遺品整理でよくあるトラブルについて

遺品整理とは、故人が残された物(遺品)を形見分けを行ったりした上で整理し、部屋を綺麗に清掃して現状復帰することを言います。
故人を偲びながら遺品を適正に処理をすることにより、精神的なお別れをし故人と遺族の人生に区切りをつけることができます。
このように遺品整理はとても大切なことなのですが、進め方を間違えると親族間同士で揉めてトラブルになってしまうことがあります。
今回は、遺品整理でよくあるトラブルや予防法についていろいろとお話させて頂きます。

1.遺品整理でよくあるトラブル

・必要な遺品を処分したことで起きるトラブル

遺品整理を全く知識のないまま進めてしまうと、本来は必要な遺品であったにも関わらず処分してしまい、後々にトラブルになってしまうことがあります。
例えば、通帳や土地・建物の権利書や遺言書など重要な書類や物品が当てはまります。
誤って処分してしまうと、取り戻すことは難しいので注意が必要です。

・現金や貴金属などの盗難によるトラブル

遺品整理を親族一同で行った場合、現金や貴金属などの盗難によるトラブルが起きてしまうことがあります。
銀行口座や現金、貴金属や売却できそうなものを見つけた際、善良な親族であれば「どこに◯◯があった」とか「現金が見つかった」など報告をしてくれるはずです。
しかしそうでない場合は、現金や貴金属、売却できそうなものを見つけても報告をせずに盗難される恐れがあります。
こういったケースは親族のみに限らず業者にも当てはまり、悪質な遺品整理業者などに依頼をすると、そのまま申告がないまま盗難される被害にあってしまうこともあるようです。
このようなトラブルを防ぐためには、遺品整理を行う前に親族一同で集まり、室内を点検し状況をみんなで把握しておくと良いでしょう。
親族同士で点検し状況を把握しておくことで、事前に現金や貴金属、売却できそうなものを別の場所に保管することができ、盗難のリスクを減らすことができます。

・高額な料金を請求されるトラブル

遺品整理を専門の業者に依頼をした際に、高額な料金を請求されトラブルになることがあります。
遺品整理の際の料金の相場ははっきり決まっておらず、業者により料金やサービス内容が異なる点や、遺品整理を依頼される方が料金の相場に詳しくない点を利用して、悪質な遺品整理業者が驚くような高額な料金を請求してくるケースが増えているようです。
このような被害にあわないためには、業者に依頼をする際に見積書を作成してもらい、追加料金の有無などを事前に確認しておきましょう。
実際に遺品整理の作業を行ってみなければ詳細はわからない、場合によっては別途料金が発生することがあるなど、曖昧な表現をする業者は後に高額な料金を請求してくる可能性が高いので依頼をされないほうが良いかもしれません。

・業者の買取によりトラブル

悪質な専門業者に依頼をすると遺品の買取によるトラブルが起きることがあります。
希少価値のあるものや比較的状態が良いものなどは、専門の業者に依頼をすると買取を行ってくれることがあるのですが、気をつけなければいけません。
買取を依頼する際、実際には買取価値があるのに買取価値がないので処分しておくと言われそのまま引き取られてしまったり、廃棄手続きをしたものを勝手に売却されてしまうなど、業者とのトラブルが発生することがあります。
その他リサイクルショップなどに持っていくものの、適正な価格で買取されないということもあるようです。
適正な価格で遺品を買い取ってほしい方は、遺品整理士に相談することで、騙されることなく納得の査定を受けることができるでしょう。

・遺品を不法投棄されるトラブル

遺品整理を業者に依頼した際、悪質な業者に依頼したために遺品を不法投棄されるといったトラブルが増えてきています。
また中には、処分にかかる手数料を支払いたくないからと親族の誰かが不法投棄と知りながら、山林などへ遺品を廃棄してしまうケースもあるようです。
不法投棄は犯罪なため、遺品を処分した遺品整理業者はもちろん、違法な行為とわかっていながら山林などへ処分してしまった人だけでなく、不法投棄されたことを知らなかった依頼者までも罰則や罰金などの処罰が課せられる可能性があるので気をつけなければいけません。

2.遺品整理でトラブルにならないために

・遺品整理をする前に家族間で話し合い意見をまとめておく

遺品整理をする前に家族間で片付けに関して話し合いをし、意見をまとめておくことでトラブルになるのを防ぐことができます
話し合いをする際には、それぞれが自分の考えを頭の中できちんとまとめておき、相手がどんな希望でどのような主張をしているのかよく耳を傾け、それぞれの意見を参考にしながら内容をまとめておきましょう。

・相続に関することを具体的に決めておく

相続に関することを具体的に決めておくことも大切です。
相続する財産には一体どのようなものがあるのか理解しておいたり、誰が遺産を受け継ぐのか、相続する財産の割合や支払うべき相続税について検討し、決めておきましょう。
相続に関することを決めておかなければ、遺品整理後に財産を相続したのは良いが、莫大な相続税を支払わなければならなくなり、後にトラブルになるということもあります。
土地や建物などの不動産関係には権利書があるので、相続する権利のある人へ渡すようにしましょう。
そうすることにより、親族間での土地や建物などの相続に関するトラブルを事前に防ぐことができます。

・専門の業者に遺品整理を依頼する

中には、親族同士が集まるとどうしても揉め事が起きてしまう方もいらっしゃると思います。
そのような場合には、遺品整理業者へ依頼をすることをおすすめします。
また遺品整理を行う環境は、一般的な部屋だけに関わらず、時には入室自体が厳しい状況な場合もあります。
遺品整理業者は、遺品整理のプロフェッショナルなのでどのような環境でも対応してくれますし、公平さを保ちながら遺品整理を行ってくれるので、親族間でのトラブルも防ぐことができるでしょう。
まとめ
今回は、遺品整理でよくあるトラブルや予防法についていろいろとお話させて頂きましたが、いかがでしたか?
遺品整理は、故人が生前大切にされていた遺品を整理することにより、精神的なお別れをし故人と遺族の人生に区切りをつけることができるとても大切な作業です。
ですが、進め方を間違えたために親族間同士で揉めてトラブルになってしまっては、故人もきっと報われないことでしょう。
そうならないためにも、今回お話させて頂いたトラブル内容や予防法などをご参考に、悔いのない遺品整理を行って頂ければと思います。
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