引越しで出た大量のゴミの処分について

引越しでは、新居に持って行かない不要品の処分を一気に行うので大量のゴミが出ます。処分に時間がかかるものもあるため、引越し当日に間に合うように、処分方法はあらかじめ知っておいた方が良いでしょう。処分の際にできるだけ費用を抑える方法も紹介します。

引越し作業では大量のゴミが出る

引越し作業では大量のゴミが出ますが、まずはどんなゴミが出るのかを把握しておきましょう。

大型ゴミから細々とした不用品まで

大型ゴミであれば、タンスや食器棚、ソファーや机などがあります。ドライヤーや加湿器などの小型家電、お椀やガラス、金属類などの不燃ゴミに加え、エアコンやテレビ、冷蔵庫や洗濯機といった家電、資源ゴミもあるでしょう。

引越し先のスペースに置けない場合や、この際に新調するなどの理由で、引越しでは色々なタイプのゴミが出ます。これらのゴミは自治体によって処分の方法が異なりますので、余裕を持って処分をしなければなりません。

引越し後、荷解き中に出るゴミ

荷物の梱包に使った段ボールやビニール紐もそうですが、新たに購入した家電や棚などの包装に使われた緩衝材や包装など、引越し後にも大量のゴミが出ます。

自治体ごとにゴミの捨て方は違うため、引越し後に住む自治体ではゴミをどう処分するのかをあらかじめ確認しておきましょう。ゴミの処分に、その自治体に売られている特殊なゴミ袋を利用するケースもあります。

ゴミの回収日までは捨てられないので、どこにゴミを置いておくかの保管スペースも考えなければなりません。引越し後の回収日を確認してから、引越し日を決めることも考えた方が良さそうです。

ゴミの処分も引越しタスクに加えよう

引越しは新居探しや荷造りをはじめ、市役所や職場、登録サービスへの住所変更の手続きなど、様々な作業をしなければなりません。そんな中で「ゴミの処理は荷造りが終わった後にまとめてやればいい」と思っている人も多いようですが、それは間違いです。

最悪の場合、新居先に旧居からのゴミを一緒に持って行くような状況になりかねません。どうしてそのようなことになってしまうのか、その理由を解説します。

すぐに捨てられるわけではない

ゴミは袋に入れてゴミステーションに出せば良いというわけではありません。回収日が決められていますし、大量のゴミや粗大ゴミは事前に捨てるための手続きが必要です。

引越し当日に大量のゴミをゴミステーションに残していくといったことはできません。防犯面と衛生面で問題があるため前の住まいの近隣住民に迷惑がかかるだけでなく、ゴミによっては管理人や大家から処分費用を請求されることもあります。

引越し当日に大家や不動産会社から注意され、新居に持って行くことにもなりかねません。新しい新居をリフレッシュした気持ちで迎えるためにも、ゴミの処分は早めに済ませたいものです。

多額の費用がかかる場合も

ゴミの処分を遅らせていると多額の費用がかかるケースもあります。ゴミをまとめてみたものの引越し日までに回収がもう来ない場合、他の方法でゴミを処分しなければなりません。

回収業者に依頼して別口で回収してもらう場合は、業者に払う費用が発生します。粗大ゴミや家電の回収を業者経由で行うと、さらに高額の費用がかかるケースもあるようです。

また先述したように、前の住所に残していく場合は、粗大ゴミの回収を産業廃棄物として行うことになるので、普通に捨てるよりも高額な費用を請求されます。場合によっては連帯保証人に費用請求が行くこともあり、トラブルの原因にもなってしまうでしょう。

ゴミの処理方法の確認が重要

ゴミ処理の関係でトラブルにならないためにも、ゴミの処理方法を前もってきちんと確認しておきましょう。ゴミ出しのルールは自治体ごとによって異なりますので、住んでいる自治体のホームページや、転入届を出した時にもらえるパンフレットを確認する必要があります。

ゴミの分類

ゴミの分類は自治体によって異なりますが、おおよそは以下のようになります。

  • 可燃ゴミ…(生ゴミ、紙、衣類、枝葉、プラマークのないプラスチック類など)
  • 不燃ゴミ…(固いプラスチック、金属類、ガラス、瀬戸物類、小型の家電など)
  • 資源ゴミ…(ペットボトル、新聞紙、段ボールなど)
  • 粗大ゴミ…(ふとん、倚子、机、大型家具など)
  • 有害ゴミ…(蛍光灯、電球、電池、体温計など)
  • 家電…(パソコン、冷蔵庫、洗濯機など)

自治体によってはさらに細かく分類されていることがあります。自治体ごとに定められているゴミの分類が守られず、1つのゴミ袋に一緒くたにされていたり、ゴミの出し方が違うとゴミステーションから回収されず残ることになり、迷惑がかかります。

特に引っ越しの際には色々なゴミが出て、分類が不十分でゴミステーションから回収されないといったケースが多発します。ゴミの分類には十分気を配りましょう。

特殊清掃作業のながれについて

特殊清掃とは、事件や事故で汚染された部屋を原状復帰まで回復させる作業です。身近におこらないと触れる機会がなかなかありませんが、現在需要が高まりつつある重要な仕事となっています。今回は当社が行っている主な作業についてご紹介させていただきます。

1.作業は必ず防護服を着用

専用の防護服、マスク、ゴーグル、手袋、シューズカバーを着用して万全の態勢で作業します。
血液や体液の付着したものに触れる可能性があるため、着用していない場合、臭いの付着やウィルスへの感染の危険があります。

2.空気の消毒

遺体を発見するまで日数が長くかかると、部屋の中は腐敗臭がかなりひどい状態です。
特殊清掃の実作業に入る前、ウイルスの感染を防ぐため、まず空気の消毒作業を行ないます。
対象に応じて、薬剤はさまざまな専用の薬剤を使用します。例えば二酸化塩素などを散布すると、感染症の予防はもちろん、消臭にも効果を発揮します。
これによって遺族の方も防護服無しで入室できるようになります。

3.汚染物の撤去、クリーニング

貴重品や遺品を分別しながら、家具・家財など不用品を処分・清掃していきます。
特に布団や畳は血液や体液、腐敗液、汚物などで汚染されることが多いです。撤去できない箇所は清掃、殺菌、消毒をして対応します。
さらに汚染が床下や壁の内側などに広がってしまい表面の清掃では取り除けない場合は、該当箇所を解体して臭いが染み込んだ壁紙やフローリング・防音材などをはがし、残っている体液や血液などをしっかりと清掃します。

4.発生した害虫の駆除

特に腐乱が進んでいる場合、不衛生害虫が大量に発生するケースがあります。
その場合、適切な薬剤を用いて駆除・再発防止の処理を行ないます。

5.専用機材でオゾン消臭・脱臭

すべての作業が終わったらやっと部屋全体の消臭作業です。臭いの元をほぼ完全に取り除くため、オゾン脱臭機を設置します。(ひどい場合は機械を24時間まわして数日かかる場合もあります。)
気になる臭いはほぼ無くなります。

6.必要に応じてリフォーム

長い間放置された遺体が発見された部屋は清掃・脱臭しきれず、リフォームが必要となるケースも多いです。
畳み受けの板や床材の内部まで液体が染み込んでいる場合、解体も必要になります。内装工事で傷んだ個所を取り換え、新品の壁紙やフローリングに張り替えることで、再び生まれ変わります。
原状回復工事はここで終了です。

遺品整理の現状や高齢化社会について

遺品整理の現状や高齢化社会について

現代の社会状況において、今後、どのようなことが起こっていくのでしょうか?

  • 独居老人の増加
  • 「孤独死」の増加
  • なぜ孤独死は起こるのか?
  • 30代、40代は孤独死予備軍?

独居老人の増加

少子高齢化、核家族化、生涯未婚率の上昇によって、今後の日本では、一人暮らしの高齢者がますます増えていくと考えられます。
こちらについても、総務省統計局の国勢調査資料を見てみましょう。

平成27年において、一人暮らしをしている「単独世帯」は1,841万8000世帯ありました。
そのうち65歳以上の単独世帯は592万8000世帯。5年前と比べると9.7%増の23.7%にまで増えているのです。

この傾向は、今後ますます増加すると見られています。
一人暮らしの高齢者は、2035年には男性の16.3%、女性の23.4%を占めるだろうと推計されています。

「孤独死」の増加

自宅で誰にも看取られることなく息を引き取る「孤独死」が増えています。

東京都監察医務院の統計によると、2015年に、東京23区内において孤独死した65歳以上の人は、3116人にものぼりました。
前年よりも230人増えており、2003年にこの統計を取り始めて以来、初めて3,000人を超えました。2003年と比べると、なんと2.1倍にもなっているのです。

また、独立行政法人都市再生機構が運営・管理する賃貸住宅約74万戸において、単身の居住者で死亡から長時間(1週間を超えて)経過してから発見された件数は、平成27年に179件、65歳以上に限ると136件となっています。

なぜ孤独死は起こるのか?

一人暮らしの高齢者は、地域との接点や他人との交流が少ない人が多いようです。
このため、異常が起こっても気づいてもらえずに長期間放置されるような状況になりやすく、孤独死につながると考えられます。

2015年版高齢社会白書によると、60歳以上の高齢者全体で「人と毎日会話をしている」という人は90%を超えています。
しかし、一人暮らしの男性に関しては約30%、女性では約20%が、「人と会話をするのは2~3日に一度以下」と極端に低くなっています。

また、一人暮らしで、「近所付き合いがほとんどない」と回答した女性は6.6%、男性は17.4%に上ります。

つまり60歳以上の一人暮らしの人、特に男性は、「近所付き合いや人との交流がなく、頼れる人がいない人が多い」という状況が見えてきます。
こういった人々が、人知れず、たった1人で旅立って行く可能性が高いのです。

30代、40代は孤独死予備軍?

孤独死の不安を抱えるのは、高齢者だけではありません。
特に、団塊ジュニアの世代や、ゆとり世代は生涯未婚率が高いことから、孤独死は人ごとではないのです。

全国では、ゆとり世代が66万人、団塊ジュニア世代が105万人といわれています。
合わせて170万人以上もの人が、孤立した生活を送る可能性があるというわけです。

孤独死の後始末

  • 事故物件・ごみ屋敷の後始末
  • 後始末をするのは誰?

事故物件・ごみ屋敷の後始末

専門のサイトなどから「事故物件」という言葉が知られるようになっています。

不動産取引や賃貸借契約の対象となる土地・建物や、アパート・マンションなどで、その物件の本体部分もしくは共用部分のいずれかにおいて、何らかの原因で前居住者が死亡した経歴のある物件をいいます。

もしも、孤独死によって遺体が死後何日も経過していた場合、遺体の腐敗によって物件が汚損してしまいます。
こうなった部屋を元の状態へ回復するためには、特殊な技術が必要になります。

また、高齢者には、いわゆる「汚部屋」「ごみ屋敷」に住む人も多いようです、

年齢を重ねるごとに体力・気力が衰え、自炊しなくなり、コンビニ弁当の空きパックや、ペットボトルをまとめて捨てることもできなくなり、しなくなる。
こうしてゴミが散乱していくわけです。

高齢者が亡くなったあと、残された大量のゴミをいったい誰が始末するのでしょうか?

後始末をするのは誰?

孤独死の場合、保証人と連絡が取れないケースが多いようです。
また、故人に身寄りがない、あるいはご家族が遠方に住んでおり、なかなか部屋の清掃や片づけ、遺品整理に着手できないというケースも少なくありません。

このような場合には、部屋の現状回復から遺品処理、ゴミ処理に至るまで、すべてを大家さんや管理会社が背負うしかありません。

特に遺品整理は、ご遺族への形見分けや相続手続きの問題もあり、専門家でなければ対応できない部分も多々あります。
このようなことから、孤独死が発生すると、大家さんや管理会社は後始末に大きな負担を強いられることになるのです。

遺品整理業者も活用できます

遺品整理のニーズは、日に日に高まっています。
これは、遺族だけではなく、大家さんや管理会社も同様なのです。

故人が借りていた部屋は、できるだけ早く原状回復して、新しい借り主を探したいところ。それには、プロの手を借りることが一番です。
そこで、大家さんや管理会社と業務提携を図り、遺品整理業務をバックアップする遺品整理業者が増えています。

近年、遺品整理業者は広く注目され、認知度も高まってきました。
それに伴い、単に遺品を整理するだけでなく、特殊清掃、消臭作業、ハウスクリーニング、遺品の買い取りや供養まで、様々なニーズに対応するようになっています。

遺品整理業者の良さは、たとえどんな小さなものでも、故人の残した大切な遺品として丁寧に扱うところ。
また、不用品や、ハウスクリーニングで出たごみを回収してもらえるところです。

孤独死などを嫌い、高齢者に部屋を貸したがらない大家さんも多いようです。
しかし、今後、家を必要とする高齢者は、ますます増えていくはずです。

処理困難物について

遺品整理を行っていると、ガスボンベやライター、電池などの
処理が極めて困難なものも出てきます。

本日はご家庭で出てくる処理困難物についてお話いたします。
遺品整理業者に依頼する際に処理困難物が無いだけでごみの処分費用も
変動してきますので是非参考にしてみてください。

処理困難物一覧

  • 簡易ガスコンロに差し込むガスボンベ
  • ライター
  • 電池
  • ヘアスプレーなどのスプレー缶タイプのもの
  • 消火器
  • 塗料
  • バッテリー
  • 農薬、火薬、毒劇物
  • ガソリン、軽油、灯油、オイル(非食用)

 

ご家庭で出てくるものといえばこのぐらいでしょうか。
こういったものを総称して危険物などといったりします。

危険物を取り扱う際には十分に注意してくださいね!

上記リストの場合、ほとんどのものが市で回収できない場合が多く
実際に処分する際には非常に困ります、かといって日常生活で使用頻度の高いものもあり最終的には処分しないといけません。

どうしたらいい?

購入店・販売店・メーカー等に相談してください

ガソリン、軽油、灯油、オイル(非食用)、塗料、シンナー、自動車、発電機、エンジン、バッテリー、自動車・バイクのタイヤ、除雪機、農業機械、プロパンガスボンベ、塩化カルシウム、農薬、火薬、毒劇物、ピアノ、太陽光パネル など

※有料になる場合があります。
※塗料は、少量の場合、紙や布に吸わせて可燃ごみで集積所に出すことができます。

 

 

セルフネグレクトについて

セルフネグレクトとは
「成人が通常の生活を維持するために必要な行為を行う意欲・能力を喪失し、自己の健康・安全を損なうこと。」

 

成人した人が通常の生活を維持するにあたっては、必要最低限の衣・食・住を整える必要があります。
しかし、セルフネグレクト状態になると、どんなに服が汚れていて、たとえ異臭を放っていたとしても同じものを着続ける。食事をほとんど取らない。家がゴミ屋敷状態になる、といった、生活する上で行うべきことを行わず、放棄してしまいます。
子どもの育児や親の介護を放棄する「ネグレクト」という言葉がありますが、セルフネグレクトは、まさに「自らを放棄してしまっている状態」であるといえます。
セルフネグレクトはこれまで高齢者が多いとされていましたが、30代から40代といった若い世代であっても、セルフネグレクト状態から孤独死に至ってしまったケースが報告されるなど、成人した方ならば、どの年代であってもリスクがあることがわかっています。
まさにセルフネグレクトは成人した方なら誰もが陥る可能性がある、社会的な問題であるといえるのです。

 

判断能力低下タイプ

主にうつ病や認知症などを患っているために、自己判断能力が低下していて、自分がセルフネグレクト状態だと気づいていないタイプになります。

このタイプは、重度のうつ病や認知症などの疾病が主な原因でセルフネグレクト状態になっているので、早急な治療が必要とされています。

本人意思タイプ

身内との死別や失業などのショックによって、生きる気力を無くしまたは軽いうつ状態になり、自らの意思で健全な生活を拒んでいるタイプになります。

このタイプは、いわゆる心の病気が原因でセルフネグレクト状態になっているので、周囲や自治体などからのフォローで改善できる可能性が高いといえます。

 

セルフネグレクトの具体的な症状事例5つ

この項目では、顕著にみられるセルフネグレクトの具体的な症状事例5つをお伝えしています。

症状① 健康的な食事を摂らない

前向きに生きる気力がないまたは生きている感覚さえも感じる力がないので、当然、調理することもなく、簡単にできるカップ麺などの加工食品ばかりを摂るようになり、次第に不健康な身体になっていきます。

症状② 金銭管理ができなくなる

判断能力が著しく欠けているので、お金の使い方の優先度もわからなくなり、金銭管理ができなくなります。

その結果、部屋には買い物で荷物がいっぱいになってしまうケースがあります。

症状③ 身なりが著しくだらしなくなる

自分自身に興味がなく無視しているので、入浴もほとんどせず、髪やひげが伸び放題になり、衣服も何日も着続けて極端に汚れていて、身体や着衣から悪臭がするなど不衛生な身体になります。

症状④ 部屋が極度に不衛生になる

部屋が散らかっていても整理整頓しようとする考えに至らなくなるので、部屋は全く掃除されずに、ゴキブリやハエ、カビが湧いて、いわゆるゴミ屋敷状態になることもあります。

症状⑤ 周囲との関わりを拒絶する

上記のような自堕落な生活ぶりを知られたくないため、周りの人々との接触を拒絶する傾向が強くなります。するとその孤独感からさらにセルフネグレクトは加速度的に進んでしまいます。

 

高齢者に多い原因

  • 認知症
  • 配偶者との死別
  • 近隣付き合いの希薄
  • 家族とのトラブルによる疎遠
  • 震災や災害

【予防対策】コミュニケーションを取る

セルフネグレクトに陥る多くの人は、孤独で悲壮感を待つ一方で、気遣いを嫌い、他人を遠ざける傾向があります。

その傾向が、周囲に気付かれず自分一人で悩みなどを抱え込み、セルフネグレクトに陥るきっかけになっています。

心理的な孤独をさせないことが重要

そのため、セルフネグレクトの予防には、まずはコミュニケーションを取ることが大切です。つまり「孤独状態を作らないこと」です。

無論、顔を合わせてのコミュニケーションが一番良いですが、何も難しく考える必要はありません。

ただ単に「何しているの?」などの定期的な電話コミュニケーションだけでも、十分にセルフネグレクトを予防する効果はあります。

【対策】もしも家族にセルフネグレクトがいる場合

とにかくコミュニケーションを定期的に取ることが肝心です。具体的には下記のような方法がいいでしょう。

  • 仕事帰りや休日に立ち寄る
  • 電話で近況などの世間話をする
  • たまには食事や買い物に一緒に出掛ける

【治し方】支援センターやサポート医師に相談する

しかし、多くの場合は、セルフネグレクトがかなり進行してから、周囲が気付くことになることがほとんどといわれています。

部屋から悪臭が漏れ出し、親族や自治体に苦情が入り、訪問をしてみたら部屋がゴミ屋敷になっていたなどが、かなりセルフネグレクトが進んだケースに当たります。

専門家を頼ったほうが治療効果は高い

このような場合は、素人である親族などだけで対応すると、反対に本人の感情を逆撫でして、より頑なに他人とのコミュニケーションを拒み、一向にセルフネグレクトを治すことはできないケースが多々あります。

そんな場合は、セルフネグレクトの支援センターやサポート医師に相談するに限ります。治療知識を持った専門家が対応してくれるので、その治療効果は非常に高いといわれています。

ご遺品の配送について

思いの詰まった大切な遺品を、遠方の親族や親しい間柄のご友人へ配送するサービスを行っております。遺品整理で見つかった思い出の品物が大きい、多いなどで持ち帰れない場合も こちらのサービスをご利用下さい。

遺品整理や仕分けで見つかった捨てられない大切な品物は、お客さまに変わって日本全国どこへでも配送いたします。形見分けの品を遠方へ送りたい場合などにもご利用ください。

複数配送先の対応
配送のお届け先を複数指定できます。遠方の親族や兄弟などへも同時に配送できます。
丁寧な梱包と養生
輸送に耐えられるように大切な品物を丁寧に梱包します。必要な道具もすべてご用意します。
配送手続きも任せ
面倒な配送手続きも当社スタッフが行います。お客さまは事前に配送先だけをお伝えください。

梱包などは全てスタッフが作業をします

ご自身で対応できない量の遺品や、大きく思い品物は梱包するだけでも大変な作業です。高齢の方では梱包作業が難しい事も少なくはありません。フリースタイルでは梱包作業もスタッフが作業しますので、お客さまの負担をかけません。ご安心してご依頼ください。

重い・大量の遺品も丁寧に配送します

遺品整理で見つかった思い出の品が大きい、または多いなどの理由で持ち帰る事ができない場合は、スタッフが梱包から配送まで行い、ご自宅までの配送手続きを致します。

 

遺品整理の仕分けの中で、形見分けをする品も出てくるかと思います。しかし、形見分けする方が多かったり、品数が多ければ、配送の手続きや梱包には思ったよりも手間がかかるものです。プログレスでは配送にかかる作業を遺品整理の作業と同時進行で行い、配送まで対応しております。このため、時間的なロスもなく、スムーズに形見分けの作業も完了させることが出来ます。ご遺族が遠方におられる場合でも、全国どこでも責任を持って配送いたします。
料金は配送先への運賃から明快に算出いたしますので、お気軽にお尋ねください。

大切な遺品を使い続けてもらいたい。

故人様が愛用されていた思い出の品物や、ご依頼主様が思い出を残すために持っていたい遺品など、弊社では、そんな、思いの詰まった大切な遺品を長く使い続けていただきたいと考えております。持ち帰りが難しい大きな品物はもちろんのこと、数が大量にあるものや、遠方の親族や親しい間柄のご友人への形見分けの品など、仕分けた後の遺品を配送するサービスをおこなっております。

複数の指定場所にもお届けします。

まとめて一つの場所に配送するだけでなく、複数の地域にお住まいの、ご親族やご友人に向けての発送もおこなっております。

配送先の不用品も回収いたします。

配送先での不用品の回収もおこなっております。配送のついでにご自宅でご不要になられたものや大きくて処分に困っていたものなど、遺品の配送と同時に引き取ります。不用品でお困りでしたら、ご気軽にご相談下さい。

貴重品の仕分けと捜索について

故人と別に暮らしていた場合、権利書や大事な書類、印鑑や通帳などがどこに保管されているかわからない・・・という方は少なくありません。
相続の時や、いざ、遺品整理をしようと思った時に困ってしまうことは多々あります。
弊社に遺品整理をご依頼いただくご依頼者様にもそのようなお悩みに直面している方はいらっしゃいます。そこで、弊社では、遺品整理作業の際に細かく書類や物品チェックを行うことで「これは、ご依頼者様に確認が必要」と判断したものは別に分ける作業を行っています。
一点一点、細かい作業をすることにより思いがけないところから探し物が見つかることは少なくありません。ただ運ぶだけの遺品整理業者よりも、弊社は細かいところもチェックできる遺品整理業者としてご依頼者様からの支持をいただいています。

権利書・貴重品の捜索は基本作業の中に含まれています。

権利書・貴重品の捜索は基本作業の中に含まれる無料のサービスです。ですから別途に料金をいただくことはありません。
遺品整理の作業の際に仕分けの工程で同時に権利書や貴重品の捜索を行います。貴重品などはお見積り時に打ち合わせを行いスタッフが情報を共有しています。弊社の遺品整理サービスをお申込みされたら、部屋中・洋服のポケットのなかまで抜け目なく探しながら分別するので見落としがなく上記の実際の画像のように権利書などは見つかってまいります。

すべての遺品は確認しながらの作業を致します。

分別の作業工程では、あらかじめ打ち合わせでお聞きした貴重品や書類の分別はもちろんですが、そのほかスタッフが分別に迷う遺品に関してはすべて別に保管し、ご依頼者様へ必要か不必要なのかを確認していただいております。

ですので、一般的な遺品整理業者のようになんでも処分してしまう低品質な作業は弊社では行っておりません。

捜索のご指示がなくても勝手に捨てることはありません。

故人が使用していた遺品の中には、権利書や印鑑・通帳といった物だけではありません。晩年まで身に着けていたモノや大切にしていたものなど長年部屋を片付けてきた私たちスタッフは置いてある場所を見ればわかるようになってしまいます。

思い出の写真や、装飾品にいたるまで保管してある場所は人それぞれ違いますので隅々まで捜索し、気付かないうちに捨ててしまったということがないように遺品整理作業を行っております。
生前から用心していた方の場合は思いがけない場所から書類などが見つかるケースがございますので長年の経験があるからこそ「こんなところから見つかった」という作業品質がご提供できるのです。

形見分けの品物の配送もお受けいたします。

形見分けの遺品、梱包から別の場所に配送まで柔軟に対応いたします。

思いがけない場所から見つかった思い出の品物や貴重品を形見分けとして親族に送りたいといった場合の梱包から配送まで全国配送もクリーンサービスにお任せください。遺品の分別・仕分け作業と一緒に梱包して配送の手配を行っています。お届け先の運賃などはその場で計算できますのでスタッフにお申し付けください。

不要になった場合は弊社がお買取りいたします。

故人が身に着けていた宝飾品・貴金属は個人のデザインセンスがございます。指輪などのデザインが自分には好みではない場合はクリーンサービスがお買取りをさせていただいています。また、骨董品などの貴重な品物もクリーンサービスでは査定させていただき金額にご納得されましたらお買取りご成約となります。

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遺品供養について

遺品供養は、故人とのお別れの儀式の一つとして日本独自で行われているものの一つになる。故人の大切にしていた品々を神社や寺院にてお祓いを行い、その遺品の一つ一つに故人との思い出や感謝の気持ちを込めて供養することをいう。現代では葬儀すらあげない人もいるようだが故人に対して敬意を払う大切な儀式となるので、遺品供養は行った方がいいといえるだろう。

遺品供養には個別供養と合同供養の2種類に分類される。合同供養の場合、他の人の遺品と一緒に供養することをいい、個別供養の場合他の人とは一緒にせず、故人の遺品だけを供養することになる。この方法に指定がない場合は料金面からみても合同供養になることが多く、故人との特別な想いがあり個別にお別れを希望する場合、個別供養を望む場合もあるのだ。どちらにするのかは家族と話し合い、決めるのをおすすめする。

一昔前であれば神社・寺院ですべての行程を行うこともあったのだが環境的な配慮から今は神社で焼くことも減っている。その為、葬儀社や遺品整理を行っている業者に依頼し、遺品供養を行うパターンが増えているのだ。とはいってもどんなものを遺品整理に出すのが一般的なのか、そもそも遺品供養ができないものもあるのでは?など心配になることもあるだろう。

遺品供養には以下のようなものが出される場合が多い。

  • 「写真」「アルバム」「入れ歯」「人形」「お守り」「印鑑」
  • 「数珠」「表札」「御本尊」「過去帳」「化粧品」「衣類」
  • 「かつら」「仏像」「神具」「だるま」「日記」

・・・など、身の回りにあるものであれば大体のものは遺品供養に出すことができる。また最後の床になったお布団なども遺品供養として出される方も多いのだ。

こんなものが遺品供養として出せるのかなど気になるものがあれば、業者に依頼した時に確認してみるといいだろう。例としてあげたものは、あくまでも一般的なものになり、人によっては大切にしていたものも、身近にあったものも違うものだ。

 

遺品供養は高齢化社会の日本だけあり年々依頼する人が増えている。そうなると、そういった需要にのって儲けようと、悪質な業者も多くなる傾向にある。1度しかできない故人への大切な儀式になるので、業者はしっかりと選んでできるだけきちんとした対応で遺品供養を行ってくれる業者を選びたいものである。

業者選びの注意点としてあまりにも金額が安すぎるところは注意した方がいいだろう。本来ある程度の手間がかかる遺品供養の相場は決まっているものだ。それに対して、相場よりも安いとなれば、何かしらの費用を削っている=行っていない可能性があるのだ。

遺品供養として送ったものがお祓いなどの所定の方法を行わずに処分されていることもあるかもしれないし、もっと悪質になると遺品供養に出した品物がリサイクルショップなどで販売されていることだってありえるのだ。

できるだけ予算を抑えたいと思う気持ちは十分に理解できるのだが、予算を抑えて遺品供養が正しい方法で行われていなければ依頼する方だって嫌な気持ちになるだけだろう。

 

お焚き上げに関するよくある質問

Q.遺品供養やお焚き上げはどのくらいの量まで引き受けてもらえる?

A.寺社仏閣に依頼する場合は、それぞれの施設に確認してください。
業者の場合は、大量に依頼することもできますが、その分料金は高額になります。

Q.お焚き上げをしたいけれど、施設も寺社仏閣もない。どうしよう?

A.場所によっては郵送で受け付けてくれるところもあります。
どうしても見つからない場合は、無理にする必要はありません。

Q.個人情報にかかわるものはお焚き上げを依頼できる?

A.写真や日記などはお焚き上げを依頼できますが、HDDやパソコンなどは不可能です。
消去したうえで処分しましょう。

Q.金銭的に価値のあるものをお焚き上げしてもよいですか?

A 構いませんが、後々トラブルにならないよう遺族の意見を一致させてから依頼しましょう。

Q.業者でも寺社仏閣でもお焚き上げを断られるものは何?

A 燃えないもの、危険物、生ものなどはどこでも依頼できません。

一人暮らしで死後の遺品整理について

孤独死は高齢の一人暮らしの大きな悩み

孤独死とは、誰にも看取られずにたった一人でひっそりと亡くなることです。多くの場合、自室内で孤独に亡くなるため看取る人がおらず、遺体の発見までに時間がかかります。

「人生の終わりの時をこのように淋しく迎えるのは不安」と感じている高齢者は多く、孤独死は近年注目を集める社会問題の1つです。

高齢化の進行と独居老人の増加

孤独死が増える原因として、日本社会の超高齢化が挙げられます。2025年には日本国民の1/3が65歳以上の高齢者になるといわれており、現在も高齢者だけの世帯が増加中です。さらに、高齢者ほど配偶者と死別して一人で暮らす割合が高くなり、老人の単身世帯も増える傾向にあります。

一人で暮らす高齢者が増えている以上、今後も孤独死が増加することは避けられないでしょう。

遺品の整理や処分への不安を持つ人も

他に頼る者のない高齢者の中には、『自分が死んだ後』を心配する人が多くみられます。子供はいるけれど別世帯で暮らしている場合、多くの人は「迷惑をかけたくない」「経済的な負担をかけたくない」と考えます。

また、身寄りがない人なら、自分が死んだ後に大切な家や物がどうなるのか不安に感じているでしょう。高齢者世帯では現在の生活に加え、自分が死んだ後のことも大きな不安の種となっているのです。

元気なうちに生前整理がおすすめ

配偶者のない一人世帯の高齢者なら、元気なうちに生前整理を行うことをおすすめします。生前整理とは、自分が生きているうちに『死後』を想定して、整理整頓を行うことです。物だけではなく動産・不動産、証券など財産管理も含まれるため、全てを整えるにはそれなりに時間がかかるでしょう。

早めに生前整理を行うと、どんなメリットがあるのでしょうか。

遺族の負担が軽くなる

生前整理のメリットは、自分の死後、遺族にかかる負担を軽減できることです。

人が亡くなった後は、残された遺族が遺品や財産の整理をします。故人が何の準備もせずに亡くなると、残された遺族が全ての物を管理・処分しなければなりません。当事者でなければ難しい『要・不要』の判断を強いられるため、肉体的・精神的にかかる負担はかなり大きくなるでしょう。

事前に物を減らし、処分の仕方を明確にしておけば、遺族も迷わず遺品整理に取り掛かれるのではないでしょうか。

その後の生活が身軽になる

生前整理のメリットのひとつに、不要な物を減らし、必要な物だけが残るという点があります。長く生きていれば不要な物が増え、シンプルに暮らしにくくなります。元気なうちに思い切って生前整理することで、不要な物を処分し、本当に大切な物だけを手元に残せるようになるのです。

必要な物だけを持ち不要な物がない暮らしは、身軽で快適です。余計な物に惑わされずに生きられるため、生活が充実し、自分らしい生活を送れるでしょう。

プライバシーを守ることができる

長い人生、人に見られたくない日記や写真はありませんか?準備もなく死んでしまった場合、隠しておきたいプライバシーも遺族に見られてしまうことになります。

生前整理のメリットの1つが、見られたくないもの・知られたくないものを自分で処分できるということです。自分の目で確認しながら物の処分を決められるため、必要な物だけを残しておけます。

勿論なかには、「すぐに処分はしたくないけれど、死後見られたくない」という物もあるでしょう。このような場合はデータ化したり鍵の閉まる箱等に収めておく方法があります。事前に「死後はデータを見ずに破棄してくれ」「箱を開けずに破棄してくれ」と頼んでおけば、内容を他の人に知られることもないでしょう。

ついでに住み替えもアリ

大勢の家族と住んでいた家にそのまま暮らしている場合、現在の暮らしに合った間取りに引っ越すのもよいかもしれません。

生前整理と引っ越しを合わせて行うメリットはあるのでしょうか。

最適なサイズの部屋で暮らす

「家が広すぎる」と感じた時は、暮らしに合った大きさの部屋に引っ越してみてはいかがでしょうか。部屋数の多い家は住む人が多ければよいですが、一人世帯では不便に感じることの方が多くなります。間取りが少なくコンパクトな部屋に住み替えて、物の管理や掃除を容易にしましょう。

また、世帯サイズにあった部屋に移ることで、固定資産税も安くなります。節税できたぶんは生活費や趣味などに回せるので、生活にも余裕が生まれるのではないでしょうか。

老後の生活が便利な土地に引越す

年を取ると、病院や買い物の場所が近いほど便利です。高齢になると歩くのが困難になったり、疲れやすくなったりするでしょう。そんな時、行きたい場所や買い物する場所が近くにあれば、困ることはありません。特に病院が近ければ、何かあっても安心できるでしょう。

また、近くに「行ける場所」が多いほど、外に出るチャンスが増え、気楽に外出できます。高齢者の一人暮らしは家にこもりがちになり、社会との関わりが薄くなる傾向が顕著です。外出する気持ちやチャンスがあれば、老いても生き生きとした暮らしを送れるでしょう。

遺品整理の事前予約も可能

遺品整理の事前予約とは、孤独死を心配する本人が、業者と契約をして遺品整理に関する細かな項目を取りまとめておくことです。孤独死が心配される昨今では、このようなサービスを利用して、事前に死後の準備を行う人が増えています。

遺品整理の事前予約にはどんなメリットがあるのでしょうか。

子供に迷惑をかけずにすむ

遺品整理の事前予約をしておけば、死後の遺品の分別や処分について、迷うことなく進めていけます。残された子供が遺品について悩むまなくてすむので、その後の整理は淡々と進められるでしょう。

遺品整理とひとくちに行っても内容は多岐にわたり、身の回り品の分類から、動産・不動産の整理までと、かかる手間は想像以上に大きなものです。遺産を引き継ぐ子供はこれら全てを行わねばならず、経済的・精神的負担を強いられることになるでしょう。

ところが、こうした遺品整理を事前に予約しておけば、子供が負担を背負う必要はありません。自分が死んだ後、「誰も困ることはない」と思えれば、不安を感じずに暮らしていけるでしょう。

身寄りがない場合でも安心

高齢者の一人世帯には、全く身寄りがない人もいます。このような人にとっては、「突然死んでしまったら遺品や財産はどうなるのか」「誰が処分してくれるのか」ということは、気がかりな問題です。

ところが遺品整理の事前予約では、遺品に関することを細かく指定できます。残された家財道具の処分方法や決済方法まで決められるので、突然『その時』が来ても安心です。

自分の死後のことを全て段取りできるのは、「誰にも迷惑をかけたくない」と思っている人には、頼れるサービスとなるでしょう。

不要物から貴重品までの処分も対応

遺品整理の事前予約では、不用品や貴重品の取り扱いについても、業者ときちんと相談できます。不要な品物はその業者が引き取り・処分してくれるので、他の業者を介する必要がなく、手間もかかりません。

手間がかからないとはいえ、「遺品を適当に処理されてしまうのでは」と不安に思う人もいるでしょう。しかし、こうした遺品整理専門の業者には、『遺品整理士』が在籍しているはずです。遺品整理士はいわば遺品整理のプロなので、大切な品を適当に処分される心配はないでしょう。

貴重品・不要品は正しく選別され、必要があれば買取にも応じてくれます。処分について希望がある場合はその旨を伝えておくこともできるので、「遺品がどうなるか」という心配は軽減されるでしょう。

まとめ

高齢者の一人世帯では、誰もが孤独死してしまう恐れがあります。自分の死後に負担をかけたくない、身の回り品がどうなるか心配という人は、元気なうちに生前整理を行って、自分や残される家族の負担を軽くしておくことをおすすめします。

また、生前整理が間に合わない等の心配がある人は、あらかじめ業者に遺品整理の事前予約をしておくと安心です。

生前整理にせよ遺品整理の事前予約にせよ、自分が生きているうちに死後のことを段取りできるというメリットがあります。できれば早めにとりかかり、身辺をすっきりさせておきましょう。そうすれば、その後の不安が軽減し、快適な生活を送れるのではないでしょうか。

引越しで出た大量のゴミの処分について

引越し作業では大量のゴミが出る

引越し作業では大量のゴミが出ますが、まずはどんなゴミが出るのかを把握しておきましょう。

大型ゴミから細々とした不用品まで

大型ゴミであれば、タンスや食器棚、ソファーや机などがあります。ドライヤーや加湿器などの小型家電、お椀やガラス、金属類などの不燃ゴミに加え、エアコンやテレビ、冷蔵庫や洗濯機といった家電、資源ゴミもあるでしょう。

引越し先のスペースに置けない場合や、この際に新調するなどの理由で、引越しでは色々なタイプのゴミが出ます。これらのゴミは自治体によって処分の方法が異なりますので、余裕を持って処分をしなければなりません。

引越し後、荷解き中に出るゴミ

荷物の梱包に使った段ボールやビニール紐もそうですが、新たに購入した家電や棚などの包装に使われた緩衝材や包装など、引越し後にも大量のゴミが出ます。

自治体ごとにゴミの捨て方は違うため、引越し後に住む自治体ではゴミをどう処分するのかをあらかじめ確認しておきましょう。ゴミの処分に、その自治体に売られている特殊なゴミ袋を利用するケースもあります。

ゴミの回収日までは捨てられないので、どこにゴミを置いておくかの保管スペースも考えなければなりません。引越し後の回収日を確認してから、引越し日を決めることも考えた方が良さそうです。

ゴミの処分も引越しタスクに加えよう

引越しは新居探しや荷造りをはじめ、市役所や職場、登録サービスへの住所変更の手続きなど、様々な作業をしなければなりません。そんな中で「ゴミの処理は荷造りが終わった後にまとめてやればいい」と思っている人も多いようですが、それは間違いです。

最悪の場合、新居先に旧居からのゴミを一緒に持って行くような状況になりかねません。どうしてそのようなことになってしまうのか、その理由を解説します。

すぐに捨てられるわけではない

ゴミは袋に入れてゴミステーションに出せば良いというわけではありません。回収日が決められていますし、大量のゴミや粗大ゴミは事前に捨てるための手続きが必要です。

引越し当日に大量のゴミをゴミステーションに残していくといったことはできません。防犯面と衛生面で問題があるため前の住まいの近隣住民に迷惑がかかるだけでなく、ゴミによっては管理人や大家から処分費用を請求されることもあります。

引越し当日に大家や不動産会社から注意され、新居に持って行くことにもなりかねません。新しい新居をリフレッシュした気持ちで迎えるためにも、ゴミの処分は早めに済ませたいものです。

多額の費用がかかる場合も

ゴミの処分を遅らせていると多額の費用がかかるケースもあります。ゴミをまとめてみたものの引越し日までに回収がもう来ない場合、他の方法でゴミを処分しなければなりません。

回収業者に依頼して別口で回収してもらう場合は、業者に払う費用が発生します。粗大ゴミや家電の回収を業者経由で行うと、さらに高額の費用がかかるケースもあるようです。

また先述したように、前の住所に残していく場合は、粗大ゴミの回収を産業廃棄物として行うことになるので、普通に捨てるよりも高額な費用を請求されます。場合によっては連帯保証人に費用請求が行くこともあり、トラブルの原因にもなってしまうでしょう。

ゴミの処理方法の確認が重要

ゴミ処理の関係でトラブルにならないためにも、ゴミの処理方法を前もってきちんと確認しておきましょう。ゴミ出しのルールは自治体ごとによって異なりますので、住んでいる自治体のホームページや、転入届を出した時にもらえるパンフレットを確認する必要があります。

ゴミの分類

ゴミの分類は自治体によって異なりますが、おおよそは以下のようになります。

  • 可燃ゴミ…(生ゴミ、紙、衣類、枝葉、プラマークのないプラスチック類など)
  • 不燃ゴミ…(固いプラスチック、金属類、ガラス、瀬戸物類、小型の家電など)
  • 資源ゴミ…(ペットボトル、新聞紙、段ボールなど)
  • 粗大ゴミ…(ふとん、倚子、机、大型家具など)
  • 有害ゴミ…(蛍光灯、電球、電池、体温計など)
  • 家電…(パソコン、冷蔵庫、洗濯機など)

自治体によってはさらに細かく分類されていることがあります。自治体ごとに定められているゴミの分類が守られず、1つのゴミ袋に一緒くたにされていたり、ゴミの出し方が違うとゴミステーションから回収されず残ることになり、迷惑がかかります。

特に引っ越しの際には色々なゴミが出て、分類が不十分でゴミステーションから回収されないといったケースが多発します。ゴミの分類には十分気を配りましょう。

ゴミ出し日

自治体ごとに、ゴミの種類によってゴミを回収する日は決まっています。

家庭で出るゴミは可燃ゴミが最も多いので、週に2回ほど回収する自治体が多いようです。その次に不燃ゴミや有害ゴミで週に1回ほどになります。資源ゴミに関しては同じか、2週間に1回ほどの自治体もあります。ゴミ回収の頻度については自治体の人口やルールによっても異なるようです。

粗大ゴミと家電については、定期的に回収されることはありません。家電は『家電リサイクル法』という法律によって、家電量販店や回収メーカーに直接連絡して回収してもらう必要があります。

粗大ゴミの処分方法

粗大ゴミを自治体で回収する手順は次のように行います。

まずは、自治体ごとに設置している『粗大ゴミ受付センター』に連絡し、粗大ゴミを回収して欲しいことを伝えてください。この時、回収品目を伝えると、受付センター側から回収の日程と『粗大ゴミ回収券』の枚数を伝えられます。

粗大ゴミ回収券は、回収費用を支払ったという発行書のようなものです。粗大ゴミの大きさや種類によって必要な枚数は違うので注意してください。コンビニやホームセンターに売っているので、指定された枚数分を購入して、回収してもらいたい粗大ゴミに貼り付けます。

後は回収日の朝にゴミステーションに出せば完了です。回収日は短くて10日ほど先になる場合が多く、春などの引越シーズンは粗大ゴミ処分の予約が殺到し、処分が3週間以上先になることもあるため、十分な時間的余裕を持って処分を行いましょう。

家庭ゴミでも大量に捨てるときは注意

ゴミの分類や回収日を守っていてもトラブルに発展するケースがあります。それは、引越しやゴミ屋敷の掃除などで1度に大量のゴミが出る場合です。分類ができていてもゴミの量が多すぎる場合、回収してくれない可能性があります。

その場合は、ゴミ出しの前に手続きが必要です。ゴミが大量になるとあらかじめわかっている場合は、余裕を持って処分しましょう。

住んでいる自治体に相談が必要

回収業者はゴミステーションを回るルートが時間ごとに決まっていて、ゴミが多いからと言って2回に分けて運ぶようなことはありません。ゴミがあまりに大量にある場合は回収車に入りきらず、回収が見送られる可能性もあります。

引越しなどで明らかに大量のゴミを捨てる場合は、自治体に相談しましょう。許容内かどうかがわかりますし、自治体側であらかじめゴミが多いことがわかれば対策を取ってもらえることもあります。

燃えるゴミでも有料処分の可能性がある

大量にゴミが出る場合は回収方法が通常とは異なるので、処分が有料になる可能性があり注意が必要です。ゴミの重さによって料金を計算され、別途の業者による回収となります。

ゴミを大量に出す場合の注意点については各自治体のホームページに書いてあることも多いですが、実際の費用についてはゴミの量や種類によって違うため、連絡して見積もりを取ってもらうしかありません。期間に余裕があるのなら、ゴミステーションから何度かに小分けした方がお金はかからないのでお得です。

また、連絡をする場合は10日から2週間以上余裕をもって連絡するようにしましょう。

 

引越しは断捨離の絶好のチャンス

引越しは、要らない物を処分する絶好のチャンスです。引越しの際に押し入れの奥や部屋の隅に眠っている不要な物を一挙に処分してしまいましょう。

新居先で、心身共に新しい生活を始めるチャンスでもあります。

なんとなく取っておいた物を処分

持って行く物とそうでない物を仕分けする時に、今まで何となくで取っておいたものを処分してしまいましょう。すでに1年以上着ていない服や靴、キッチンに並んではいるけれど使った覚えのない調理器具、食器があるでしょう。

引越の運送代は物が少ない程に安上がりです。必要かどうかわからないものを、これを機に一気に処分してしまいましょう。

現状で邪魔にはなっていなくても、無ければスッキリするものです。物が多くて部屋がなかなか片付かないという人も、引越しを利用して片付けてみてはいかがでしょうか。

心機一転リセットできる

引越は今まで止めようと思いながらも続けていた悪習を断ち切るチャンスでもあります。

古い家の物をなるべく捨てていくことで、新鮮な気持ちで暮らしを再スタートもできるでしょう。

物が少ない状態ですっきした空間で、はじめからレイアウトを決められます。自分が過ごしやすい部屋を再設計で切るので、旧居での反省を活かし、より便利に生活できるような家具などの配置を考えていきましょう。