(株)あぐりの経営理念について

今回は弊社の仕事(遺品整理・特殊清掃・生前整理)に対しての考え方を皆様に知って頂ければと思い記載させて頂いています。

今月は他県の社会福祉協議会からの依頼で一般的に言われている「ゴミ屋敷」弊社では「多量物品整理清掃」と呼んでおります。

(1)「諦めない」

その物件は屋根裏に「動物」が、室内には「マムシ」が棲みついているとの事でした。

上記の事から、どこの業者もやりたがらないと言う情報も有り、他社で出来ない施工であれば「是非とも!!!」と言う思いで施工をさせて頂く事に致しました。

「出来ない」のネガティブシンキングに発展は無いと言うのが弊社の理念です。

特殊清掃も壁に当たる事も多く有ります。「除去できているはずの臭いが消えて無い」などです。何度も何度も施工方法を変えながら弊社スタッフ全員が納得できる水準まで取り組んでいます。

成功の何倍も何倍もの失敗を繰り返し、何十倍もの施工ロスが有り今が有ります。

まとめますと特殊清掃で有れば「臭いが消えるまで」遺品整理で有れば「クライアントの心が揺れる」まで「諦めない」が理念の一つです。

実は、この見積りは9月に行った案件でマムシの動きが鈍くなる11月まで待って頂いた家屋です。

(2)スタッフを守る

この困難案件に弊社スタッフに臆する物は一人もいなかったのが大変に喜ばしい限りでした。先月、皆様に弊社、役員の残念なご報告をさせて頂きましたが足りない物より与えられている事を数える方がより活力になる事を改めて感じる事ができました。

ただ、「スタッフの安全確保をどうするか?」が一番の課題です。マムシを御存じの方はよく知ってらっしゃいますが、基本的にマムシは逃げません。特に秋のマムシは攻撃的と聞いています。

マムシは小型の蛇の為、毒の量は少ないのですが毒性は沖縄のハブの2~3倍と聞いています。主に出血毒で神経毒も含まれているそうです。噛まれてしまうと噛まれた所が壊死を起こし内臓に後遺症が残る場合があるとも聞いています。また、毎年約1000人が受傷し、10名の方が命を落とされているとネットで確認しました。

死亡率1%は決して低い数値ではないと管理者の立場に有る私は感じています。

現代で血清や医療技術や治療方法が劇的に進化している医療界においても1%の死亡率と言うのは相当にリスクが高い物と捉えています。

マムシ自体は遺品整理の際、納屋裏で見かける事も多くあります。マムシをよく見かける環境は家屋の裏側や周りに田や山があり、小川や水たまり、庭池の周りなどで、小さなカエルが庭先まで跳ねている場合はかなりの確率で遭遇します。

通常の対応は周りの雑草を刈り取って影が無いように致します。「マムシは直射日光を嫌がります。」ただ、今回は巣の状態と認識しています。蛇自体は冬眠しますが冬眠の為の巣の場合はかなりの数が集まってくると想像しています。ゴミ袋の間等は絶好の冬眠場所になるとも想像しています。

ただ、スタッフを守る為の対策プランは、ほぼ出来上がっています。マムシの生態をもう少し学び次回かその次かのブログで報告させて頂きますが、「スタッフを守る」が弊社の理念の一つです。

(3)触法行為とその対処

弊社は職務内外問わず触法行為(特に窃盗・詐取・横領)等は警察への通報義務に元付き弁護士へ相談の上、その指示に沿う形での対応を行っています。

正直なところ、今のままでは遺品整理業界はグレー的なイメージばかりが先行し業界は発展しないのではと危惧しております。

(4)約束の履行

遺品整理士認定協会も反社チェック上、遺品整理士の認定を行っていらっしゃいますが、これだけ個人情報が保護されれば負の情報を得るには相当のコストと時間が係り現実的に正確には不可能に近いと感じています。

弊社における採用面接も履歴書に記載されている事、以外の質問はタブーとなっています。

先般も弊社に面接依頼が有り当日、ご本人から「祖父が急病の為、面接を延期させてもらいたい」との連絡が有り正当な理由として受諾し次週、10月24日16:00で再面接をさせて頂きましたが、当日、ご本人は来られず、電話連絡も付かず大変に困りました。

こう言った、メンバーを間違って入社して頂かなくて良かったと今は冷静に受け止めています。

遺品整理、生前整理、特殊清掃を行う業者において「約束」は「信頼・信用」の礎と考えている弊社としては結果として最善の結果となったと考えています。

「はい」と返事をしてしまえばクライアントも取引先もそれが、ある意味の法律です。「㈱あぐり」は、交わした約束は必ず順守します。

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