終活カウンセラーとは

みなさんは、終活カウンセラーをご存知でしょうか?
終活について考えたことや調べたことががある方はご存知かもしれませんし、全くご存知ない方もいらっしゃるかもしれません。
今日は終活にも関わる終活カウンセラーについてお話させて頂きます。

1.終活カウンセラーとは

終活カウンセラーとは、終活カウンセラー協会が認定する民間認定資格を取得している人のことです。
終活についてのさまざまな悩みや疑問、相談事などに対してカウンセリングを行います。
いざ終活を始めようとしても、何から始めれば良いのか、どのように進めていけば良いのかなどいろいろ悩んでなかなか手がつけられない方もいらっしゃるかもしれません。
そんな時には、終活カウンセラーに相談して悩みを解決したり、アドバイスをもらうことで終活をスムーズに進めることができます

2.終活カウンセラーの仕事とは

終活カウンセラーとしての知識を用いて終活を行う人の悩みなどを解決する
終活カウンセラーは、遺言書の作成、保険、葬儀、お墓など終活に関する知識を豊富に得ています。その知識や経験などを生かして、終活を行う方の気持ちに寄り添いながら悩みを一緒に解決したり、相談事や疑問に答え、適切な助言を行います。

・エンディングノートに関するアドバイスを行う

終活カウンセラーへの相談事はさまざまありますが、エンディングノートに関する相談事も増えてきているようです。
エンディングノートとは、もし万が一自分に何か起きた時に備えて、事前に自分の希望や、家族や周囲の人に伝えておきたいことを書き記しておくノートのことです。
その内容は自分自身のことや資産・貴重品の相続、医療や介護、葬儀、お墓、大切な人へのメッセージなどさまざまあり、どんなことを記入するかは人それぞれ異なります。
遺言書とは違い書き方や内容に制限がないからこそ、書き方や内容に悩む方も少なくないようです。
終活カウンセラーは、エンディングノートの書き方なども学んでいるので、アドバイスを行うことができます。

・専門家への橋渡しなどを行う

終活といっても内容や事情は多種多様で、中には専門家の知見やアドバイスを必要とするケースもあります。
そのような場合には、相談者が何を必要としているのか明確にし、専門的な知識や経験をもとに専門家へ紹介を行うなど相談者と専門家や専門の企業との橋渡しを行います。
橋渡しをする専門家は、弁護士や行政書士、葬儀会社や墓石業者などさまざまです。

・自治体などへ同行、手続きのサポートを行う

終活の中でも介護などに関するものは書類申請が必要なものもあります。終活カウンセラーは、一人で手続きを行うのが難しい人と一緒に自治体などへ行き、窓口での申請に立ち会い、手続きのサポートを行います。

・地域包括センターなどで講演やセミナーを行う

地域包括センターでは保険士、社会福祉士、主任介護支援専門員などが配置されていて、地域住民の健康の保持や生活の安定のためのサポートを行っています。
終活カウンセラーは、地域包括センターで終活に関する講義や講演、セミナー、相談会などを行い、終活への理解や関心を深める行動をしたり、相談や疑問にアドバイスを行います。

・介護施設などで相談にのったり、カウンセリングを行う

介護施設などで終活に関する相談にのったり、カウンセリングを行い悩みなどのアドバイスを行ったり、エンディングノートの制作のサポートを行います。
施設には高齢者の方が多いので、終活がもっとも身近に存在し終活カウンセラーを必要とする機会が多いようです。

3.終活カウンセラーになるには

終活カウンセラーの資格には、初級・上級・インストラクターの3種類あり、対応できることが異なってきます。

・初級終活カウンセラー

初級終活カウンセラーは、法律や葬儀関係などの幅広い知識を修得する目的で終活に関する基礎知識を学びます。また、自分でエンディングノートを書けるようになるための知識を得ます
まず、受講申し込みをしテキストを送ってもらい試験当日まで勉強をします。試験当日は、約6時間の受講でテキストの解説後、筆記試験をうけます。試験に合格をすると初級終活カウンセラーの資格取得となります。
試験日は地域ごとに異なるので、終活カウンセラー協会の公式ホームページでご確認ください。

・上級終活カウンセラー

上級終活カウンセラーは、初級終活カウンセラーになる際に得た知識を人に教えることができます。また、相談者へのカウンセリング方法、各専門家への案内方法なども学びます。
上級終活カウンセラーの資格を取得するには、初級終活カウンセラーの資格取得と協会が開催する勉強会に1回以上参加をしなければいけません。事前にレポートを提出し講習を1日うけ、半日課題に取り組む試験をうけて、合格すると資格を取得できます。

・上級インストラクター

終活の講師になりたい方向けの資格です。
上級インストラクターになるためには、上級終活カウンセラーの資格取得と終活カウンセラー協会が開く勉強会に年に2回参加しなければいけません。
またエンディングノート書き方セミナー講師養成講座の受講も必要です。
事前にレポートを提出し、講習を4日間うけ、課題の取り組みや試験が1日かかります。

4.終活に関するその他の資格

終活カウンセラー以外にも終活に関する資格があるのでご紹介致します。
・終活マイスター
・終活ガイド
・終活アドバイザー
・終活診断士
・終活ライフケアプランナー
いろいろな資格があるが、それぞれの資格の近くの違いは何か?疑問に思われる方もいらっしゃると思いますが、あまり大きな違いはあまりないようです。
どの資格を取得していれば、どの系統の職業に有利ということもないようなので資格取得している多くの方は、知名度で終活に関する資格を勉強し、取得するようです。
上記のような終活系の資格のみで専門家として働いている人は少なく、弁護士や行政書士、医療関係、介護関係に従事している人が資格取得していることが多いようです
資格取得することにより、相談者の気持ちへ寄り添いながら、習得した知識を生かしてさまざまな悩みや疑問を解決することができるでしょう。
まとめ
終活カウンセラーについていろいろとお話させて頂きましたがいかがでしたか?
これから高齢化社会が深刻化していく日本において終活はますます広がり、終活カウンセラーなど終活に関する資格の需要が高まるのは明確でしょう。
いざ終活をしようとしても、やるべきことはたくさんあり何から始めれば良いのか、どのように進めていけば良いのかわからず困ってしまうこともあるかもしれません。
そんな時には、今回ご紹介した終活カウンセラーなどの資格を取得している人に相談することにより、悩みも解決しますし、終活をよりスムーズに進めることができるのではないでしょうか。
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