神棚の処分方法について

以前、お客様の遺品整理を行っていた際に、神棚の処分はどうすれば良いですか?とご質問を受けたことがあります。

率直にお答えしますと、神棚には魂入れを行っている神棚とそうでない神棚の2種類あり魂入れを行っているかどうかで処分方法は異なり、処分方法もいくつかございます。

今日は神棚の処分方法などについてお話させていだたきます。

まず、神棚とは屋内に設置した神道の神様を祀るための小型の神社のことで特別な場所です。神社で祈祷を受けた御札を納めた神聖な場所に神様をお招きして神具をお供えすることで、神社に出向くことなく毎日家でお参りすることができます。

古来より人々はあらゆる現象や世の中に存在する全てのものに神様が宿っているという八百万の神の考えから、畏敬の念や感謝の気持ちをあらわして大切にし、家にもさまざまな神様が宿ると考え、神様を目に見える形で祀るため、家の中にも神棚を設けるようになりました。

神棚は、日々見守ってくださる神様に日頃の感謝を伝え、家にあれば家内安全や繁栄を、会社やお店にあれば商売繁盛を祈願するための場所としての意味をもつ他、神様を大切にする心を通じて敬いの心を育むと同時に神様の恵みに感謝する心を養い、優しさや思いやりの心を育むものとして考えられています。

ちなみに神棚にお参りする場合は、神社と同様で神前に進み軽く会釈をして二拝二拍手一拝(2回お辞儀、2回拍手を打ち、1回お辞儀)して最後に軽く会釈をして退きます。常に私たちを見守ってくださる神様へ感謝して、神棚には基本的に毎日の朝夕(難しければ1日1回でも可)にお参りするのが基本で、長時間お参りをしなかったりお供えを差し上げないなど放置するのはいけないことになっているので気を付けてください。

そんな大切な神棚を処分すると罰が当たってしまうのでは?と思われてしまう方も少なくないと思います。ですが、実は神棚は処分が可能で、処分方法としては神社で処分する方法、不用品回収業者や遺品整理業者などに依頼する方法、ごみとして処分する方法、神棚や仏具の販売店に依頼する方法などがあります。

神棚の魂入れを行っているかどうかによって処分方法が異なりますので、神棚の種類ごとにご紹介していきます。

神棚に魂入れをしている場合

まず神棚には魂が入っているものと入っていないものがあるのですが、設置する際に神主さんや神職の方に魂入れをしてもらっている場合は、処分する際もお焚き上げや魂抜きをして神棚に宿っている神様の供養が必要です。

まず、近隣の神社の社務所に神棚の処分(お焚き上げ)が可能かどうか確認をして、可能である場合はお焚き上げの費用やどのくらいの頻度で行われているのか(神社によって月1回や2か月に1回など異なるため)、一緒に神具も処分が可能か合わせて確認をされると良いでしょう。

近隣の神社で神棚の処分が可能な場合は、その神社に神棚を持参すれば祈祷とお焚き上げを行ったうえで神棚の処分をしてもらえますが、もし神棚の処分をしていない場合は、宅配便や郵送で処分可能な神社に送るようにしましょう。

一般的な神社では神棚の処分を依頼する場合は、まず社務所(祈祷受付所)で依頼をして祈祷料6,000~20,000円を支払います。

神棚に魂入れをしていない場合

魂入れの儀式を行っていない場合は神棚に神様は宿っていないので、不用品回収業者や遺品整理業者へ依頼されるかごみとして処分することが可能です。

ここで注意していただきたいのは、不用品回収業者や遺品整理業者へ依頼される際、場合によっては他の不法投棄等で回収したものと一緒に扱われてしまうことです。必ずしもそうとは限らず、遺品整理業者の中にはお焚き上げを行って丁寧に対応してくれる業者もいます。業者に依頼される場合は、いくつかの業者を検討してみて依頼しても問題ない業者を選択されてください。

神棚は木材で作られているので可燃ごみとして処分できますが、その際は塩を振ってお清めしてから出すのがマナーとされているので、忘れないようにしてください。もし近所の方などの目が気になる場合は、紙などにくるみ見えにくくして指定のごみ袋に入れて処分したら良いでしょう。ただし、神棚の中にはかなり大きいサイズのものもあり、30センチを超える場合は粗大ごみとして扱われる可能性があるので、自治体の規定を確認して規定に従い粗大ごみの回収依頼をしてください。しかし、大切にしていた神棚をごみとして処分することにどうしても抵抗がある方もいらっしゃるかと思います。その場合は神社や専門業者に依頼されると処分してくれますのでご検討ください。

神棚を新しく買い替える場合

神棚を新しく買い替える場合は、神棚の販売店が古い神棚を回収・処分をしてくれることもあるので、古い神棚の引き取りと新規購入を同時に済ませることができ、業者が神棚の祈祷やお焚き上げもしてくれるので、魂入れをしていても安心してお願いすることができます。しかし、通販業者や神棚や仏具を専門に取り扱っていない業者は回収を行っていないこともあるので、一度業者に確認してみましょう。

もし、神棚の買い替えを検討されているようでしたら、購入先のお店が回収サービスも行っているかどうかも含めて検討されると良いかもしれません。

神棚の処分方法についてご紹介させていただきましたが、神棚に供えていた神社で祈祷を受けた御札の処分も忘れずに行わなければいけません。

御札には神様が宿っているという考えがあるため、基本的に御札をもらった神社の納札所(古札納札所)に返すのですが、神社が遠方にある場合や代々受け継いできてどこにお返しすれば良いかわからない場合は、別の神社でもらったり購入した御札でも返納可能な神社があるのでそちらに返納し、その際には御札をそのままお返しするのではく、白い半紙などに包んで持っていきましょう。もし、近所に御札を返せる神社がない場合は、郵送で古札を返納可能な神社にお願いし、古札を和紙や白い紙で包んでお焚き上げ希望であることを明記した礼状とお金を同封して現金書留で送りましょう。

どのような処分方法を選択されても、埃をかぶったまま預けるのは失礼にあたるので、今まで家族を見守ってくださったことへの感謝の気持ちを込めて、最後に丁寧に掃除をして清めることを忘れないようにしましょう。掃除をする流れとしては、事前に手を洗って口をすすぎ、感謝の気持ちを込めてお参りします。そして、神棚や神具を丁寧におろし、ハタキやブラシで汚れを取り除きます。御札を取り出すときは、人間の息は不浄とされているので息が御札にかからないように白い半紙をくわえてから取り出すようにしましょう。掃除が終わったら神棚・神具・御札を元に戻して一礼して終わりです。

まとめ

今日は神棚の処分方法などについてお話させていただきました。

神棚の魂入れを行っているかどうかで処分方法は異なり、また処分方法もいくつかございます。神棚の処分についてとくに抵抗がない方は、ごみとして処分するか不用品回収業者などに依頼される、抵抗がある方は神社に持ち込みお焚き上げをされるかきちんとお焚き上げに対応してくれる遺品整理業に依頼されることをおすすめします。

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