仏壇や神棚の処分方法について

遺品整理を行っていると仏壇や神棚などがでてくることがよくありますが、既に遺族自身の家にあったり、保管できる場所がないなどの理由から処分をしなければいけないこともあります。
仏壇や神棚は大きいものから小さいものまでさまざまな大きさがありますが、大きさに関わらず、どのように処分したら良いのか困ってしまう方もいらっしゃると思います。
粗末に扱うこともできないが、引き取ることもできない方はどうしたら良いのでしょうか?
今回は、仏壇や神棚の処分方法についていろいろとお話させて頂きます。
参考にして頂けると幸いです。

1.仏壇の処分方法

・仏具店に引き取りが可能か相談する

仏具店の中には、仏壇や数珠などの販売だけでなく仏壇を引き取ってくれるお店もあります。
菩提寺や宗派、宗旨を調べるのはなかなか難しく分からないという方は、仏具店に相談されたほうが良いかもしれません。
仏具店では、いろいろな宗派の仏壇を取り扱っているため、仏壇を見れば宗派については少なくとも大まかに分かるので、一度見てもらったほうが良いでしょう。
もし仏壇を購入したお店が分かればそちらに相談すれば、場合によっては仏壇を買い取ってくれることもあります。
お店によっては、仏壇の引き取りや供養・お焚き上げを行ってくれたり、お寺を紹介してくれる仏具店もあるようなので、相談されることをおすすめします。

・リサイクルショップに売る

リサイクルショップで買い取ってもらうことができるなんてと驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
最近では、外国で日本の仏壇が美術品やインテリアとして扱われており、美術品の1つのジャンルとして成立し、人気があるようです。
市場も存在しているので、仏壇だけでなく価値が高そうな仏具などは専門家に査定を依頼してみると良いでしょう。
中には、遺品整理ででたものを外国へ輸出するルートを持っている業者もいるので、そちらに依頼をすれば、そのまま廃棄するのではなく誰か望んでいる人の元へ届けることが可能となります。
売却する場合には、必ず事前に閉眼供養を行わなければいけないので注意が必要です。

・粗大ごみとして処分する

驚いた方もいらっしゃるかもしれませんが、仏壇そのものは粗大ごみとして処分することが可能です。
しかし仏壇には魂が宿っているので、精抜き・魂抜きともいわれる閉眼供養を必ず行わなければいけません。
僧侶に読経してもらい、仏壇に宿っている魂を抜き取ってもらうことにより、仏壇はただのものとなり、安心して処分することができます。
閉眼供養を行うには、開眼供養(仏壇に魂を入れる法要)をしてもらったお寺や、葬儀や法事でお世話になったお寺に依頼すると良いでしょう。
開眼供養をしていない仏壇には、ご先祖様の魂が宿っていないので閉眼供養をしなくても良いというお寺と、開眼供養をしていなくても仏壇にはご先祖様の魂が宿っているので供養するべきというお寺に分かれるようなので、迷われたときには菩提寺に確認して供養を行うか行わないか決めると良いでしょう。
また仏壇を粗大ごみに出すときには、地域の自治体により異なるので出し方や料金などを事前に確認しておきましょう。

・遺品整理業者に引き取りを依頼する

業者によっては、宗教に関するものの供養やお焚き上げを行ってくれるところを紹介してくれたり、提携しているお寺などで供養してくれるところがあります。
もし遺品整理を業者に依頼される場合は、仏壇の引き取りについても聞いてみると良いでしょう。

2.神棚の処分方法

・お焚き上げを行う

神棚は、神棚の内部にある神具と合わせて神社でお焚き上げ(焼却処分)をしてもらうことができます。
お焚き上げは年に数回行われているので、詳細は近所の神社に確認してみると良いでしょう。
しかし、燃えない素材はお焚きあげができないという神社もあるので、あらかじめ確認しておくか、燃えない素材は事前にどけておくなどの対策をしたほうが良さそうです。

・祈祷してもらう

必要でなくなった神棚を神社へ持っていき、神職の方へご祈祷してもらう方法があります。
社務所や祈祷受付所などで、神棚処分するために必要な申し込みをして祈祷に立ち会い、祈祷してもらった後にその神社で廃棄処分を行ってもらいます。
必ず祈祷の立ち会いをしなければいけないわけではないので、中には祈祷の申し込みをした後は神社にお任せする方もいらっしゃるようです。
神社によって神棚の祈祷を受け付けているかどうかは違うので、事前に確認しておきましょう。

・お札のみ神社へ返す

神棚の中に入っているお札を取り出して、神社に設置されているお札返納所へお札へ返納するという方法もあります。
神社によっては、神棚はそのまま廃棄しても良いというところがあるので、神棚と中のお飾りなど一緒に廃棄しても良いかもしれません。
きちんと処理を行いたい方は上記に記載された方法を利用されるのをおすすめしますし、特に気にしないという方はこちらの方法を利用されたら良いでしょう。
もし心配な方は、近くの神社に事前に確認をして処分をしましょう。

・どんど焼きで処分する

中には驚いた方もいらっしゃるかもしれませんが、神棚はどんど焼きで処分することも可能です。
小正月(1月15日)には、全国の神社でどんど焼きを行うところが多いようです。
あまりに大きいサイズだと受け付けてもらえないかもしれませんが一般的な自宅に飾られているサイズの神棚は受け付けてもらえるので、どんど焼きでの処分を希望される方は神社へ確認してみると良いでしょう。

・遺品整理業者にお願いする

氏子になっている神社があるかわからない方や、遠方に氏子の神社がある方、近くの神社でお焚き上げなどを行っていない方など、神棚の処分に困っている方は、遺品整理を業者に依頼されていれば、業者に相談されてみると良いでしょう。
中には、提携している神社で祈祷などを代行してくれる業者もあるので、一度相談されることをおすすめします。
まとめ
今回は、仏壇な神棚の処分方法についていろいろとお話させて頂きましたが、いかがでしたか?
遺品整理で仏壇や神棚などがでてきても、既に遺族自身の家にあったり、保管できる場所がないなどの理由で処分をしなければならないが、粗末に扱うこともできず、どのように処分したら良いのか困ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
中々、仏壇や神棚を処分する機会もありませんし、戸惑ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そのような場合には、今回お話させて頂いた内容をご参考に、処分されたい方が負担を感じることなく、その方に合った処分方法を選択して頂ければと思います。
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