ためこみ症とどう向き合うか?

皆さんこんにちは今回はためこみ症について話していきます。現在、日本では多くのゴミ屋敷問題が掲げられており、毎年かなりの件数が専門業者に依頼がきています。そしてその以来主は身体が不自由で掃除が1人で出来ないという仕方がない方から、身体が不自由ではないのに、部屋が汚れてしまう高齢者や若者までもが専門業者に依頼するという状況になっています。何故、そのようにして若者までもが部屋が汚れて専門業者に依頼しているのか?調べてみたところためこみ症の方がかなりの数だったと判明しました。ためこみ症とは聞いたことがありますか?ためこみ症とはそもそも何か?先ずはそこから説明していけたらと思います。

ためこみ症とは何か?

ためこみ症は普通の人からすれば価値のないゴミと思える物でも大量にためこみ、捨てることが出来ない心の障害になります。例を挙げるとするならば、新聞紙や本や書類など物は人によって様々ですが、ためこみ症の患者は集めた物を捨てるのはとても苦痛に感じるそうです。このようにためこみ症は部屋が汚くなってしまう原因であり、心の病でもあります。そしてそのためこみ症は自分では気付けないケースもあり、気が付けば部屋が物で溢れかえってるという事が多く、本人も自覚していない状況があります。物が多くなっていく分、収納スペースには限りがありますから、どんどん部屋が汚れていき、捨てるにも捨てれない状況が続き、取り返しのつかない状況になってから専門業者に依頼する。というような流れが多いです。では、ためこみ症の人でもそうならない為に少しずつでも変わっていかなければなりません。ではどのようにして対策していくか?それを説明していきます。

①断捨離をする

まずためこみ症の方に断捨離は大事です、やりましょうと簡単に言っても、それが出来ないから溜め込んでしまっているんだと思われると思います。では、具体的に一緒にどのようなものを断捨離していけばいいのか簡単にご紹介していきます。まずはお弁当などを買った時の割り箸やおしぼりなどのカトラリー類についてです。割り箸は使ったものは何かに再利用すると考えずに捨てましょう。そしておしぼりは使ったのであれば割り箸と同じく捨てて、使っていない場合も特にためこみ症の方は捨ててしまうか、受け取る時にお断りをしましょう。次に冒頭でもあげていた新聞紙です。もし気になる記事があり取っておきたい場合は切り取ってノートなどに貼り集め新聞紙は捨ててしまいましょう。その他何かに使うかもと集めている場合は、新聞などのゴミ収集は大体地域にもよりますが週1.2ペースであるのでためるというよりは、ゴミ収集まで保管しておき使わなければ収集日に捨ててしまいましょう。そして、他にもチラシや使わなくなった書類、お歳暮などの箱や段ボールなど主に自分が「使うかも」や「とりあえず取っておこう」と思って置いてあるものは、目先に具体的な使用目的がない限り断捨離対象となりますので、周りを見て自分の周りにそういったものがないか確認してみましょう。それを続けることでためこみ症になってしまう方の考え方などが少しでも変わるきっかけになるかもしれません。

②周りに相談する

自分で断捨離を心がけてみてもなかなかうまくいかない。そんな方は周りの家族や友人に相談してみるといいでしょう。具体的に「〇〇って捨ててる?」や「こういったものは使う機会ある?」など聞くのもいいですし、もし相手がしっかり相談に乗ってくれる方なら家に呼んでいらないものを一緒に分別してもらうのもいいでしょう。自分一人で悩んでいても限界があります。元々必要と思い取っておいた物なので今更いらないと簡単に捨てられてはためこみ症ではなく、片付けが出来ていないだけです。なので、自分でわからなくなり、そのまま放置してしまったり悩みすぎて体調を崩したりしてしまう前に、相談できる家族や友人に、ありのまま話をしてみましょう。それだけできっと気持ちもすっきりして、周りの人がどうやって掃除や断捨離をしてるかを聞くことで知識や価値観を知ることができるので、掃除がしやすくなるはずです。

③収納スペースをつくる

ためこみ症とは心の病でもあるので、ものをためこんでしまうのはすぐには改善できないケースもあります。しかし、そのまま仕方がないと放置してしまってはゴミ屋敷になってしまいます。ではそういった場合どうすればいいか。それは溜め込んでしまったものの収納スペースを作ることです。例えば三段ほどの収納棚を用意して、上段に割り箸やおしぼりなどのカトラリー類、中段に新聞紙やチラシなど、下段に書類や紙類など1カ所に分別してしまってみると、部屋の中に溜まっていくこともなく、散らかることもなくためこむことができます。もしこの方法を試すときは、自分が収納しなければならないものの分類を把握してそれに見合った収納を用意することと、この収納に必ずしまうということを心がけましょう。しまってもまだ他に散らかってしまっていては部屋はきれいになりませんし、しまわずにおくと結局物が増えただけでさらに狭く汚い部屋になっていってしまいます。そして、大事なことは、決してためこむことを推奨しているわけではないので、ためこみ症の改善策として、その収納がいっぱいになり溢れてきそうになったとき、最低でも半分ほどの量を処分しましょう。それだけたまっていればもし必要なときがきたとしても半分は残っているので問題はありません。それを繰り返していると、おそらく使わないものなどが目に見えてわかってくると思います。毎回頻繁に捨てるものはたまる速度も速く使用する頻度も少ないということなので、処分する量を7割に増やすなど変化をつけていくとさらに改善に向かうきっかけとなるかもしれません。

④ためこみ症と向き合う

これが一番大事となります。まずは自分がためこみ症なこと、あるいはためこみ症になりかけてることなどを自覚する、そして認めることが大切です。認めないかぎり改善はできません。仕事でもミスをミスだと知らないかぎり質問も改善もできないのと同じで、自分がためこみ症だとわからないままだと、片付けをするという考えにならなかったり、誤った片付け方をして改善できなかったりとさらに悪化してしまいます。人にはそれぞれあった掃除や片付け方法があるのと一緒で、ためこみ症の人にはためこみ症の人にあった掃除や片付け方法があります。まずはためこみ症だと自覚しそれを認めて、では今自分は何をしなければいけないのか、それにはどういった方法が自分にはあっているのかと考えることが改善への一歩となるでしょう。

まとめ

冒頭でもいった通り、ためこみ症は心の病でもあります。なので無理に急な改善をさせようとするとなると難しいケースが多いです。なので、気負いすぎず、自分の部屋の状況などを見極め最終的な目標だけはしっかり決めることがとても大事なこととなります。周りの家族や友人に相談したりなど、自分に合った方法や自分のペースで着実に改善へと向かうことがためこみ症の方にとって大切なことだと思われます。まだまだゴミ屋敷問題は数多く、ためこみ症を自覚していない方が多いのが現状です。今回の記事を読んで、自分で「もしかしてためこみ症かも?」と思った方は周りを見直してみましょう。または友人知人でもしかしてと思うことがあれば教えてあげて下さい。周りからの意見が自覚に繋がる一歩となるでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です