遺品整理はいつから始める? コツとは⁉

遺品とは、故人が使用していた衣類や持ちもの・家具家電・趣味の品などのことです。日本では、遺品は故人を偲(しの)ぶものとして、遺族や故人の友人たちで分けることが習慣となっていました。しかし、現在は遺品整理をいつから始めたらいいのか、どうやって片付ければいいのか、と頭を悩ます人が増えています。特に、故人と遺族が別々に生活していた場合、遺品が多くなりがちです。
そこで、今回は遺品整理を始める時期の目安や、遺品整理の際に利用すると便利な業者などを紹介しましょう。

  1. 遺品整理の基礎知識
  2. 遺品整理の始め方
  3. 遺品整理の困ったを解決
  4. 遺品整理に関するよくある質問
  5. おわりに

この記事を読めば、遺品整理の方法や遺品整理を始める時期の目安がよく分かります。親が高齢な人や、終活に興味がある人はぜひ読んでみてくださいね。

1.遺品整理の基礎知識

はじめに、遺品の定義や遺品整理の方法などを解説します。なぜ、近年は遺品整理に悩む人が増えているのでしょうか?

1-1.遺品とは何か

前述したように遺品とは、故人が使っていた衣類・家具家電・趣味の品などです。現金や有価証券・不動産など遺産以外のものすべと考えると分かりやすいでしょう。しかし、遺品の中には骨董品(こっとうひん)・美術品・ホビーなど、換金性の高い物品もあります。これらの遺品は、遺産に分類されることもありますので、勝手に処分せずに専門家に鑑定を依頼して、価値をはっきりさせましょう。

1-2.遺品整理の必要性と目的

個人の持ちものが少なかった時代、遺品は親族や友人で分ければ整理できました。しかし、現在は遺品の数も多くなり、形見分けでは遺品のすべてを片づけることは難しくなっています。また、遺品をすべて取っておくスペースがない、というご家庭も多いことでしょう。ですから、遺品を必要なものと不要なものとに分け、正しく処分する必要があります。また、遺品整理を行っておけば、形見分けもスムーズに進むでしょう。

1-3.遺品整理の悩み

現在の、70代・80代は、ものが多いほど豊かであると考える世代です。使わなくなったものでも捨てられずにずっと取ってある、ということも珍しくありません。そのため、膨大な量の遺品が残され、子や孫が片付けに追われるというケースも多いのです。また、近年は自治体のゴミ分別のルールも厳しくなり、なんでもゴミとして捨てられる時代ではありません。業者に処分を依頼すれば、お金もかかります。
また、両親が離婚し、何年も音信不通だった父親(母親)が亡くなったので遺品を片づけて欲しいといきなり連絡がきて困った、というケースも多いのです。

2.遺品整理の始め方

この項では、遺品整理を始める目安などについて解説します。いつから始めればよいのでしょうか?

2-1.遺品整理を始める時期

遺品整理は遺産相続とは異なり、いつから始めなければならないという決まりはありません。遺品の量や遺品が残されている場所によって、遺品整理を始める時期を決めましょう。持ち家で遺族が近くに住んでいるという場合は、四十九日を一つの目安にしてください。四十九日がすめば次は一周忌まで行事もなく、弔問に訪れる人も一段落します。気持ちも落ち着いてきますから、故人と対話をするような感覚で行いましょう。
遺族が遠方に住んでいて遺品整理をする時間が限られている場合は、四十九日前後に一気に行うといいですね。遺品整理は人手が多いほど早く進みます。四十九日の法要で親戚が集まっている場合は、彼らの手を借りて一気に行ってしまいましょう。不用品を処分するだけでも行っておけば、あとの整理も楽です。
故人が賃貸住宅に住んでいる場合は、可能な限り早く退去しなければなりません。家賃を払えば物件を借り続けることができるケースもありますが、時間がたつほど費用がかさみます。この場合は、葬儀が終わった後にすぐ遺品整理を行いましょう。明らかな不用品だけを処分し、必要なものをまとめてトランクルームに移しておけば、後でゆっくり整理もできます。

2-2.早めに遺品整理を行った方がよい場合

遺品の中に金銭的な価値が高いものが含まれている可能性がある場合、遺産相続に影響する可能性があります。遺産相続による所得税の申告は4か月以内、相続税の申告は10か月以内に行わなければなりません。遺品を売却した結果、かなりの金額になる可能性が高いという場合は、遺品を遺産扱いにして分割した方がトラブル予防になります。
逆に、借金を相続する可能性がある場合も、遺品整理を早めに行い、故人の借金額を把握しておきましょう。相続をすると借金支払いの義務が生じます。3か月以内に相続放棄をすれば、借金を受け継ぐ必要はなくなりますが、現金や土地などの遺産もすべて相続できません。
さらに、前述したように賃貸住宅に故人がすんでいた場合も、早めに遺品整理を行いましょう。

2-3.遺品整理をスムーズに行う方法

遺品整理は、人手が多いほど早く進みます。故人が持ち家に住んでいて遺族が近くに住んでいる場合や、故人が遺族と同居していた場合以外は、できるだけ人数を集めて一気に行ってください。
また、どうしても捨てられないものだけを真っ先に選別すれば、後は踏ん切りがつきやすいでしょう。フィルム写真やビデオの映像は、デジタル化してDVD-ROMなどに移せば、場所も取らずに保存できます。思い出の品などは、写真に撮影して現物は処分してもいいでしょう。

3.遺品整理の困ったを解決

この項では、遺品整理の際に発生しがちな困りごとやその解決方法を紹介します。ぜひ、参考にしてください。

3-1.遺品整理で起こりがちな困りごと

遺品整理で起こりがちな困りごとには、以下のようなものがあります。

  • 遺品が大量にあり、いつまでたっても片付けが終わらない
  • 人手が足らず、遺品整理が進まない
  • 故人がゴミ屋敷を作ってしまい、素人では片付けられない
  • 遺品の価値が分からず、うっかり処分できない
  • 自治体のゴミ回収ルールが厳しく、遺品の処分が進まない

これらの解決策を、次の項からご紹介していきましょう。

3-2.生前整理をしよう

現在、終活の一環として生前整理を行う人が増えています。生前整理とは、持ちものを見直して本当に必要なものだけを残すやり方です。特に、戸建ての持ち家に住んでいる場合、収納スペースがものでぎっしりというケースは珍しくありません。これらの処分を子や孫に押し付けないよう、自分で処分しましょう。
また、骨董や美術史品・古書・ホビーなどをコレクションしている人は、それらの価値を分かりやすいようにまとめておくといいですね。そうすれば、余計なトラブルを防げます。また、コレクションを遺族以外に譲りたい人がいる場合は、その旨もきちんと記しておきましょう。

3-3.遺品整理業者を利用する方法

遺品が大量にあって個人では処分できないという場合や、遺品整理をする時間が十分に取れない場合は、遺品整理業者を利用してみましょう。遺品整理う業者には、それを専門に行っているところと、不用品回収業の一環として行っているところがあります。遺品整理を行う業者に依頼すれば、遺品の処分だけでなく供養も行ってくれるので大変便利です。また、近年は「遺品整理士」という民間資格もできました。遺品整理士が所属している業者ならば、遺品に敬意をもって接してくれ、相続に関する相談などもできます。
また、業者に依頼すれば自宅まで片付けに来てくれるので、人手が足りないときも便利です。さらに、ゴミ屋敷が残された場合は、プロの手を借りなければまず片付きません。積極的に利用しましょう。

3-4.注意点

遺品整理の仕事はまだ歴史が浅く、相場が定まっていません。しかし、ゴミ屋敷の片付けなどを依頼しない限り、びっくりするほど費用が高額になることはないでしょう。依頼したい場合は、まず見積もりを作成してもらい、納得したら契約してください。また、口コミサイトで業者の評判を確かめてから利用するのもおすすめです。

4.遺品整理に関するよくある質問

Q.遺品に家具や家電があった場合、売却はできますか?
A.ブランド家具や製造後5年以内の家電は値段がつくことがあるでしょう。遺品整理を請け負っている会社の中には、買い取りをしてくれるところもあるので、相談してみてください。

Q.音信不通の親がいますが、いきなり遺品整理を依頼されました。断ってもいいですか?
A.遺産を相続しなければ、それを理由に断ることはできます。

Q.遺品整理を早く行うメリットはなんですか?
A.ものは、時間がたつにつれて劣化して価値がなくなっていきます。家を取り壊す場合や賃貸に出す場合も、遺品が残っていては行えません。

Q.仏壇をはじめとする宗教の道具も処分することはできますか?
A.仏壇は、菩提寺に御霊抜き(みたまぬき)を行ってもらえば、ゴミとして処分可能です。遺品整理業者に引き取って供養してもらうこともできます。

Q.美術品や骨董品など以外に、高値で売却できるものはあるでしょうか?
A.おもちゃ類や、カードゲーム類は高値がつく可能性があります。

5.おわりに

いかがでしたか? 今回は遺品整理を始める目安などを解説しました。人が亡くなると、一周忌まで慌ただしい時期が続きます。遺品整理を行う気力が、なくなる可能性も十分にあるでしょう。ですから、60歳を過ぎたら自分の身辺を整理する生前整理はとても大切です。ぜひ、実践しましょう。

初めての遺品整理。どうしたらいい?

遺品は亡くなった人が人生を生き抜いた証です。なかなか捨てられない反面、いつまでもそのままにしておくわけにはいきません。残された周囲の人が遺品を整理する必要があります。精神的なショックはあると思いますが、遺品整理は心の整理にもなります。
今回は初めての遺品整理の前に、自分で遺品整理を行う手順や業者に依頼するときの注意点、遺品の保管方法などについて詳しくご紹介していきます。

なぜ遺品整理が必要

気持ちの整理

親しい方が亡くなったときのショックはとても大きく、悲しいものです。故人の形見である遺品を見ると思い出に浸ったり、辛い気持ちになったりすることも多いでしょう。ただ遺品を処分するのは勇気がいることで、すぐには手放せない場合も多いと思います。亡くなった人が大切にしていたものを、勝手な判断で捨ててしまって良いものかと、抵抗を感じる人は多いでしょう。

しかしいつまでも遺品を眺めていても、故人にとっても自分たちにとっても健やかな生活を送ることはできません。遺品整理も故人の供養の1つです。気持ちに区切りを付けるためにも、遺品整理は欠かせません。

住居の賃貸契約解除とごみ屋敷防止

賃貸マンションやアパートにお住まいの方が亡くなるとは、契約を解除する期限がのためにも一刻も早く部屋をきれいにしなければなりません。また賃貸物件の借主が亡くなった場合も、明け渡し期限を考慮しなければいけないケースもあります。持ち家の方も、そのまま放置するとごみ屋敷になって近隣の方に迷惑をかけてしまう可能性もあります。各種トラブルを防ぐためにも、なるべく早く家をきれいにしましょう。

相続手続きの必要性

ご家族が亡くなられた場合、仏事以外にもやらなければならないことが出てきます。1番大きくのしかかるのは、相続の問題です。亡くなられた方が資産を所有していた場合、法的な手続きも必要です。特に宝石などの貴金属類はコレクターの方が亡くなられた場合、届出や相続手続き、相続税に関する手続きの必要があります。中には届出期限が定められているものもあります。なるべく早めに遺品整理に取り掛からないと、損をすることもあるのでスピーディーな対応が求められます。

遺品整理の方法

遺品整理には、大きく分けて2つの方法があります。「自分で行う方法」と「業者に頼む方法」です。まず双方のメリット、デメリット、注意点などを紹介していきます。

自分で行う

遺品整理を自分で行う最大のメリットは、遺品の整理を行ううちに自分の心に整理がつくということです。必要なもの、不要なもの。一緒に過ごした家族だからこその目線で分類することができるため、故人の大切なものや資産を見つけやすいからです。心をこめて丁寧に整理することは、故人の供養にもなります。また費用を安く抑えられるのも自分たちで行うメリットです。

しかし遺品整理を自分で行う場合、気持ちの整理がつかないと辛いというデメリットがあります。遺品をひたすら整理していく作業というのは、精神的に負担がかかるものです。1つ1つ手に取っていると故人との思い出に浸り、時間もかかってしまいます。余裕がある場合は構わないのですが、賃貸契約の期限が迫っているときなどは、作業をスピーディに終わらせなければなりません。時間と手間を考えて、業者に依頼する人が多いのも事実です。

業者に頼む

故人が遠方に住んでいた場合でも、遺品整理のために現地へ出向くことなくスムーズに終えられます。また遺品整理は体力的にもかなりの負担がかかります。ベッドやタンスなどの大きなものはなかなか運び出せません。加えて遺品への思い入れが強い場合は、気持ちの強さから作業をなかなか進められないこともあるでしょう。そのような状態で無理に遺品整理をしようとすると、今度は精神的な負担も大きくなってしまいます。遺品整理業者に依頼すると、重い家財をスムーズに運んでもらえるうえ、作業も捗り、体力的・精神的な負担の軽減が可能になります。

しかし、遺品整理のための費用が発生することには気をつけなければなりません。個人で行えばゴミ袋代や粗大ゴミ所分料くらいしかかからないところ、業者に依頼すると高ければ数十万円単位で費用が発生してしまいます。また遺品が雑に扱われてしまう可能性も否めません。遺品整理業者のサイトなどでは、「真心こめて整理します」「誠実に取り組みます」といった言葉が目につきますが、実際そのように作業してくれているかどうかは、業者や作業員次第です。中には悪質な業者もあり、遺品を雑に整理したり見積もりの何倍もの料金を請求してきたり、トラブルも目立っています。業者選びは慎重に行なう必要があります。

自分で遺品整理するときに気をつけること

 

事前に準備するもの

・軍手、マスク
・ごみ袋(自治体指定のものがあればそれを使用)
・ダンボール
・ガムテープ、ひも
・ほうき、ぞうきん、バケツ
・サインペン
・カメラ(整理前と整理後を撮影)

遺品整理の流れ

自分で遺品整理を行う際のおおまかな流れは、「選別→分類→売却・処分・保管」です。
まずは故人の持ち物を把握し、貴重品や形見になるものは保管していきます。保管の方法については後述しますが、「保管するもの」「不要なもの」と分けていきます。

処分するもののうち、買い取りしてもらえるものは売却し、リサイクルできるものは分別・処分していきます。大きな家財などは運べる程度に分解し、不用品は粗大ゴミとして処分しましょう。その際、粗大ゴミ回収日の確認を忘れないようにしましょう。
作業は、2人1組で行うとスムーズに進みます。1人が収納からものを出し、もう1人が袋に詰める、という風に分担すれば効率的です。

保管・保存方法

保管するケース

親族で形見分けをして、それでも残ったものは保管する必要があります。写真や手紙など「自分が持っていて良いのかわからないけれど捨てられない」ものや、「大きな家財で今は使わないけど将来的に使いたい」といったものなどは、処分の対象外です。{保管する」という道を選びましょう。

保管の流れ

小さいサイズのものは、ダンボールに入れて保管しましょう。その際、防腐剤や防カビ剤を入れるのを忘れないようにしましょう。

家財や大きいものは、物置や納戸に片付けましょう。ホコリが付かないように、カバーをかけたりビニールでくるんだりするのを忘れないようにしましょう。ただ大きいものは場所をとる上、保管が難しいのも事実です。いつか使うかもしれない遺品だけれど今は捨てられない。そういったものを保管するのにぴったりなのが、トランクルームです。

トランクルームを使用

 

遺品整理に向いているトランクルーム

トランクルームとは、レンタルできる貸スペースのことです。個人で借りることができ、利用料を支払うことで使用できます。セキュリティレベルが高く、安心度が高いことで近年利用率が高まっています。

遺品整理に向いているトランクルートとして、屋内にあって湿気や天候・気候の影響を受けにくいと、故人の持ち物をより当時のままで保管することができます。また遺品を管理する親族全員の中間地点にあると、いざというときに便利です。公平に順番でメンテナンスをすることも可能です。

事前にやっておくこと

トランクルームに荷物を収納するにあたり、最低限メンテナンスをしておきましょう。汚れをふき取ったりホコリを取り除くことで、長くきれいに保管できます。有価証券や生もの、危険物がないことを確認したうえで、段ボールに詰めていってください。写真などの小物は袋に入れてまとめると、取り出すときに便利です。段ボールに詰め終わったら遺品の重さを量ってください。トランクルームを借りる際に、それに合った広さのものを探すことができます。

トランクルームの利用方法

トランクルームは、インターネットで検索することで見つかります。グーグルで検索をすると全国各地のトランクルームを紹介しています。条件を設定して検索すれば、立地・料金・スペースの広さなどが分かり、自分に最適なトランクルームが見つかります。そのままクリックするだけで利用できます。ただしトランクルームは、基本的に月単位・年単位での契約です。日にち単位で預けることはできないため、注意が必要です。

故人の遺品整理中に出てきたクレジットカード、こんな時どうするのか

みなさんこんにちは!
最近の記事では大きな家具の事や趣味のものなどをどのように扱うまたは処分するのかをお話しいたしましたが、今回はクレジットカードや年金手帳、免許証などの取り扱いについてお話をいたします!

故人の遺品を整理していると、思いがけない物や、どう片付ければいいのか困るものが、たくさん出てくると思います。
全てをゴミとして処分するわけにもいかず、かつ全てを遺族で引き継ぐわけにもいかないので、それぞれ残す物・捨てる物の判別が重要になってきます。
一方で、法的に処分方法が決まっている物も多数あります。その多くは、個人情報に関するものです。
平成15年(2003年)5月に公布され、平成17年(2005年)に全面施行となった「個人情報の保護に関する法律(通称「個人情報保護法」)では、「個人情報」とは次のように定義されています。

遺品のなかから個人の運転免許証、保険証、パスポートなどが出てきた場合も同様です。
多くは、それぞれ担当の行政機関に返却する必要が出てきます。
ただし、対処の方法を知っておけば、それほど難しいものではないので、親御さんや身内の方が亡くなった際はぜひ注意しながら対応を進めてください。

クレジットカードについて

現在、日本におけるクレジットカードの普及率は80パーセントを超えています。
先進国の中ではそれほど高くない数字のようですし、また持っていても使わないという人も多いとのこと。
もちろんスマートフォンの機能による支払いが増えていることも影響を及ぼしているでしょう。それでもクレジットカードは便利なものです。
特に定年後、海外に行く機会が増える高齢者も、クレジットカードを持っている人が多いのではないでしょうか。
また、電気・水道・ガスなどの公共料金をはじめ、各種支払いをクレジットカードによる引き落としにしている人かと思います。
さらに年会費なども引き落とされるため、使用者が亡くなったあと、すぐに解約しなければ無用な請求が来ることになります。
遺品整理で故人のクレジットカードが見つかった時は、次のように対応してください。

<クレジットカードの解約>
解約期限: 亡くなった日から1カ月以内
届出先: クレジットカード会社
必要書類: 退会・解約の書類
※亡くなったことを証明する書類が必要な場合もあり

カードを解約しても、まだ残金があれば支払わなければなりません。
その際は相続人が支払うことになりますので、必ず残金もクレジットカード会社に確認してください。

健康保険証

個人情報に関するもので、最も遺品のなかから見つかる可能性が高いのは、健康保険証でしょう。
日本は「国民皆保険」といって、生活保護の受給者を除く全国民、1年以上の在留資格がある外国人は、公的医療保険に加入することが法律で定められています。
戦後に保険制度が整備され、昭和36年(1961年)にはこの「国民皆保険」が成立しました。
医療保険制度には、社会保険事務所や健康保険組合が発行する「健康保険」(社会保険/社保)と、市区町村が管轄する「国民健康保険」(国保)の2種類があります。
多くは勤務先を通じて社保に加入しており、健康保険に加入していなければ国保に加入することになります。
いずれの保険証も、亡くなった際に返却することになりますが、担当窓口が異なるので、それぞれ期日も違いますので注意してください。

<健康保険>
返却期限: 亡くなった日から14日以内
返却先: 勤務先

<国民健康保険>
返却期限: 資格喪失日の翌日から5日以内
返却先; 市区町村の窓口
※「資格喪失」とは勤務先の変更、退社、生活保護の受給開始などを指す。この場合、被保険者が亡くなった場合も含まれる。

どちらの保険も、保険証を返却するのみで、その他に提出が必要な書類はありません。
ただし保険料に未払いがある場合、被保険者が亡くなっても、相続人が支払うことになります。
相続についてはこちらをご参照ください。

ほかにも高齢者が亡くなった場合に多い、被保険者証についてもご紹介します。

<介護保険>
返却期限: 資格喪失の翌日から早めに
返却先: 市区町村の窓口
必要書類: 資格喪失届、介護保険被保険者証

<後期高齢者医療保険>
返却期限: 資格喪失の翌日から早めに
返却先: 市区町村の窓口
必要書類: 資格喪失届、後期高齢者医療被保険者証

年金受給を停止

年金には厚生年金(厚生年金保険)と国民年金の2種類があります。
厚生年金は会社(法人)に勤務している70歳の人が加入しているもので、国民年金は自営業や社員数5人以下の個人事業主などが入っている年金です。
つまり基本的には国民全員が加入しているものなので、遺品整理の際には必ず注意しておかなくてはならないものだと言えるでしょう。
加入者が亡くなった場合、年金受給の停止を届けなければいけません。それぞれ対応方法は次のとおりです。

<厚生年金>
届出期限: 亡くなった日から10日以内
届出先: 年金事務所
必要書類: 年金受給権者死亡届、故人の年金証書、亡くなったことを証明する書類(戸籍抄本、死亡診断書など)

<国民年金>
届出期限: 亡くなった日から14日以内
届出先: 年金事務所
必要書類: 年金受給権者死亡届、故人の年金証書、亡くなったことを証明する書類(戸籍抄本、死亡診断書など)

運転免許証

日本において運転免許証とパスポートは、保険証以上に個人の証明書として重要なものです。個人情報とともに写真が掲載されているからです。
どちらも原則的に返却期限はありません。どちらも更新手続きを行わないと失効になります。しかし放置していては悪用される恐れが大きい物です。
そこで故人の遺品を整理している時に、運転免許証とパスポートが出てきた場合、すぐに対処したほうがよいでしょう。印鑑証明書も同様です。
いずれも担当窓口へ返却することになります。

<運転免許証>
返却期限: 基本的にないが、できるだけ早く
返却場所: 警察署
必要書類: 運転免許証、亡くなったことを証明する書類(戸籍抄本、死亡診断書など)

<パスポート>
返却期限: 基本的に期限はないが、できるだけ早く
返却場所: 各都道府県庁の旅券課窓口(パスポートセンター)
必要書類: パスポート、亡くなったことを証明する書類(戸籍抄本、死亡診断書など)

<印鑑登録証明書>
廃止期限: 亡くなったあと早めに
提出先: 市区町村の窓口
必要書類: 印鑑登録証明書、登録している印鑑、印鑑登録廃止申請書

故人の家・部屋を片付ける場合には、シュレッダーがあると非常に便利です。
業務用シュレッダーがあれば、紙類だけでなくDVDや、クレジットカード、マイナンバーカードも細かくしてから廃棄することが可能になります。するとゴミ袋も少なくて済み、個人情報の漏えいも防ぐことができます。
とはいえ業務用シュレッダーは、高価なものです。
一般家庭用であれば数千円で購入できますが、業務用となれば価格は数万円です。
そこでシュレッダーの貸し出しを行っていたり、あるいはシュレッダー作業を請け負う業者を利用してみるのも、ひとつの方法でしょう。
清掃業者や遺品整理業者であれば、業務用シュレッダーを持っていることが多いです。

個人情報の保護は、行政だけでなく各個人も十分に注意しなければならないものです。
故人の情報はなおさらのこと、大切に扱わなければ供養もできません。
各市区町村や業者に協力を求めながら、故人の個人情報をしっかり守ってください。

大きな家具や家電は処分だけではなく買い取りも行っております!

みなさんこんにちは!
今日は遺品整理時に伴う大きな家具や家電の取り扱いについてすこしお話しようかと思います!

遺品整理というと、衣類や食器など日常生活で使用する小さなものや書類、故人の趣味のもの等を整理していくイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。
もちろん、そういった物を整理することも我々遺品整理業者の重要な作業ですが、それだけではありません。当然ながら遺品のなかには、ソファーやベッドなど家具など大型の物も含まれており、遺品整理の際には処分をしなければなりません。
しかし、大型なものが多いゆえに処分に困る遺族も多くいます。
遺品として出てきた大型の家具などは、処分や買い取りも一括して行うことができます!

大きな家具について(衣類棚や食器棚等)

家族を亡くした遺族は葬儀や法要など、様々なことを行わなければならず、手続きなども多く行わなければいけません。遺族は悲しみにくれるなかでも、そういった作業追われるものです。
そんななかでも、遺品整理には大変な労力が必要です。 たとえば故人と遺族が同居していた場合ですと、自宅内にある衣類などを整理するだけで構わないかもしれません。家具などは遺族がそのまま使っていくものだからです。

しかし、今は一人暮らしの高齢者などが増えている時代。もし、故人が一人暮らしをしていたのであれば、大きな家具も全て整理しなければならないケースもあります。
これは遺品整理において、遺族を悩ませるひとつの要因ともなっています。
家具はタンスや食器棚など、大型のものが多くなります。そのために運搬も大変で、かといって家庭ごみとして処分することもできません。
では、遺品としての家具の処分方法にはどのような方法があるのでしょうか。

大型ごみを役所に頼んで処分してもらうには

一般的なごみであれば無料で回収されますが、大型のもの=粗大ごみとなれば当然、費用が発生してしまいます。
役所で処分してもらう場合は、比較的安価で処分してもらうことができますが、役所の場合は自宅内からの搬出などは請け負ってくれませんので、どんなに大型の家具でも自力で搬出しなければいけません。
また、土日に対応してもらえるところも多くはなく、土日しか休みが取れないという人には利用しにくくなります。

専門業者に依頼をして処分してもらう方法
業者に依頼した場合は、搬出も行ってもらえますし、業者によっては土日でも対応してもらえます。しかし、そのぶん料金が役所よりも高くなっています。

不用品回収を活用してみる!

次に大型の家具を処分する方法として挙げられるのが、不用品として回収してもらう方法です。不用品回収は粗大ごみとして処分する方法と似ています。
不用品回収はあくまでも回収してもらうものなので、業者に依頼をすることが主な方法となります。

費用は粗大ごみとして処分するよりも少し安い程度であり、それほど大きな違いはありません。
しかし、なかには宅配業者が不用品回収を行っている場合もあり、費用が一切かからないというサービスもあります。
大型の家具を処分する際に費用を抑えたいという時には、こういったサービスを行っている業者を探すとよいでしょう。

また、家具は日常的に使うものとは言え、故人が使っていた物であるため、ごみとして処分することに抵抗があるという人もいるでしょう。
そういった場合にはお寺などに依頼して、供養をしてもらった後にお焚き上げなどをしてもらうと、遺族の気持ちの負担も軽減されます。

リサイクルショップ等の買い取り業者に頼んでみる

ここまで大型の家具が遺品として出てきた場合の処分方法を見ていきましたが、もう一つ方法があります。それが買取ってもらうという方法です。

以前から自分の持ち物で不要になった物はリサイクルショップやフリーマーケットで販売する、という方法が取られていました。
最近では物を売買できるインターネットサービスが開始され、不要になった物を販売することは一般的に普及しています。

このような、“物を大切にする”気持ちは、遺品整理でも取り入れたいところです。
リサイクルショップのなかには、大型の家具でも買い取ってくれるところもあるので、そういった店を探して買い取りしてもらいましょう。
家具の搬出や運搬を遺族自身で行わなければならない場合もありますが、もちろん搬出や運搬もサービスとして行ってくれる店もあります。
また、店によっては買取りできない家具もあるので、買い取りを検討している家具が買取り対象になっているかを確認しておくことも大切です。

私たち遺品整理業者を活用する場合について

ここ数年、遺品整理業者に遺品整理を代行してもらう人が増えています。
遺族は遺品の処分方法の最終判断だけを行えばよくなるため、負担は最小限に抑えられます。
また、業者の持つプロの技や知識などを活用して作業が行われるので、遺族だけでは数日かかる作業も短時間で済ませることができます。
遺品のなかに大型の家具が含まれているケースだと、さらに遺品整理業者の力が必要になるかもしれません。

まず遺品整理業者の多くは大型の物や大量の物を運ぶために運搬車を所有しています。そのため、大型の家具であっても搬出から運搬まで行ってもらえるのです。
さらに、粗大ごみや産業廃棄物の処分方法に関する専門知識もしっかりと持っており、適切な方法で処分してもらえるというのも、遺品整理業者に依頼をするメリットでしょう。

遺品整理業者によっては家具などの遺品の買い取りまでを行ってくれる業者もあります。
つまり、遺品整理業者に依頼をすることで、大型の家具の処分方法である「粗大ごみとしての処分」や「不用品としての回収」「リサイクル品として買い取ってもらう」という3つの方法全てに対応してもらうことができるということです。

しかしながら、遺品整理業者の需要が高まっているため、多くの業者が営業を開始しており、そのなかに悪徳業者が紛れていても気づかずに依頼してしまう危険性も高くなっています。

もちろん遺品整理だけを遺品整理業者に依頼して、家具の買い取りは買い取り業者に依頼するという方法もありますが、各業者に連絡をして見積もりや査定をしてもらわなければならないため、そのぶん労力を要するというデメリットはあります。
そこで全ての作業を遺品整理業者に依頼する場合、遺族は遺品整理業者だけに依頼をすれば済みます。また、一括であれば低価格で作業をしてもらえる可能性もあります。

現代は様々なサービスが増え、利用者は非常に楽をすることができるようになりましたが、その反面、サービスの使い分けに気を遣わなければならなくなりました。
きちんとした方法を見定めて、遺族も故人も喜ぶ遺品整理を行ってください。

遺言書について

みなさんこんにちは!
今日は遺品整理で最もご質問が多い遺言書についてお話します!
整理中に出てきて親族一同急遽集まって話をするなど、故人が用意していたにも関わらず、どこにしまってあるか知らされていない場合も多いのです!

今日はその遺言書についてや書き方、最近巷で噂のエンディングノートについても少しご紹介していきます!

自分が死ぬことを考えるのは、つらいものです。
でも、それ以上につらいのは、自分の死後、大切な家族や兄弟が争うことではないでしょうか?

そんなことが起こらないよう、元気なうちに遺言書を書いておくのは大切なことです。
でも、気をつけてください。せっかく書いた遺言書が無効になってしまうケースがあります。
スムーズに相続を行うため、遺言書について知っておきましょう。

遺言書とは

残された家族や親族に伝えておきたいこと、生前の希望などを伝えてくれるのが「遺言書」です。
ここで注意しておきたいのが、「遺書」と「遺言書」の違い。この2つは、言葉は似ていますが、全く違うものなのです。

「遺言書」は、民法で定められた法的な文書です。
書式、作成方法、効力、内容に至るまで、細かくルールが決まっています。

この指定された形式に則って書かれた遺言書の内容は、守らなくてはなりません。
もちろん、遺言者以外の書き換えも厳禁です。
内容を書き換えると、遺言書が無効になるばかりか、罰則を受けることもあります。

遺書について

「遺書」とは、自分の意思を誰かに伝えるための私的文書です。書式や内容に法的な決まりはありません。
レポート用紙への走り書きでも、手紙でも、ビデオメッセージや音声テープなどでも、どんな形式でも大丈夫です。

その代わり、法的な効力も一切ありません。
遺書で伝えられる内容は、残された人たちへのメッセージだけなのです。

遺言書を書く前に注意してほしいこと

遺言書を作成する前に、自分が所有している土地建物、預貯金や有価証券といった財産がどれだけあるのかを明らかにした「財産目録」を作っておきましょう。
家族にはわかりにくい財産として、ネット上での株取引やマイナスの財産(借金)があります。こちらも明らかにしておきます。

法律の上では、財産目録を作成する義務はありません。
しかし、スムーズな相続のため、作っておくことを強くお勧めします。

遺産を相続するときは、相続人全員で「遺産分割協議」を行うのが一般的ですが、もしも故人の財産がどれだけあるか知っていた人と、知らない人が存在したらどうでしょうか?
実はまだ隠し財産があるのではないか、自分の取り分が本当に正しいのかといった疑念が生まれて、トラブルになる可能性があります。

自分の死後、相続人同士が争うのは悲しいですよね。
生前整理の一環として財産目録を作成しておき、何がどれだけあるのかをハッキリさせておきましょう。

遺言書が無効!?そんなことにならないために

自筆証書遺言の場合について

  • パソコンやワープロなどで書いてある
  • レコーダーなどで録音したもの、ビデオなど
  • 遺言者以外が書いている、また2人以上の共同で書かれている
  • 押印や日付の記載がない
  • 「○○年吉日」など日付が特定できない
  • 遺言作成の日ではない日付が記載されている
  • 署名がない、あるいは遺言者以外が署名している
  • 相続する財産の内容が不明確な遺言書

など。

自筆証書遺言は、民法968条において
「自筆証書によって遺言をするには、遺言者が、その全文、日付及び氏名を自書し、これに印を押さなければならない。自筆証書中の加除その他の変更は、遺言者が、その場所を指示し、これを変更した旨を付記して特にこれに署名し、かつ、その変更の場所に印を押さなければ、その効力を生じない」
と定められています。
自筆証書遺言を残す場合は、ルールをよく理解し、文例などを参考にしながら慎重に作成しましょう。

公正証書遺言の効力が無効になる例

公正証書遺言は、公証役場で作成するため、最も確実な遺言書の作成方法です。
そのため、相続開始後に家庭裁判所の検認を受けることなく、即座にその内容を執行することができるほど信頼が高い書類です。
それでも、無効となってしまうケースがあるのです。

法律上では、公正証書遺言は遺言者が記載したい内容を公証人に口頭で伝え、それを聞きながら公証人が遺言書を作成するよう定められています。これを「口授」といいます。

ですが、これでは時間がかかってしまうため、実際は事前に公証人と遺言書の記載内容について打ち合わせをして、そこでほとんどの内容を決めてしまいます。

そのため、遺言書は作成当日までにほぼ出来上がっており、作成当日はその内容を公証人が遺言者に確認し、問題ないかどうか訪ねる程度になっています。
あとは遺言者が「はい」と答えれば公正証書遺言は完成するというわけです。

ということは、もし遺言者が認知症やアルツハイマーにかかっていたとしても、「はい」と言えさえすれば、公正証書遺言が完成してしまうことがあるのです。
つまり、悪用しようとすれば、いくらでもできるわけです。

遺言書自体がいくら所定の書式に則った適切なものであっても、作成当時に遺言者に遺言能力がなかったことが証明されれば、その公正遺言書は根底から覆り無効となります。

公正証書遺言をより確実なものとするため、必ず自分自身の口から遺言内容を公証人に伝える「口授」の手続を確実に行いましょう。

証人に関する不備

公正証書遺言を作成する際には、必ず2名の証人を自分自身で手配しなければなりません。
証人には特別な資格は必要ありませんが、次に該当する人は証人になれません。

  • 未成年者
  • 推定相続人、受遺者及びその配偶者、直系血族
  • 遺言を作成する公証人の配偶者、四親等内の親族、公証役場の職員

もしも、これらの人を証人として公正証書遺言を作成してしまうと、その時は分からなくても、将来的に相続人から指摘され、遺言書が無効となってしまう可能性があります。
証人は、これらに該当する人には絶対に依頼してはいけません。

また、証人のどちらか、または両方が遺言書作成の途中で席を外した場合など、証人に不備がある公正証書遺言なども無効とされるケースがあります。

エンディングノートを書く意味について

過去にも、形式不備により自筆証書遺言としては無効であるとされたにもかかわらず、死因贈与契約が成立していたとして、遺言書の内容通りに相続が行われた裁判例があります。

ここで大切なのは、遺言者が受贈者に対して遺言の内容を伝えており、また受贈者がそれに対して承諾していることを認定することです。
もしも、贈与者が一方的に「あげるよ」と言っていただけだったり、受遺者が「私がもらえるはず」と思っていただけでは成立しません。
贈与者と受遺者との間で意思の合致と、その証明が必要です。

このような例では、エンディングノートを活用することができます。

 

繰り返しになりますが、死因贈与契約は、贈与者と受遺者との間での意思の合致が必要です。訴訟において死因贈与を主張する場合は、その成立を立証しなければなりません。
そのような場合に備え、エンディングノートを活用するのです。

もし、生前にAさんが「私が死んだら、預貯金○円をB子に与える」とエンディングノートに記載し、内容を説明の上、B子さんに渡したとします。
これは、死因贈与契約の「申し込み」に当たると考えられます。

そして、B子さんがこれを受け、わかりましたと返事をすれば、「承諾」に当たるものと考えられます。
つまり、2人の間で死因贈与契約が成立すると考えられるわけです。

もちろん、裁判においては様々な例がありますので、全てが認められるというわけではありません。
けれども、遺言書の形式上の不備だけで遺言内容の実現を諦めるのは早いと言えます。

遺言書を作成する場合は、まずは定められた形式に従って慎重に書くことが一番です。
しかし、万一の場合でも、諦めずに弁護士など専門家に相談してみましょう

遺品整理の際に注意するべきポイントについて

みなさんこんにちは!
今日は悪徳業者に騙されないためにもみなさんにアドバイス出来れば幸いです!

遺品整理を業者に依頼する場合には、業者から見積もりを取ってもらう必要があります。遺品整理にまつわるトラブルを回避するためには、この見積もりというのがひとつのカギになります。

 

見積書を作成してもらったら、その内容にしっかりと目を通していきましょう。項目の中で何かわからないことがあれば、どんな些細なことでも担当者に尋ねておくと安心です。

例えば、「~の場合は別途費用が発生いたします。」というような記載があった場合には、費用が発生する条件について事前に詳しく聞いておきましょう。
そうすれば、もし追加費用が発生したとしても依頼者側として納得することができます。
見積もりの際には故人のお宅へと訪問をすることがありますが、訪問をして見積もりをしたとしても、いざ遺品整理をしてみると物置から灯油がガスボンベといった引火物が見つかり、ベットで処分費用が必要となるというようなケースもあります。

 

そういった事態がないように訪問見積もりをするわけですが、いくら訪問見積もりをしたからと言って、故人のお部屋や物置にあるダンボール箱などを一つ一つ開けて見積もりをしていくのは不可能ですから、そのような事態に発展する可能性もあるということを頭の片隅に入れておくといいのではないでしょうか。

 

遺品整理のトラブル防止のために、見積書をしっかりと確認することは大切ですが、それだけではなく、見積もり結果の比較というのも大切になってきます。
見積もり=契約ではないですが、訪問見積もりをしてもらった場合、なかなか契約を断るのが難しいこともあります。
そういった場合、相場よりも高い料金であるにも関わらず、その業者と契約してしまうなんてこともありがちですから比較は重要です。

 

もし見積もり結果の比較を行いたいのであれば、遺品整理の業者に対して一括で見積もりを請求できるサイトを利用するのもオススメです。
そうした一括見積もり比較サービスは、引越し見積もりなどではすっかりおなじみですが、最近は遺品整理業界でも利用されるようになっています。

 

なお、一括見積もり比較サービスは無料でご利用いただけますので安心です。

 

遺品整理にかかる費用の相場というのは私たちには馴染みがないものですから、見積もり価格が適正かどうかを判断しづらい部分もあります。
しかし一括見積もり比較を行なうことで、おおよその相場をつかむことができます。

追加料金についてちゃんと確認する

「必ず追加費用がかからないか?」必ず聞いて確認してくださいね!

まともな業者なら、見積もり金額が2倍なんてことは絶対にありえません!

見積もりをとった、遺品整理業者の担当者の名刺も必ず保管しておいてください。「名刺」も渡さないような業者は避けてくださいね。

仮に、見積もりがいくら安くても信用ができません!よからぬトラブルにあう可能性が高くなるだけです。

業者が対応してくれない場合は、「消費者生活センタ-」に相談しましょう。もし、遺品整理業者がしつこい営業をかける場合は、警察にも電話相談。業者が来る場合ですが、1人ではなくて、2人以上で立ち会ってください。1人だと冷静な判断ができなくなってしまうため。

もし不安な場合ですが、見積もりのときに、不安なことを業者に伝えてスマホで動画や音声の録音していいか確認してください。これが証拠となるため、見積もり金額と違うときに業者にお伝えください。ここまでやるのか?と思うかもしれませんが、騙されないためにも念には念を入れましょう!

遺品整理業者の増加も背景に、国民消費生活センターに寄せられる遺品整理に関する苦情が例年になく増えているそうです。

その背景にあるのが、核家族化と高齢者の一人暮らしの増加。大家族であれば、みんなで相談しながら片付けられますが(人手もありますし)、一人ではどうしていいか分からず、業者に頼むことがより一般的になっているそうです。

確かに、最近は遠方にお住まいのご家族から、地元のご実家の整理を頼まれる…というケースも増えています。

悪徳業者によってもたらされるトラブルは、
・見積もり以上の料金請求
・手元に残すものが処分される
・買取サービスで、不当に安い金額で買い叩かれた
・貴金属を出すよう促され、見せると僅かなお金で持ち帰られた

など。

特に、「押し買い」として無理やり買い取られてしまうというトラブルが後をたたないのだとか。この場合、特に猛暑もうまく利用されているという側面もあります。

というのも、猛暑は判断力を鈍らせるから。遺品整理や福祉整理は「早く終わらせたい」と思う人も多いですから、その気持ちにつけこんで無理やり迫っているケースもあると思います。また、暑い中汗だくで作業をしている人に言われたら、断りにくい…という気持ちになってしまいますよね。

冷たい水を飲んで、休憩をはさみながら、冷静な気持ちで業者に対応しなくてはなりません。
もちろん、悪徳業者に頼むことがないように、事前にしっかり見定めることが何より大切です。

 

大切な遺品を不当に安く買い叩かれてしまったら、故人も浮かばれません。
そこで知っておいていただきたいのは、「訪問買い取りも、クーリングオフの対象」だということ。

また2013年に特定商取引法が改正された結果、この仕組みが作られました。返品だけでなく、契約してもクーリングオフすることができます。

「もしかして、買い叩かれた…?」と感じたら、相場を調べて契約を破棄することができるのです。このことを覚えているだけでも、いざというときに心強いですね。

悪徳業者の被害に合わないためには、業者の選び方が大切です。

わたしたちがお伝えしている「信頼できる業者の見分け方」は以下の3つ。

①「遺品整理士」の資格を持ったスタッフのいる業者
②価格が明朗で、追加料金が発生しないことを約束してくれる業者
③見積もりの対応が誠実な業者

遺族の遺品で鑑定してもらうべきものとは

みなさんこんにちは!
今日は遺品を捨てるのか、売ってしまうのか悩むものもたくさんあるとのお声が多いのでどのような対処をしたらいいかアドバイスをさせていただければと思います!

鑑定してもらうべきものとは

  • ネックレス・指輪・時計、ダイヤモンド等のアクセサリー
  • 仏具
  • プラチナ製品
  • 美術品
  • 絵画
  • 着物

ネックレス・指輪・時計、ダイヤモンド等のアクセサリー

指輪やネックレス、ピアスやブローチなどのアクセサリーや、時計が残されることはよくあります。
ただ、ものによっては、「金」として売った方がお得か、時計や指輪などの「品物」として売った方がお得か変わってきます。

大きなポイントは、ブランド物であるかどうか、どんなデザインであるか。

 

たとえば、時計を例にとってみると、ノーブランドのものでデザインが特に変わっていないのなら、金として売る方がよいでしょう。
また「ロレックス」や「カルティエ」、「フランクミュラー」など人気のブランド時計なら、状態にもよりますが時計として売る方が断然、高値がつきますし、古くても高値で売れることが多いようです。

アクセサリー類も同様で、金の塊としてみるべきか、アクセサリーとしてのほうが価値が高いのかは、ブランドやデザインによって変わります。
人気のブランドジュエリーには、次のようなものがあります。

仏具

仏具もよく貴金属が使われているもののひとつです。
なかでも、金や銀で作られた仏像は意外と多いようです。
「こんなもの、価値なんてないだろう」とは思いながら、念のため鑑定に出したら、何と純金製で100万円以上の値がついた、というケースもあります。

古い仏像や仏具は、ろうそくのすすや線香の煙で色がくすんでいたりして、ぱっと見では貴金属が使われているとは判断しにくいものです。
「これはどうかな?」と思ったら、磨いてみるとよいでしょう。

線香立てや蝋燭立てなどに銀が使われていることもよくあります。
捨てる前によく確認しましょう。

 

また、金銀が使われていなくても、仏壇自体、数万円で売れることもあります。
仏壇は海外でインテリアとして人気が高い商品です。
仏壇が不要になったら、中古買い取りに出すのもよいでしょう。

ただし、仏像や仏壇を売りに出す前に、必ずお寺などでお精抜きをしておきましょう。

プラチナ製品

金より高値がつくプラチナです。
結婚指輪はプラチナの場合が多いので、刻印を見てみましょう。

「PT」「Pt」とあれば、プラチナ製です。
アクセサリー類も、裏側に小さく刻印されているので、確認しましょう。

美術品

値段があるようでないのが美術品です。絵画や彫刻など、美術品や骨董品の価値は、素人には判断が難しいですね。

テレビで、家にある美術品や骨董品の価値を鑑定する番組があります。
視聴者が、自慢のコレクションやおじいさんの遺した骨董品や美術品の解説と、実際の市場価値を鑑定する内容です。

素人目には落書きにしか見えないけれど、実は有名画家の素描で、目が飛び出る程の高値がついたり、逆に有名な作家の作とされ、代々大切にされてきた掛け軸が贋作だったりすることもあります。
このような美術品、骨董品が出て来たら、ぜひ専門家に鑑定してもらいましょう。

絵画

見極めが極端に難しいのが美術品です。
主に素人には、鑑定結果をみるまで分かりません。
掛け軸や絵画などが出て来たら、鑑定に出してみることをお勧めします。

着物

タンスの中に残された着物も高く売れるもののひとつです。
しかし、着物の価値判断は、やはり素人には難しいものです。

その理由のひとつに、機械の登場があります。
昔は、着物の生地を織るには、職人が手間暇かけて丁寧に織り上げていました。
しかし、機械が登場したことによって、時間をあまりかけずに生地を織ることができるようになったのです。

染めなどについても同じことが言えます。
たとえば、高価な着物として広く知られているものに加賀友禅がありますね。
加賀友禅の作業工程には、糊をもちいて図柄を描いていく作業があります。
これは「糸目を引く」と呼ばれる作業で、細い口金の先から一定の太さで糊を出しながら丹念に図柄を描いていく、大変な手間がかかるものです。
ですから、加賀友禅が数百万円するのは当然のことなのです。

 

ところが、近年、加賀友禅でも10万円足らずのものが見られるようになりました。
なぜ、こんなに安価に作れるようになったかというと、糸目を引くのを機械で行う「型糸目」と呼ばれる手法が登場したからです。

型糸目の加賀友禅は、初期のものは糊が太く、職人が手で糸目を引いたものとすぐに区別できました。
ところが、技術が進歩して、機械でも細く糊を出せるようになり、現在ではパッと見ただけでは職人が糸目を引いたものなのか、型糸目なのか区別できないものが出てくるようになったのです。

もちろん、これを区別する方法はあります。職人が丹念に糸目を引いた加賀友禅には、1枚の着物の中に同じ柄は決して登場しません。
それに対して型糸目の場合は、たとえば左袖前と右袖後が全く同じ柄になります。

しかし、こういったことも、知識がなければ判断するのは非常に難しいものです。
遺品で着物がある場合、高価そうなものであるなら専門家に鑑定してもらうとよいでしょう。

また、着物にもブランド品があります。
なかには芸能人がプロデュースしているブランドもあります。
主に若い人向けのこういった着物は、気軽に着られるように、洗濯機で洗えるポリエステル製のものがほとんどですが、ブランド力のあるものはそれなりに売れることがあります。
この場合は、オークションなどに出すとよいでしょう。

 

着物にも、作家やブランドがあり、それらが揃っていると驚くような高値がつきます。
素人に着物目利きは難しいので、着物の買い取り専門業者に依頼するのがおすすめです。

暗い気分になりがちな遺品整理ですが、これは価値があるかな、ないのかな、と思いながら片付けると、ちょっとした宝探し気分で楽しく進められるかもしれません。

遺品整理業者には、こういった古いものを鑑定する知識があるスタッフや、買い取りのできる古物商の資格を持つスタッフがいるところがあります。
また、専門家と連携している遺品整理業者もありますので、相談してみるとよいでしょう。

デジタル遺品について

みなさんこんにちは!
今日は昨今でも多い問題の一つでもある
デジタル遺品についてお話しようと思います。

みなさんはデジタル遺品と聞いてどのような物を思い浮かべますか?
デジカメの写真データやパソコン?もちろんその通りです!
そのほかにはFX取引などで得た資産等も含まれSNSやブログ、ゲームのアカウントなどデジタルのもの全てをさします。

ここではその一つ一つの扱いについてお話いたします!

デジカメはPCはどうしたらいい?

データ自体必要が無ければ削除しまた使用することも可能です!
親族と共有で使用していた場合はそのままでも問題ないかと思います!

しかしながらPCではネットバンキングなどの銀行口座がある場合もございます。この場合一つの資産ですので遺産相続の対象にもなります。

こういったものの取り扱いには我々業者としても十分に注意しております。

SNSアカウントやブログについて

故人は、FacebookやTwitter、InstagramなどのSNSに登録したり、ブログを開設したりしていなかったでしょうか?
これらを、ただ単に「ネット上で書き込むだけのもの」と思ったら大間違いです。適正に管理されなくなったSNSやブログが、悪意のある第三者にIDやパスワードを乗っ取られ、不正広告を掲載されるなど詐欺の温床となるケースが増えています。
SNSやブログは、人と楽しく交流できるツールですが、狙われる可能性も非常に高いのです。

ですから運営会社に削除依頼等しアカウントを削除しておきましょう。

ゲームなどのアカウントについて

パソコンやゲーム機でゲームを楽しんでいる方も多いことでしょう。そのなかには、インターネットを通じ、見知らぬ相手と対戦したり、複数で協力してプレイしたりするものもあります。
もし、故人がこういったゲームを楽しんでいた場合、そのアカウントを抹消しておかないと、トラブルにつながる可能性があるのです。
ゲームによっては課金をして得るアイテムがあります。もしも、故人がレアなアイテムを多数所持していた場合、「譲ってほしい」「売ってほしい」という依頼がたくさん来る可能性も非常に高いでしょう。
こういったところから、金銭問題に発展してしまう危険性が考えられます。

デジタル遺品のトラブル

FXや株取引で大損失

ご主人を不慮の事故で亡くしたAさん。ショックのなか、気丈に葬儀を終えましたが、まだ悲しみも癒えない葬儀の数日後に、FXの取引会社から突然の連絡を受けたのです。
聞けば、なんと亡きご主人が2000万円もの損失を出したというではありませんか。ご主人がFX口座を持っていたことすら知らなかったAさんには、まさに青天の霹靂でした。
土地などの遺産がありましたが、この損失を免れるために、Aさんは相続放棄をするしかなくなってしまいました。
ご主人が家族に内緒で取引していたFXのために、家族が受け継ぐべき財産がゼロになってしまったのです。

スマートフォンが見られない事態に

病気でお母さまを亡くしたBさん。Bさんのお母さまは、闘病中、日々の記録としてスマートフォンで写真や動画を撮っていたそうです。また、Bさんはじめ、子供たちや家族に宛てたメッセージなども書き残していました。
「母が遺した記録を見たい。メッセージを読みたい」。
Bさんは、なんとかしてスマホを開けようと努力しましたが、ロックがかかっており、パスワードがどうしてもわかりません。せめてカードが挿してあれば……と思いましたが、お母さまはカードを使っておらず、データは全て本体の中にある状態でした。
ショップに相談すると、故人から端末を引き継ぐには初期化が必須とのこと。でも、それでは意味がありません。
そのため、Bさんは、せっかく残っている思い出を諦めるしかありませんでした。

SNSの恐ろしい拡散力

亡くなったCさんの運営していたブログは、更新されなくなってからしばらくして、コメント欄に不正なURLや広告が延々と書き込まれるようになりました。
スパム業者による自動書き込みで、「荒れた」状態にされてしまったのです。
さらに、アフィリエイトをやっていたところ、個人情報を盗まれ、知らないうちに口座からお金が引き出されていました。

SNSでは、悪意ある第三者が故人になりすましたり、嘘の情報を流したりするケースもあります。
Dさんは、ある日、友人からの連絡で、自分の写真がTwitterで拡散されていることを知りました。調べたところ、Dさんのアカウントがいつの間にか見知らぬ他人に乗っ取られ、嘘の情報を流されていたのです。
インターネットの世界では、一度出回った写真を回収・削除することは、ほぼ不可能ですまた、一度デマが広がってしまうと、それを打ち消すのは至難の業。
「人の噂も七十五日」とはいかないのが、インターネットの世界なのです。

デジタル遺品の問題について

通常、故人が残した遺品は、引き継ぐものと破棄するものに仕分けし、整理されます。その上で、遺言や法律にのっとり、相続人に分配されることになります。
こういった遺品は通帳や証券・証書、貴金属そのものなど「目に見えるモノ」です。しかし、デジタル遺品は、目に見えません。機器の中に隠されているために、気づかれないまま放置されてしまう可能性が非常に高いのです。
現代は、デジタル機器やインターネットを一切使わずに生活するのが、とても難しい時代です。さまざまなショッピングサイトや会員向けサイトを利用したりする人は多いですし、確定申告もインターネットでできる時代です。
また、インターネット関連以外でも、住所録や家計簿、プライベートな記録などをデジタルデータ化している人は多いでしょう。
「デジタル遺品」という言葉の響きからは、なんとなく特別なもののようなイメージが浮かぶかもしれません。でも、実はほとんどの人が持ち得る「遺産」であり、ごくありふれた存在となっているのです。
だからこそ、「超個人的」であり「目に見えない」ことが最も大きな問題となるわけです。

あぐりについて

あぐりでは遺品整理はもちろん不用品回収、特殊清掃、不用品買い取りと様々なサポートを行っており遺品整理後一貫して対応しております。
また広島県のみならず中四国地方全般で広く活動の場を広げております。

こんな時はどうしたら?
これは捨ててもらえるのか?
などなどご質問だけでも構いません!
何かご不明な点やお困りなことがございましたらいつでもお気軽にお問い合わせくださいませ!

遺品にまつわる供養について

みなさんこんにちは!
今日は遺品整理にまつわる供養のお話をしようと思います!

そもそも供養とは何か…

供養について

遺品整理をしていると、様々なものが出てきます。
亡くなった方の趣味のものや道具、コレクションなど。また、仏壇や神棚などが残ることもあります。
こういった遺品は、そのまま捨ててしまってよいものなのかどうかわからないこともありますよね。特に仏壇などの宗教用具や、故人の思いがこもっていそうな人形、写真などは捨てにくいもの。自分にとっては必要ないものだからといって、ただ捨ててしまうのも憚られるものです。
今回は、どんなものを供養すべきなのか、供養にはどのくらいの費用がかかるのかなど、遺品整理に関する供養について、まとめてみたいと思います。

「供養」という言葉の意味は、ひとつは仏や菩薩などに対して尊敬の念を込め、供物を捧げること。もうひとつは、亡くなった人の冥福を祈り、行われる法会・法要のことを指します。こちらは「追善供養」ともいいます。
一般的に「供養」というと、「追善供養」を指すことが多いですね。
古来、日本人は、あらゆるものに魂が宿ると考えてきたので、仏や人間、動物にとどまらず、ものや道具に対しても供養を行ってきました。
針供養、人形供養など、聞いたことがある人も多いでしょう。役目を終えたものたちを粗末にせず、感謝を込めて「お疲れさま」と旅立たせたのです。
ましてや、故人が大切にしていた遺品は特別です。遺品には、故人の思いや魂が宿っているように感じられるもの。
ですから、遺品の供養は、故人と、故人を助けてくれた品々に対して感謝を込め、故人と一緒に愛用品をあの世へ送り出す大切なセレモニーなのです。

遺品を整理し、供養することは、遺族にとって心の整理につながるのです。
その意味で、「供養をしなくてもよいもの」というのは、ないと言っていいでしょう。逆に、「絶対に供養しなければならないもの」もないのです。

お炊き上げとは

世間一般的に知られている【お炊き上げ】
新年に、古いお札やお守りを寺社に返し、火で燃やして処分してもらいますよね。それと同じで、遺品を火で燃やし、浄化して天に還すわけです。

お焚き上げは、もともと密教の「護摩行」に由来するといわれています。
密教において、火は神聖なもの。燃え上がる火の前で、全身全霊をもって願いを唱え、煩悩を火と共に焼き尽くすという激しい修行です。こうすることで、煩悩や悪いものが火で清められると考えられたのです。
ここに、昔から神社で行われていた庭燎(にわび=神社の庭で焚くかがり火)が結びつき、寺社での供養=浄化に変化していったと考えられています。

お炊き上げの料金や場所は?

お炊き上げは神社で行うのが一般的です。
また遺品整理業者の中には供養も含むプラン等がある場合がございます。
料金もまちまちでダンボール1箱いくらや1回いくらなど神社や専門業者によって様々です。

遺品整理業者で行うメリットについて

遺品整理業者は、遺品の整理をしながら供養するものを仕分けすることができるので、供養までに時間がかからないのが大きなメリットです。
また、不用品の処分方法やリサイクルの方法なども熟知しています。その上で、遺品を大切に扱い、お焚き上げ業者との仲介を取り行い、処分まで任せることができます。
料金がはっきりしていることも、業者の大きな利点です。内容や量によって料金が明確に設定されているので、予算に合わせて依頼することができます。

故人の遺品を自分で処分する場合、どうしてもこれは……というものが出てくることがあります。たとえば写真や人形など、故人の思いのこもっていそうなものは、なかなか処分しにくいですよね。
かといって、それだけのために僧侶や業者をお願いするのも……という時は、特定の品目を供養してくれる寺社を探すとよいでしょう。
こういった寺社は、直接の持ち込みではなく、郵送や宅配で遺品を受け付けています。写真や人形のほか、筆や財布などを受け付けているところもあります。

また、故人の表札などは、普通に捨てていいのか迷うもののひとつではないでしょうか。
表札や刃物、印鑑などは、メーカーや、それを扱う業者が供養を行なっています。取り扱い店舗で受け付けたり、全国から郵送で集めたりして、まとめて供養をしてくれます。
遺品整理では、本当に思いがけないモノが出てきます。普段、見慣れているものであっても、いざ供養となると、どうしたらいいのか困ってしまうものも多いものです。
もし処分に困るものが見つかったら、取り扱い業者にあたってみるのも、ひとつの方法です。

ペットの遺品整理について

昨今では1家庭1ペットと言われるくらい犬やねこを飼っている家庭が多く
このペットの遺品についても供養したいなどのお声がございます。

これまでの経験上ペットの遺品についてはお焚き上げが難しく
その理由としては様々な材質でできたものだからという事です。
例えばわんちゃんの首輪やリードも鉄を使用している箇所もあり
燃えないからです。

私から言えるとするならば、ペットは人とは違い多くの”もの”を残しません。
ここでいう物とは思い出や写真ではありません。
ですから気持ちの整理がつき落ち着いてから考えていく事がよろしいかと思います。

あぐりについて

あぐりでは遺品整理はもちろん不用品回収、特殊清掃、不用品買い取りと様々なサポートを行っており遺品整理後一貫して対応しております。
また広島県のみならず中四国地方全般で広く活動の場を広げております。

こんな時はどうしたら?
これは捨ててもらえるのか?
などなどご質問だけでも構いません!
何かご不明な点やお困りなことがございましたらいつでもお気軽にお問い合わせくださいませ!

呉市で遺品整理のお仕事をしてまいりました!

今回は遺品整理のご依頼で広島県呉市内での2LDK広さのマンションの整理にお伺いしました。

先日中国地方に豪雨が降りたくさんの地域で土砂災害や冠水被害がございました。この記事を書いている今でもまだ家に帰れず元通りの生活に戻れていない友人や知人がいます。

まず先日の災害で被害に遭われた方にお悔やみ申し上げます。
弊社では、微力ながら通常業務とは別に片づけ作業等のお手伝いをさせていただいております。

お客様よりお写真の撮影の許可をいただき弊社のお仕事をご紹介させていただきます!
今回のお客様は遺品整理はもちろん不用品回収、畳等の張替えも行いました。

 

【改修および回収後】

 

こんなにもきれいになりました!(^^)!

このブログでは皆さんに遺品整理について知ってもらうと同時に最近巷で噂の生前整理についてもお話しをしようかと思います。

遺品整理業者とは、故人の残した荷物を片付けたり、処分したりしなくてはなりません。このお手伝いをするのが我々の務めです。
故人の遺した品々を不要物とそうでないものに仕分けし、故人の住んでいた家の中をきれいにします。最近では、仕分けと清掃以外にも遺品整理業者の業務は広がってきています。

昨今では様々なもののデジタル化が進み家具家電やアルバム等以外でもデジタル品の整理案件も少なくありません。
またこのようなものについて様々なトラブルの原因にもなります。
デジカメから不倫相手の写真が発見された…などなど。
そのようなことから終活という言葉が生まれ、近年では終活をしている方もすくなくありません。

また不用品を搬出し、運搬するには、一般廃棄物収集運搬業の許可が必要です。
さらに処分では、処分するものそれぞれのルールを把握していなくてはなりません。
エアコン・冷蔵庫・テレビ・洗濯機の「家電4品目」をはじめとする法律を理解していなければ、不用品を正しく処分することはできません。

清掃では、部屋にしみついた臭いを除去・消毒するために特殊な薬品を使わなくてはなりません。それには、薬品を取り扱う資格が必要です。

査定では、いろいろなものに関する知識が必要なだけでなく、それらを買い取って販売するために古物商の許可が必要となります。

このように、遺品整理の様々なニーズに応えるためには、様々な知識や資格が必要となります。

中にはこのような悪徳業者も…

会社として資格や知識もなく整理後の廃棄物の処理を山奥などに捨ててしまう業者もいます。
過去にはこのような事例もございます。

「廃棄物処理法」という法律に基づき、もし一般廃棄物を収集運搬もしくは処理をする許可を得ていない業者(悪徳業者)に一般廃棄物を委託した場合、委託した人(依頼者)も5年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金またはその両方を課せられる場合があります。

つまり、違法な業者に回収を依頼すると、依頼者自身が法的な罰則の対象になる可能性があり場合によっては刑罰を課せられます。

上記の事から、しっかり廃棄物処理の許認可を取得しているのか
これまでの実績、知識等を会社のHP(ホームページ)で確かめるのが良いかと思います。

もちろんではございますが弊社ではそのような悪徳業者ではなく
古物商はもちろんのこと一般廃棄物収集運搬業許可等、遺品整理に関する業務全般をワンストップで可能にしております。

生前整理の必要性について

なぜ生前整理がそんなにも必要なのかそこについてお話いたします。

親御さんが遺言書などを残さずに亡くなった場合、遺産相続のために資産調査等が必要になります。
そのためには、家を片付けて遺品整理をしなくてはなりません。

遺産相続の申告には期限がありますので、すぐにでも片付けて遺産の内訳を明確にする必要があります。
しかしどこに何があるかわからない等の事態になったとき困るのは残された遺族です。

また、住居が賃貸であった場合などは特に、契約の問題から早めに片付けなくてはならないケースがほとんどです。
こういった場合、自分たちで全てを片付けるのは難しいのと同時に、遺品の整理もしなくてはならないので、遺品整理業者などを利用するのがお勧めです。

また業者に遺品整理を依頼して、誰も存在を知らなかった遺産や遺言書などが出てくる可能性もあります。
もし遺産に不動産があった場合、遺産相続は難しくなります。
遺産を配分するには、不動産の価値を調べ、具体的な金額として出さなくてはならないため、調査に時間がかかります。

生前整理にかかわらず見える化をすることで
今後の生活もより快適になり遺族、本人にとっても良いことでしょう。

遺品整理業者に頼むメリットとして

遺品整理業者に依頼する最大のメリットは、遺品整理と不用品収集・運搬、また清掃までし広さにもよりますが1日作業で終わってしまうという利点です。
その上、まだ使えるものがあれば買い取りや査定も行います。

ここ最近で遺品整理業を開業する業者が増え、競争も激しくなっているので、遺品整理業者たちは、よりきめ細かいサービスをするようになりました。
しかし、まだまだ玉石混交の時代です。まずは、資格を取得しているかを必ず確認し、複数の業者に相見積もりを取って、納得できる業者を選びましょう。

遺品整理で出る大量のごみを自分で処分するのは至難の業です。
ごみについて知って、賢く業者を選んでくださいね。

デジタル遺品について

パソコンやUSBなどデジタル品の中にある写真やメール等の人には見られたくないものもあるかと思います。

そのようなときにはPC内データを自動削除してくれるソフトや業者も多数ございます。また予めUSBデータ等にデータを移し、破棄をする前提で保管をするのもいいかもしれません。

一概にこれというおすすめはありませんが、このデジタル遺品によるトラブルが昨今では多く見受けられます。
従って生前整理の時にでもあなただけがわかるようにしておくことをお勧めいたします。

あぐりについて

あぐりでは遺品整理はもちろん不用品回収、特殊清掃、不用品買い取りと様々なサポートを行っており遺品整理後一貫して対応しております。
また広島県のみならず中四国地方全般で広く活動の場を広げております。

こんな時はどうしたら?
これは捨ててもらえるのか?
などなどご質問だけでも構いません!
何かご不明な点やお困りなことがございましたらいつでもお気軽にお問い合わせくださいませ!