老人ホームなどで誰かに看取られて亡くなった場合、孤独死で人知れず亡くなった場合……。
いずれにしても、遺品整理を行う場合にも子どもが少ないことが少なからず影響してしまいます。
もし、子どもが1人しかいないうえに、その子どもが遠方に住んでいて仕事をしている場合、遺品整理を行うことは難しいようです。
日本の少子化は、遺品整理においても問題点を生み出しています。
遺品整理は時間がかかるもの。
1日や2日休みをとって遺品整理を行ったとしても終わらないことが多いのです。
休日の度に実家を訪れて遺品整理を行うという方法もありますが、どれだけの時間がかかるかもわからない上に、その都度、交通費もかかってしまいます。
特に、賃貸で明け渡しの時期が迫っているとなれば、休日の度に遺品整理を行っていては、明け渡しの日に間に合わないこともあるでしょう。
遺品の中には大型の家具や家電なども含まれています。これらは大型の不用品として適切な処分をしなければなりません。つまり運搬が必要となるのです。
たとえば、たった一人で自家用車を使って運搬したとしても、何重往復もしなければならなくなるでしょう。
また、故人の遺品には故人の想い出が詰まっています。遺族からすれば、幼いころの記憶を蘇らせる物もあるかもしれません。
遺品を整理していくうちに故人のことを思い出し、大切な人を亡くした、つらい気持ちがよみがえってくることも否定できません。しかし、そんななかでも遺品整理を進めなくてはいけない。
遠方でも立ち会いは必要なの?
遺品整理を依頼する場合、まずは見積もりを取ります。
見積もりは家の広さ+整理するモノの量で判断することが多いので、そうなると現場に行き、家の中に入らなければいけません。
見積もり後、正式に契約をすれば作業に取りかかります。もちろん、作業を行う場合に家の中に入ります。
となると、私たちのような業者に仕事を依頼する際は、まず遺族は見積もりのために業者が家の中に入る時、立ち会う必要が出てきます。
そこで、遠方に住んでいるからと遺品整理業者に依頼をしたとしても、結局は現地に足を運ばねばならないのでしょうか。
実は、一度も実家に足を運ぶことなく、遺品整理業者に仕事を依頼することもできます。
遺品整理業者の多くは、遺族が遠方に住んでいる場合を考慮したサービスも行っていますのでご安心ください!
大切な遺品の整理をいたしますので、特別なご事情を除いては最低限作業前と作業後に立会いをしていただきます。
立ち会いが難しい場合いは、「立ち会い不要」にて現場責任者が対応いたします。
立ち会い時の作業前には見積書と照合して、整理内容を最終確認させていただきます。
遺品は一度処分してしまうと、もう取り返しがつかないものです。
その為にも室内のすべての家財をはじめ、供養品や配送品、残す品々を細かに確認させていただき作業を開始いたします。
作業中は、立会いも大丈夫ですが、室内は騒然としていますので、どちらかでお休みになられていて構いません。
作業完了前に連絡をとらせていただき、完了の立会いをしていただくことになります。
遠方でどうしても立会いができない場合などは、現場責任者がご遺族様の代わりに責任を持って対応いたします。
この場合は、鍵をお預かりすることになりますが作業完了をもって返却いたします。
必ずしも終日立会う必要はありません。
作業前後に立会っていれば問題ない、ということが多いです。
こういった場合は、確認が必要なものが出てきたときのために連絡を常に取れるようにしておけば、作業中は外で自由に過ごしていることができます。
当日立会いができず、作業員に、必要なもの、取っておきたいものが直接伝えられない場合は、事前に必要なものをリストアップしておき前日までにメール等で伝えていただければOKです
そうすることで必要なものが誤って捨てられてしまう可能性が低くなり、私たちも必要なものかいちいち確認しなくて済むようになるので、当日の作業もスムーズに行われます。