全国における害獣被害と空家整理(過疎化)

1,人間と動物

・今、全国で野生動物による人身事故や農産物の被害が続発しています。野生動物と人間との間にあった秩序は崩壊し始めています。
広島県において瀬戸内海の島々でも農作物への被害が続発し海を泳ぐイノシシも撮影された事も有りました。
お隣の島根県でも熊に人が襲われる人身事故も発生し東北地方においては死亡事故まで発生し過去には複数の熊により「人」が食べられた事案もございました。
直近では北海道で「OSO18」と言われるヒグマが乳牛ばかりを襲い68頭の牛が被害に遭っています。
今年の4月から10月29日現在で173人の方がクマの被害に遭われています。
まず、こう言った害獣被害を受けられた方たちには、計り知れない「悲しみ」「怒り」「経済損失」亡くなられた御遺族の方々には心よりお悔やみを申し上げさせて頂きます。

2・過疎地での要因

そもそも害獣と呼ばれる野生動物は人里にはおりてきませんでした。今は市街地にまで目撃される事も多くなっています。ツキノワグマは、数十年前までは「絶滅するのでは?」と危惧されていた動物でした。
野生動物は本来、警戒心が強く山深い所に生息しています。ただ、過去に遡ると木材の伐採や杉の植林、住宅地や工業団地の造成などにより生息域は、どんどん狭められています。
一方、高齢化社会に突入した現代は過疎化が進み空家が必然的に増加しています。特に山間部では農家を営んでいた方も多く空家となった現在では多くの農地も放置されています。
瀬戸内海ではイノシシの増加に悩まされています。昔は国内有数の「みかん」の生産地でしたが過疎化が進み、その多くの「みかん畑」は、「放置」され続けています。放置された「みかん畑」は今でも、みかんの木が実を実らせています。また、山間部でも同様に柿や栗の木が放置されています。放置された田畑も野生動物にとっては良い餌場となっています。
クマも同様です。生息域の拡大により市街地近郊で生まれ育ったクマが増えているそうです。ちなみに、こう言ったクマは「アーバンベア」と呼ばれるそうす。
野生動物視線で考えると彼ら(野生動物)も私たちの被害者でも有るとも思います。
そう言った、山間部、遠隔地の現状も害獣被害に要因の一つと考えており今後の空家整理、遺品整理の見積もりの際は、そう言った田畑対策も提案してみようと考えています。

3・SDGsへ

市街地では、排出される生ごみを求めて出没するイノシシをニュースで見かける事が多くなってきました。皆様方はご存知でしょうか?ゴミの分別は、皆様方が身近にできるSDGsである事を?ゴミの分別はリユースを目的とされています。また、皆様方の食品ロスが害獣の出没を防ぐ施策の一つにもなります。
今、地球温暖化となり生物自体の分布図も変わってきています。極端な気候変動により野生動物の餌となる木の実が実らない事や、二酸化炭素の影響で海水は酸性化し甲殻類の成長に著しい影響を与えています。それにより海洋生物における食物連鎖にも大きな影響を与えています。また、海水温の上昇も止まる兆しも無く、以前は広島湾で見かける事が珍しかった「グレ」や「ゴンズイ」も見かけるようになりました。魚類にとって1℃の水温上昇は人間に置き換えると3℃~4℃もしくは、それ以上と言われています。その影響は計り知れない物とも受け取っています。昆虫界においても見た事も無いようなスズメバチが(弊社は駆除します)が遺品整理・空家整理・特殊清掃の現場でも数多く見かける事も多
くなってきました。

4・今後について

遠隔地の行政では、過疎化対策に必死に取り組まれていますが、国は、何と言っても「財政難」です。コロナ前は「空家対策」をメディア等でも耳にする事が多くありましたが、今は「増税」「減税」しか耳にしません。
今は世界情勢も不安定になっています。全世界で「見えない」「聞こえない」戦争も勃発して多くの方が犠牲となっています。私は日本においても「対岸の火事」では無いと考えています。
このような、環境破壊や世界の情勢についてもネットの普及により大量の情報がフェイクニュースと絡み合いながら流れています。
皆さん、今一度、「弊社で出来る事」「我々の一人一人で出来る事」「社会で出来る事」「今できる事!」一緒に考えてみませんか?
弊社は遺品整理・特殊清掃・生前整理業者です。弊社の業務においては、特殊清掃では「ケミカル」な薬品を大量に使用する事が多くございます。売却前提の遺品整理物件では除草剤も使う事も多く有りました。
ただ、今は「環境に優しい」薬品に切り替えて施工が行える様「環境に優しい」薬品をまず探している所です。

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