デジタル遺品とは?
デジタル遺品とは、故人様の携帯電話(iPhone、スマートフォン)やパソコンなどの中に遺されたデータのことです。
ここ20年間で世界的に急速に電子化が進みました。
例をあげると、インターネットバンキングや株券などの電子化があり、これらを使えば通帳や証券をわざわざ待たなくとも資産運用もできる様になりました。
また、思い出や記念の写真や映像などを携帯電話(iPhone、スマートフォン)、パソコン、さらにSDカードやハードディスクなどへ記録している人も最近では多くなりました。
しかし、これらのデータ類は本人が亡くなってしまえば、どこに一体何が、どんなデータがあるのか分からなくなる場合も最も多いです。
その中でも1番厄介なのがインターネットバンキングなどで口座を管理されていた場合は、パスワードが分からなければ口座のページを開くことすら出来ません。
また、自分がパソコンや携帯電話(iPhone、スマートフォン)に記録してあるものを誰にも見られたくない方もい居ると思います。
そして1番危険なのが遺族がパソコンに詳しくない場合は何も分からずにそのままパソコンや携帯電話(iPhone、スマートフォン)処分してしまい、個人情報が流出する危険性もあるのです。
デジタル遺品種類
- 1,保存されている写真、動画データやイラスト、文章など
- 故人様が撮影した写真や動画、故人様が描いたイラストや絵、故人様が書いたメール文章や日記などをハードディスクに保存している場合が多くあります。 趣味などでダウンロードしたデータもよくあるパターンです。
- 2,SNSやブログなど
- 趣味でブログを掲載していたり、近頃では殆どの方がツイッターやフェイスブックなどのSNSを利用しています。 突然、利用者が亡くなり全く更新をしなくなると、親しくしている人やユーザーの方に心配をかける事になります。最近はアカウントの乗っ取りなどもよくあるので、個人情報流出を考えて注意が必要なのです。
- 3,資産価値があるもの
- ネットバンクの講座に預金があったり、ネットで株をやったりしている人も最近では少なくありません。
デジタル遺品のリスク
- 他人にIDやパスワードを 不正流出
- SNSなどへの なりすましメール に利用。
- 電子データの 復旧ソフト の存在。
- 場合によっては水没では 80%の情報が 復帰してしまう。
- 契約サイトの解約が行われず 料金が発生し続ける。
- 国内で処分されたPCが海外に転売後、データ復旧され 約100万円の請求が発生した事例あり