2023年の振り返りと2024年に向けて

「明けましておめでとうございます」と年初に御挨拶させて頂くのが、一般的な社会の、ご挨拶では有りますが、2023年度に施工をさせて頂いたクライアントへは申し上げられないのが「遺品整理」「特殊清掃」を生業としている業者の性です。今年も多くの方々の遺品整理や特殊清掃を施工させて頂きました。まず、その方達(故人様)ならび御遺族の方々へ改めて心より御冥福をお祈りさせて頂きます。

2023年は「特殊清掃に始まり特殊清掃に終わる」と言う様な特殊清掃が年々増加しているのが大きな傾向でした。また、コロナも終息に向かいセルフネグレクトの方々の「ゴミ屋敷」の施工も多く有りました。コロナの影響で「巣ごもり」による物が一つの要因と考えています。また、コロナの緊急事態宣言から2023年度春先までは、「巣ごもり」により遺品整理や生前整理が業界全体として極端に需要が減少したようにも感じていました。その一方で、ある一定の過疎地をターゲットにした押し買い業者も横行していた様でも有り数多くの相談を寄せられる事も多々ありました。特殊清掃と称して、遺品整理のみを行う悪質業者の手直しも数多く実施しました。

また、若い方の遺品整理や、自殺現場の施工を行いました。総括させて頂くと、やはり今年も「悲しい」「腹立たしい」1年でした。正直、天寿を全うされたと思える故人様もそうですが、孤独死による「遺品整理」・「特殊清掃」や「若い方」「自ら命を絶たれる」方々へは、特に感情が複雑に絡み合います。感情移入しては成らないのが、この仕事では必要ですが、我々も同じ人間です。やはり悲しくなります。

2024年に向けては、「特殊清掃(特殊清掃を実施されていない)」と語る業者や「遺品整理」「不用品買取り」をフックに「押し買い」など行う業者への抑止に貢献できればと思っています。具体的には某行政「社会福祉協議会」へのボールを投げた所です。

また、弊社における施工に「感動した」「涙が出た」との声を頂く事が「稀」に有りました。

2024年はそう言った施工を1件でも多く追及しつ続けて行けたらと思っています。その為にも私自身の成長や社員の成長(教育)に多くの時間を使って行ければと考えています。

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