ゴミ屋敷について考えてみよう

昨今、社会問題になっているゴミ屋敷。 ゴミの価値観は人それぞれです。そのため、しばしば近隣住民や自治体とトラブルになるケースが見受けられます。 以前は一軒家が多かったゴミ屋敷も、最近ではアパートやマンションの一室がゴミ屋敷になっていることも多いため、表面化しづらくなっています。ひどい場合は、自治体により【強制代執行】が行われることもあります。

ゴミ屋敷のリスク

主なリスクは3つです。
  1. 火災
  2. 害虫
  3. 悪臭

①火災

火災の原因として考えられるものはいくつかあります。ゴミ屋敷はさまざまなゴミが大量にあるので燃え広がりやすく、近隣住民の脅威となります。 ・放火 ・スプレー缶類による爆発 ・トラッキング(コンセントにホコリがたまって発火する現象)

②害虫

ゴキブリやハエ、ダニ、ネズミなどの害虫が発生し、さらに不衛生な環境を生み出します。害虫被害は近隣住民の健康を害するリスクが高くなるため、早急な対策が求められます。

③悪臭

ゴミ屋敷は残飯や汚物、生ゴミがそのままになっているので、悪臭や腐敗臭を放ちます。窓付近までゴミが溢れていると、窓を開けられないので換気できなくなります。こういった悪臭はカーテンなどの布製品にも付着するため、ゴミを撤去しただけでは消えないことが多いです。

解決策:業者に依頼する

ゴミ屋敷を清掃してくれる専門業者や、ハウスクリーニング業者を探すことがゴミ屋敷解決の第一歩です。 そもそも一人でゴミを片付けられないからゴミ屋敷になってしまうのです。業者に依頼するのが一番早く問題を解決する方法です。

業者に依頼するメリット

・近隣住民の不安を解消できる。 ・健康的な生活を送ることができる。 ・ムダな買い物をしなくなる。 ・失くした物が見つかることがある。 ゴミ屋敷の住人はすでに所有しているにも関わらず、同じものを購入する傾向があります。それは、ゴミの中から探し出すのが面倒だからです。 業者に清掃を依頼すると通帳や印鑑、お金が見つかることも多く、メリットの一つといえるでしょう。

清掃の代表的な工程

①ゴミの分別

必要な物なのか不要な物なのかを確認しながら分別します。捨てる物については可燃・不燃などの分別を行います。

②リサイクル可能な不用品の整理

不要であっても買い取り可能な家電や家具は、業者が買い取ってくれます。(業者による)

③回収&処分

分別したゴミを戸外へ搬出します。ゴミは適切に処分されます。

④害虫駆除&清掃

原状回復のため徹底的に清掃します。特に悪臭の元になりやすいトイレや浴室、キッチンは念入りに行われます。

悪徳業者の特徴

・見積りに不明瞭な点が多い。 ・ゴミを適切に処分するための行政許可を受けていない。 ・リサイクル可能品を買い取る際に必要な古物商許可を得ていない。 ・ゴミを分別しない。(不法投棄の恐れあり)

見積りをとる

必ず複数の業者から見積りをもらいましょう。 料金の安さだけに注目すると、思わぬトラブルに巻き込まれます。 行政の許可を受けていない業者や、ゴミを分別しない業者は不法投棄を行う場合があり注意が必要です。不法投棄した業者だけでなく、処分を依頼した側にも罰則が与えられるからです。 見積りを見て不明瞭な点を見つけたら、必ず確認するようにしてください。 また通常のゴミ屋敷を清掃するのか、遺品整理を兼ねた清掃なのかもハッキリと伝える必要があります。

まとめ

ゴミ屋敷の清掃は時間がかかります。 特に遺品整理を兼ねている場合は、「保管するのか 廃棄するのか」の判断を依頼主に細かく求めることになるでしょう。 しかし、どれだけ時間がかかってもプロである業者に依頼すれば、必ず解決します。 住人はもちろん、近隣住民のためにも早急にゴミ屋敷問題を解決させましょう。          

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