生前整理診断士とは

みなさんは、生前整理診断士をご存知でしょうか?
生前整理について考えたり、調べたことがある方はご存知かもしれませんし、
全くご存知ない方もいらっしゃるかもしれません。
今日は、生前整理にも関わりがある生前整理診断士についてお話させて頂きます。

1.生前整理診断士とは

生前整理診断士とは、生前整理を行う際にでてくる問題(片付けや介護、葬儀、相続についてなど)やさまざまな悩みを解決してくれる人です。
国家資格ではなく、民間資格で独立した資格ではないですが、資格取得している人が1人でもいることで信頼性は高くなるでしょう。

2.生前整理診断士の仕事内容

遺言書の作成や、部屋の片付け、葬儀のプランニング、介護が必要になった場合に何から始めるべきかなど、あらゆる面での悩みについてアドバイスを行います。
依頼者の課題を一緒に考え気持ちに寄り添いながら、各業者やケアマネージャーなどと連携を図り、生前整理後の生活も考えより快適な環境で暮らしていけるように適切な支援をしていきます。
生前整理を行う際にでてくる問題を依頼者と一緒に解決することで信頼関係ができ、今後に起こりうるいろいろな分野の課題も引き続き支援することが可能です。

3.生前整理作業士との違い

似たような職種に生前整理作業士という職種があります。
生前整理診断士と生前整理作業士の違いは、生前整理診断士が終活に関することを全面的にサポートしてくれる役割に対して、生前整理作業士は生前整理の手伝いをしてほしい依頼者の家に実際に行き、生前整理の作業の進め方やコツなどを直接アドバイスしてくれます
上記の違いをふまえ、生前整理の作業のみ手伝いやアドバイスしてほしい方は生前整理作業士に、終活に関するあらゆる問題を相談、解決したい方は生前整理診断士に依頼されることをおすすめします

4.生前整理診断士になるには

一般社団法人 生前整理普及協会が実施する講習を3日間(10時~16時)受講すれば生前整理診断士修了証が交付され、生前整理診断士の資格を取得することができます。
しかし、生前整理診断士の講座を受講するには、生前整理アドバイザー2級の認定以上の講座を受講していなければ、講習を受講することができません。
~資格取得の流れ~
① 生前整理アドバイザー2級以上の講座を受講する
② 生前整理診断士の講座を3日間受講する
③ 生前整理診断士修了証がもらえる
④ 生前整理診断士の資格資格

5.生前整理診断士の講座内容

・仕事内容

・片付け、介護、葬儀、相続などの業界の知識とコーディネートの方法
・求められるスキルと教育方法
・生前整理診断士に関わる法律
・生前整理診断士としてお客様への対応の心得
・各専門業者への依頼と管理の方法
・お客様により満足してもらえるための考え方
・実際の例から生前整理診断士の役割を学ぶ
などがあります。他にも学ぶことは多数あり、全部で約10項目ほどを3日間しっかり学びます。

6.生前整理診断士の資格取得の難易度

生前整理診断士の合格率については公表されていないため明確にはわかりませんが、しっかりと講座を聞き、内容を理解していれば合格できるようなのでそこまで難易度が高いわけではなさそうです。
しかし、この説明は生前整理普及協会が認定する全ての資格に対しての総合的な説明のようなので、実際の生前整理診断士の難易度ははっきりとわからないのが実情です。

7.資格取得のメリット

・いろいろな知識を習得できる
生前整理は身の回りの片付けをするだけではなく、相続などの法律な面も関わってきます。手続きにもいろいろありますし、いつ、どこで行うのか理解・判断するためには幅広い知識が必要となりますが、独学で学ぶにはなかなか難しく、また限界があるようです。
また知識だけではなく、依頼者への心の寄り添いかたなど、精神面のフォローの方法も学ぶ必要があります。
資格の勉強をすることにより、幅広い知識を身につけながら生前整理に関する心構え、また依頼者への精神的なフォローの方法なども学ぶことができるのは資格取得のメリットといえるでしょう。

・新たなキャリアに繋がる

これから高齢化が進む社会において、高齢者を対象とした事業やサービスは今度さらに増えていくことでしょう。生前整理に関する資格はどんどん需要が高まるでしょうし、資格を資格しておくことで新たなキャリアの可能性が広がるのではないでしょうか。

8.生前整理診断士の資格取得後の進路

生前整理診断士の資格は国家資格ではなく民間資格なので、資格取得後は終活に関する職種へ就職するにあたりある程度有利になるくらいと考えたほうが良さそうです。
しかし、実際に独立して活動されている方もいるので開業も不可能ではなく挑戦してみたい方は新たな道を切り開く第一歩として行動されてみるのも良いかもしれません。
既にリサイクル業者や葬儀業など終活に関係する業種で働かれている方は、資格取得によりさらに深い業務や今まで以上にお客様に寄り添った接客ができるようになる可能性が高くなるでしょう。

9.生前整理診断士の収入

雇用形態により変わってくるので収入には差がありますし、正確にお伝えすることは難しいです。
会社により、資格手当を支給するところもあれば、資格手当がない会社もあります。
ですが、現代の高齢化社会においてこれからますます需要が高まり、活躍する資格であることは想定できます。

10.生前整理診断士に相談する場合

終活について生前整理診断士に相談してみたい方は、生前整理普及協会に相談するか、生前整理の窓口という法人に相談すると良いかもしれません。
また、生前整理・遺品整理業者やリサイクル業者、行政書士なども生前整理診断士の資格をしていることが多いので、資格を持っている方に相談するのも一つの手段といえるでしょう。
各業者のホームページに資格保有者の存在や保有資格内容が記載されていることが多いので、相談されたい方は事前にホームページなどを調べてみることをおすすめします。
まとめ
生前整理診断士についていろいろとお話させて頂きましたがいかがでしたか?
今後もどんどん高齢化が進むであろう社会において、生前整理診断士の需要は高まっていくことでしょう。
生前整理診断士は、法律的な手続きや事務的な手続きをお手伝いするだけではなく、依頼者の気持ちに寄り添いながら悩みなどを一緒に解決してくれます。
実際に生前整理を行う際には、身の回りの片付けだけではなく介護や葬儀、相続についてなどやるべきことはたくさんあります。何から始めればよいか、どのように進めていけばよいか考えなければいけないことや悩みは尽きないことと思います。
生前整理を行う方が、考えすぎたり悩みすぎてストレスを抱えてしまう前に一度生前整理診断士に相談したり、アドバイスをもらうことにより、少しでも気持ちが楽になったり前向きになれることでしょう。
今回は生前整理診断士についてお話させて頂きましたが、もし広島にお住まいの方で生前整理についてお困りの方がいらっしゃいましたら、あぐりにご相談ください。追加項目がある場合は、請求書を確認するあぐりは、お客様のニーズを第一に考え日々業務を行っております。
納得される料金・費用で受注させて頂くのはもちろん、作業も誠心誠意行うのでお客様からとても定評を頂いております。
その他にも、遺品整理、不要品の回収や買い取り、特殊清掃、お引っ越しまで幅広い分野で活動させて頂いておりますので、ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

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