遺品整理業者に確認したい5ツの事!

遺品整理や生前整理、空き家整理で業者に確認したいの事

遺品整理や生前整理、空き家整理業界では、数多くの他業者が参入してきています。それぞれの業者が「良かれ」と思って施工している施工方法に課題が多い事を御案内させて頂ければと思います。

1 様々な搬出方法の弊害

遺品整理や空き家整理では各々の事情により始まります。賃貸住宅で有れば返却、持ち家で在れば売却、もしくは遺品整理や生前整理後の家屋解体目的によって施工方法は大きく異なってきます。

まず最終目的が家屋解体で有れば、家屋内の汚れを防ぐ為の養生は不要となります。この様な家屋解体前提の遺品整理等の場合、一般廃棄物業者や解体業を営んでいる業者の中には土足で室内へ出入りを行っている様ですが、私としては特別なケース(床板が大きく腐食している)を除き上履きは必ず用意致します。それは、クライントや遺族感情を考えると「決して気分の良い」ものでは無いと考えるからです。長年、家族と暮らした想い出の詰まる家屋の解体自体にも「苦渋の決断」をされてからだと考えています。

遺品整理や空き家整理などを専門的に特化した事業者は限られています。多くの業者が兼業です。一般廃棄物処分業者の場合、箪笥などは中身の確認は行いません。これは作業効率の為です。

また、収集用コンテナもしくはパッカー車へ「投げ込む」業者もいます。解体業を主に営んでいる業者の場合は、家屋内にフレコン(トン袋・主に解体現場で使用する非常に大きな袋)を使用した搬出を行います。これに多くの遺品を詰めれば搬出時に人の手で持ち上げる事は困難です。多くの業者は「引きずり出し」の行為を行います。結果的に売却や賃貸返却の際に搬出による「「傷」の査定の減額、もしくは賃貸返却の場合は修繕補償を求められる事も有りますので要注意です。

2 口頭契約による施工(トラブル防止)

遺品整理、生前整理、空き家整理の消費者トラブルは口頭契約もしくはメモ的な、印鑑の捺印も無い物と聞いています。やはり、業者の悪意は別にして「言ったとか、言ってない」と言うトラブルも防ぐ為にも紙ベースの契約書や、やりとりをLINEなどで記録として残す事も必要かとも思います。また恣意的に契約書を締結しないまま施工を行う業者も要注意です。この様な業者の多くは不要品回収を行っている事が多く有ります。不要品回収は一般廃棄物の許可を得ていない業者が一般廃棄物の収集を行う事を指し無認可の業者が「不要品回収」を行う事自体が触法行為となります。

見積り時には見積書(捺印の有る物、有効期間が明記されている物)と業者決定に至っては契約書の締結が必須となります。不法業者の見極め方としては一般廃棄物収集運搬の認可を得ているか?不要品回収を行っているか?等、インターネットのホームページで皆さん自身が確認や見積り時にヒアリング(不要品回収業の有無)を行う事が「良い業者」「そうでない業者」の物差しになるものと考えていますので、安心・安全な施工を行う上に、おいて確認をお願い出来れば、この業界自体の発展にも繋がる事と思います。また、元へ戻りますが契約書の記載事項の確認ならび買取り品があるので有ればクーリングオフの記載事項等の説明、明記が必要となります。

3 清掃

どこの業者のホームページに「簡易清掃無料」と記載されています。これは、皆さんがどこまでの清掃を求めてるいのか?それを明確にする必要が有ります。家財撤去後の室内は広く感じ綺麗になった様な「錯覚」に陥ります。前項で述べさせて頂いた様に解体前提で有れば、それすら必要無いかも分かりません。

ただ、簡易清掃は箒での掃き掃除でも、ご依頼を頂いた家財から出てきた掃除機を使用しても「簡易清掃」です。多くの業者の場合、売却や賃貸返却などには適さないクォリティーが多いと感じています。弊社における遺品整理の考え方は「故人様の引っ越し」と捉え施工を行っています。綺麗にさせて頂ける事が弊社で行える最期の供養と考えています。

また、売却の場合は「内見」できる状態まで仕上げないと「内見」自体が成立しないとの話を耳にするも有ります。戸建ての場合は家屋周りの手入れも必要となります。マンション等の共同住宅の場合はスリッパを使わないで入室、内見ができる状態が必要となります。別途ハウスクリーニングを依頼すると長年使用されていた居住空間は皆さんが思っている以上に汚れの除去には施工経験が必要です。どちらかと言えば特殊清掃に近い水準が求められます。そう言った戸建て住宅のハウスクリーニングの料金は最低10万円以上、発生します。尿石や糞尿が一面に固形化した便器の対応などは特殊清掃のノウハウを持ち合わせている業者でしか行えない困難な物とも考えます。

4 ホームページやランキングサイト

各社、各々でお客様の「声」を記載しています。弊社においては、まったく記載していません。お客様の声は「自ら発する」ものでは無いと考えています。評価は自社、個人事業者で有れば個人、法人が自ら語る物ではないと考えています。評価はクラインアント等の第3者が行うもので有り、都合の良い記載や記事は各々業者でサイト管理会社へオファーを行えばいくらでもホームページに記載できます。

また以前にも記載しましたが一部の遺品整理業者がランキングサイトを作成していた事も有りました。勿論、どの内容も自社に取って都合の良いものばかりの記載を行い中にはランキングサイトで集客し紹介料を得ている業者が広島にも存在していると言う話を耳にした事も有ります。紹介料が支払われるだけ「利益」が確保できるので有ればクラインアントへの「還元」が有るべき姿と考えます。この様にクライアントを混乱さす様な記載も多いのが残念な事実です。唯一、信頼性が高いのが遺品整理士認定協会の運営サイト「みんなの遺品整理」だけではないかと思っています。これは自社でコントロールできないのが弊社としての見解と根拠です。

5 まとめ

以上の様に遺品整理や空き家整理などを依頼されるクライアントの多くは皆さんが初めての経験です。恐らくこの記事を見られて戸惑いや不安を感じている方も多いと思います。弊社と関わりのない遠方の方からの相談もお受けさせて頂きますので「困った」時「悩まれている」方はお気軽に連絡でも頂ければ少しは、お役に立てる事と考えていますので、どうぞ宜しくお願い致します。

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