしにくさを少しでも解消し、これからもっと過ごしやすく生きることが目的なため、何歳からでも始められます。
老前整理は自分自身の老後のために、生前整理は自分の死後に残された家族のために行うことが多いのがそれぞれの特徴かもしれません。

2.生前整理とは

生前整理とは、自分の死後に残された家族が相続や遺品整理などで困らないように、事前に身の回りを整理をすることです。自分の死を意識したときや、病気などをきっかけに始める方も少なくありません。生前整理をされる方の多くは、家族や周りの人に迷惑をかけたくないという気持ちから取り組まれるようです。

3.老前整理を行うメリット

・セカンドライフを快適に楽しく過ごせる
セカンドライフは、自由な時間ができ夫婦で過ごす時間が増えたり、趣味に費やす時間が増えたりと、いろいろな面で変化があるでしょう。
あらかじめ老前整理を行うことで、セカンドライフの時間をより大切なものに費やすことが可能となります。

・体力、気力があるうちに出来る

歳を重ねるほど、重い物を動かしたり、激しい作業や連続での作業を行うのは体力的に厳しくなります。身辺整理が遅くなるほど、時間もやる気もなくなりがちですが、身体が元気なうちに整理することで素早く作業を行うことができます。

・自分の死後に家族の負担を減らせる

事前に身の回りの整理をしておくことで、家族に遺品整理などの負担を減らせることができます。
また、物を減らすことにより掃除もぐっと楽になりますし、不要な物の処分など、面倒なこともしなくてすみます。探し物をする時間もかなり少なくなるでしょう。

・ケガなどの危険を回避できる

高齢になると、体力や筋力の低下により少しの段差でもつまづいたり、物にぶつかってケガをするなど家の中にいても危険なことが多くなります。家の中が物であふれていると、物を踏んだり、つまづいたり、足をひっかけて転倒してしまう可能性もあるので、物を減らして少しでも危険を軽減しましょう。

・思考がクリアになり、集中力が高まる

歳を重ねるほど、何かに集中するのが難しくなり、注意力も散漫になりがちです。
また、人は視界に入る情報が多いほど集中力がなくなっていくといわれています。
室内をすっきり片付けることにより、集中力を高めることにつながります。

4.老前整理の方法

・身の回りの整理

今、所有しているものを必要なものと不用なものに分けて、不用品については処分していきます。
不用品の処分をすることにより家の中が整理され、余分なものは手元に置かず、必要なものだけに囲まれた環境で充実した生活を送ることができるでしょう。
~断捨離の方法~
思い出の品や思い入れがあるもの、まだ使用するものは必要なものとして残しておきます。
必要なものかどうか判断が難しい場合の判断するポイントは、古くなり使えないものやもう使用しないもの、長期間使用していないものは処分することです。また、壊れているものに関しては修理をして使いたい場合は残しておいても良いですが、そうでなければ処分しましょう。所有していたもののずっと未使用のままだったり、ほとんど使用していないものは、誰か必要とする人にあげるのも一つの手段でしょう。それでも判断ができないものについては、一旦保留しておいてまた少し時間をおいてから(半年~1年ぐらい)判断するのも良いかもしれません。

・保険や積立てを見直す

もしものことを考えて、生命保険に入っていたり、積立預金をしている方もいらっしゃると思います。老後のことを考えて、今の契約内容のままで良いか一度見直しをしてみましょう。保証が十分でないと思う方は、十分な内容にするために内容を増やす必要がありますし、反対に保証が十分すぎている方は、保険料を払いすぎていることもあるので見直すことをおすすめします。

・エンディングノートを作成する

自分の人生の終わりのことを考えて、自分がしてほしいことなどの希望や、家族や周りの人に伝えておきたいことなどを書き記しておくのがエンディングノートです。
記載する内容としては、自分のお葬式やお墓のこと、その他の希望、伝えたいメッセージなど人それぞれ異なります。

5.老前整理を進めるポイント

・焦らず少しずつ進めていく
老前整理を行っていくには、労力と時間が必要となってきます。一度に全て終わらせてしまおうとするのではなく、まずはこの部屋から、まずはこのタンスからなど目標を決めて少しずつできるとこから始めていきましょう。

・整理する場所や終わらせる期限を事前に決めておく

焦らず少しずつとはいえ、いつまでも同じ場所に時間をかけすぎると途中でやめてしまうことにもつながりかねません。整理する場所とそこにかける時間を決めておくことで、作業が進まないまま時間だけが過ぎてしまうことなどがなく完了させることができます。

・定期的に見直し整理する

老前整理が終わったあとも、生活をしていると不要なものはどんどん増えていくことでしょう。また今は必要とするものでも数年後には使わなくなる可能性もあるので、老前整理が終わったからといってそのままにしておくのではなく、定期的に見直して整理をすることが大切です。

・自分だけで判断をするのではなく家族と相談する

中には、自分には必要なくても家族には必要なものがあるかもしれません。判断が難しいものについては、処分する前に家族に一度相談してから整理していきましょう。

・業者に依頼をする

ものが多すぎてなかなか作業が進まなかったり、体力的にきついという方は、業者に依頼をするのも一つの手段です。生前整理や老前整理を行う業者や家の片付けサービスを行っている業者もいます。業者に依頼をすれば、費用はかかりますが作業時間の短縮になります。自分だけで整理をするのが難しい方は、業者に手伝ってもらうのも良いかもしれません。

まとめ

老前整理についていろいろとお話させて頂きましたが、いかがでしたか?
体力、気力があるうちに老前整理を行うことにより、断捨離ができ余分なものを整理して必要なものだけに囲まれて生活を送ることができます。
無理に1日で終わらせようとすると、終わらなかった場合、モチベーションが下がり、中途半端なまま整理が終わってしまうので、焦ることなく、整理する場所や終わらせる期限を決めて整理をしていき、心軽やかに老後を優雅に快適に過ごせると良いですね。
今回は老前整理についてお話させて頂きましたが、もし広島にお住まいの方で生前整理についてお困りの方がいらっしゃいましたら、あぐりにご相談ください。追加項目がある場合は、請求書を確認するあぐりは、お客様のニーズを第一に考え日々業務を行っております。
納得される料金・費用で受注させて頂くのはもちろん、作業も誠心誠意行うのでお客様からとても定評を頂いております。
その他にも、遺品整理、不要品の回収や買い取り、特殊清掃、お引っ越しまで幅広い分野で活動させて頂いておりますので、ぜひ、お気軽にお問い合わせください。