遺品整理の段取りはどうすれば良いの?

遺品整理をするにあたっては初めての人も多く、一体何から取りかかれば良いのか悩むものです。

故人を偲んで寂しい中で作業をしなければいけないという過酷さもあります。

しかしながら故人宅を放置しておくわけにもいきません。

まずは作業を行う日取りやスケジュールを決めていきましょう。

遺品整理は1人暮らしの故人宅にて行うことがほとんどです。

親戚などが集まって手分けして片付けていきますが、住んでいた家を引き払わなければいけないケースも見られます。

特に賃貸の場合は、誰も住んでいなくても家賃が発生してしまうので、できるだけ早く家を片付けて出なくてはいけないでしょう。

持ち家であっても、次に誰かが住むか売るかになるので、期限なくだらだらと時間をかけて片付けができるわけでもありません。

さまざまな状況がありますが、最終いつまでに遺品整理を終わらせなければいけないのかをまずは定かにしましょう。

そして終わらせる日程が決まれば、それに合わせて作業計画を立てていきます。

 

今週中にリビングとキッチンの掃除を片付けて、来週末までにはそのほかの部屋を掃除するというような決め方でもかまいません。

おおまかで良いので、期限に間に合うように作業工程を考えます。

とは言え、荷物が多い場合は素人数人で片付けるのは大変です。

期限までに終わらないことも多いので、遺品整理の専門業者に依頼することが堅実です。

必要な物と処分品とに遺品を分類する

スケジュールが決まれば、さっそく遺品整理に入っていきます。

たくさんの荷物をまずは、必要な物と捨てる物に分けていきましょう。

必要な物とは、故人の形見として身内が引き取る物や今後も使うことができそうな物です。

それ以外は思い切って処分する方が、すっきり早く片付けきます。

アルバムや故人の日記帳など、思い出の品は大切にとっておきます。

また後程供養したいと思われる物に関しては、ご供養を施すと良いでしょう。

処分品に関しては、大きな物から分類していくと部屋がすっきりします。

使わない家具類や電化製品を、ベランダや庭などにまとめて出します。

雨に濡れないところの方が安心です。

そのほか、衣類や日用品、食器類などもすべて、要る物と捨てる物に分類しましょう。

どこかの部屋に処分品をまとめていくと、作業がしやすいです。

また燃えるゴミはゴミの日にどんどん捨てるようにします。

燃えないゴミに関しての処分方法で悩む人が多いですが、市などに引き取りに来てもらうとしても費用がかかります。

家具なども家の外まで運ばなくてはいけないので大変です。

その点、遺品整理の業者に依頼すれば、処分品の搬出もすべてスタッフが行ってくれます。

骨董品やブランド品などの価値がある物においては、査定の上で買取もしてもらえるというメリットもあります。

荷物を分類していくうちに、あまりにも処分品が多くて困った際は、業者に依頼して引き取ってもらいましょう。

清掃と供養を行う

遺品の分類が終わり、部屋がすっきりしたならば、次に行うのが清掃です。

荷物で溢れていた家の中は、埃が溜まっているのはもちろん、カビが生えていたりしつこい汚れがこびり付いていたりします。

また何とも言えない生活臭が気になることもあるでしょう。

家を引き払うにしても親戚などが住むにしても、綺麗な状態にしておかなければいけません。

雑巾がけや掃除機だけではクリーンにできない部分も出てくることが多いのです。

遺品整理の専門業者では、特殊清掃をすることも可能です。

雑巾がけでは落ちない汚れも、プロの業者では専門の道具を駆使して綺麗にすることができます。

脱臭作業もしてもらえますし、場合によっては害虫駆除や畳の張り替えなども依頼できます。

決められた期限までに掃除もすべて終わらせるには、やはり業者に依頼することがベストと言えるでしょう。

さらに遺品整理は、遺品のご供養を行うケースもあります。

人形や仏具、お札などの思い出の品は、きちんと読経をして供養することで故人も安心して天国へ行けるのです。

しかしながら遺品の供養をしたいと思っても、やり方がわからない人がほとんどです。

結局ご供養をするのはあきらめて、急いで片付けをして、どこか後悔が残る遺族も見られます。

遺品整理は大掃除とはまったく別物であり、故人の気持ち、遺族の気持ちを大切に行うことが前提と言えます。

遺族にとっても納得のいく形で作業すべてを終わらせることが大切なのです。

プロの業者であれば、荷物の分類も処分も、その後の清掃そしてご供養まで、すべてを順序良く要領を得て行うことが可能です。

迅速な作業により、家を引き払う期限までにきちんと終わらせることができて安心できます。

また、遺品に関する質問や相談ができる点もメリットと言えるでしょう。

スケジュールを決めても期限までに終わりそうにないときは、躊躇せずに遺品整理の業者に依頼することがおすすめです。

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