こんにちは。突然ですが、 終活とはどういったものかご存知でしょうか?
だいたいのイメージは想像できるけど、 詳しいことはよくわからないという方もいらっしゃるかもしれませ ん。
今回は、遺品整理にも関係してくる終活、またその準備と方法、 始める時期についてお話していきたいと思います。
1.終活とは?
終活とは、自分の死と向き合い、葬儀やお墓、遺言の準備、 財産の相続を円滑に進めるための計画、 身の回りの生前整理など自らの死を意識して自分の望む人生の最期 を迎えるための様々な準備や、 そこに向けた人生の総括を意味します。
死後のことを話題にするのは縁起でもないと敬遠し、 家族間で相談することもなかなか難しいと思う方もいらっしゃるか もしれません。
ですが、最近では死後に向けた事前準備だけではなく、 人生の終わりについて考えることにより、自分を見つめ直し、 今をより良く自分らしく生きるために終活は広がりつつあります。
自分の死後、 周りの人に迷惑をかけないように少しでも事前に準備しておこうと いう気持ちで取り組まれる方も多いと思います。
もちろんその気持ちも大切ですが、 自分が健やかで明るい気持ちで過ごし、 そして充実した人生を送るための終活こそが重要です。
終活を行うことにより、今のうちから老後のことや、 自分の死後の心配事について考える機会が増えて、 あらかじめ準備と対策ができるので不安が減り、 いきいきと楽しく生活していけるのではないでしょうか。
2.終活の準備と方法
終活を行ううえで、 最も大切なことは自分自身が悔いの残らない人生を送ることです。
終活の準備として、まずやり残したことや叶わなかった夢、 これからやってみたいことなどを書き出すことから初めてみましょ う。
言葉として書き出すことにより、 今まで特に意識してこなかったことも日常的に意識し実現に向け、 行動を起こす第一歩になるかもしれません。
少しでもやり残したことや、 やってみたいことを実現することにより悔いの残らない人生を送る ことに繋がるのではないでしょうか。
次に終活を行う方法として以下の3つの項目をおすすめします。
以下のどれも家族に伝わるように内容を整理して、 自分がどのようにしてほしいかなど希望を明確にしておくことが大 切です。
まず一つめに行うこととして、 身の回りのものを整理することです。
身の回りのものを整理することなくそのまま亡くなり、 残された遺族の方が困ったということはよくある話です。
最近では、遺族の方だけでは遺品整理のしようがなく、 あきらめて専門の業者にお願いする方も増えています。
亡くなった本人にとっては、 大切なものでも残された遺族にとっては使えなかったり、 役に立たない物ばかり残されてどう処分して良いか分からず、 大変な苦労をしながら片付けなければいけないというケースもよく あります。
できるだけ物を減らしていき、 手元に残しているものについても処理や処分が必要な場合は、 その方法を明確にしておくことで、 万が一何かあった時でも家族の負担は少なくなるのではないでしょ うか。
二つめに行うことは、財産や遺産の相続の準備です。
実際に困ったこととして多いケースが、故人の入っていた保険、 印鑑や通帳の保管場所、暗証番号やID・ パスワードなど故人本人でないとわからない情報などです。
人が亡くなった後には、さまざまな手続きが必要となってきます。
健康保険や年金の資格喪失届けや生命保険の申請、 通帳やクレジットカードの解約などの手続きをしなければならない のに、 手続きを行ううえで必要な情報や書面が見つからずにスムーズに手 続きができない事態が発生してしまいます。
家中、 ありとあらゆる場所を探しまわさないといけないことにならないよ う、事前に整理をしてきちんと家族に伝える、 あるいはノートなどに記載し、 その保管場所を家族に伝えておくと良いでしょう。
残された家族が相続で揉めることがないように、 遺言書をあらかじめ作成しておくのも一つの手段でしょう。
三つめに行うことは、葬儀やお墓などの準備です。
葬儀やお墓についての希望がある方は、その希望を伝える、 あるいは記載しておきましょう。
最近では、 古くからの家族墓は維持管理が大変なので家族墓ではなく、 自然葬や合同墓、納骨堂を希望される方も増えているようです。
亡くなった後に、 銀行預金が凍結され葬儀費用を用意するのに苦労したという話も聞 くので、 予想外の出品に備えてある程度の現金を準備しておくことも必要か もしれません。
また、延命治療や臓器提供などの希望がある場合は、 自分の意思をはっきり明確にしておくことで家族に決断させる負担 を減らせますし、誰かの役立つことにもつながります。
そして、 終活をスムーズに進めるためにエンディングノートを準備しておく と便利です。
エンディングノートとは、 自分がなきあと家族などに伝えておきたい情報やこうして欲しいな ど希望を書き記しておくためのノートです。
遺言書と少し似ていますが、遺言書とは違い法的な効力はなく、 家族が手続きなどを進めていくのにあくまでも参考にできるものと なります。
書き記した方が良い内容は、 また別の機会に詳しくご紹介したいと思います。
3.終活を始める時期
終活を始める時期は人それぞれ事情に異なります。
ここでは、 終活を始めるタイミングとして多いものをいくつかご紹介します。
・定年を迎えたタイミング
→定年を迎えることにより、 時間にも気持ち的にも余裕ができるため終活を始める方が多いよう です。
・家族など大切な人が亡くなった時
→家族の死は、自分が死後の手続きなどに関わることも多いので、 終活の大切さを身をもって実感するのではないでしょうか。
・命に関わる病気をした時
→自分にもしものことがあった時に備えて、 終活を始めるという人も多いです。
終活を始めるタイミングとして多いものをいくつかご紹介しました が、終活を始める時期に早すぎるということはありません。
いつ何が起きるかわからないからこそ、 老後に限らず自分が意識した時から始めてみましょう。
取り組むのが早ければ早いほど、 気持ちにも余裕があるのでいろいろな選択肢を考えることができま すよ。
まとめ
終活についていろいろとお話させて頂きましたがいかがでしたでし ょうか?
日常生活を送っていると、 自分の死後のことをあまり深く考えることは少ないかもしれません 。
ですが、人はいつか死を迎えるものです。いつ何が起きても、 自分の大切な家族や周囲の人に迷惑をかけないため、 そしてなにより自分自身がこれからの人生を後悔することなくこれ まで以上により良くするために、 一度終活について考えてみることをおすすめします。
終活を行うことにより、葬儀やお墓など、 自分が亡くなった際にどのくらいの費用がかかるかもだいたい分か るので、 その為にどのくらいお金を準備しておけばいいか把握することもで きます。
これからの新たな人生設計の一つとして終活を始めてみてはいかが でしょうか?
今回は終活についての内容でしたが、 もし広島にお住まいの方で生前整理についてお困りの方がいらっし ゃいましたら、あぐりにご相談ください。
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